ロバの耳
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最新の絵日記ダイジェスト
2006/08/15 夏休みV
2006/08/14 お盆
2006/08/09 おとぎばなし
2006/07/30 殺しの儀式
2006/07/28 大雨と長靴

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2005/07/20(水) 花・百日紅

 百日紅ややちりがての小野寺 与謝蕪村

 さるすべり寺中おほかた見えにけり 炭太祇

 散れば咲き散れば咲きして百日紅 加賀千代女

 炎天の地上花あり百日紅 高浜虚子

 洗ふたび赤子あたらし百日紅 松本ヤチヨ

 死にたがりのすぐには死なず百日紅 寺井谷子

 百日紅ごくごく水を呑むばかり 石田波郷

2005/07/19(火) 花・今年もなぞの花
 この日記の不便な点は画像を一点しか表示できないところ。

 本当は19日の日記はつけなかったのですが、画像を載せるために利用します。

 今年も咲いています。名前のわからぬ謎の花が。
 しかも昨年より着実に勢力を伸ばしています。やはり雑草っぽいですね。

2005/07/18(月) 私事・ニュースなこと
 バレーの試合関係で仙台に来ていたNEWSのメンバーが酒を飲んで謹慎処分。
 大学の新歓コンパでは未成年に酒を飲ませるなど当たり前の光景のはずですが、社会的責任の重さの違いでしょうか。

 そのバレーの警備にもバイト先の会社は警備員を派遣していて、彼らを目当てに押し寄せるファンの人にボコボコにされたという誘導員もいます。

 朝の七時から試合が終わるまで(午後九時過ぎ)の警備だそうで、駆り出されずにすんでいる私は幸せ者です。


 今年の春までずっと通っていた釜房湖で母子の無理心中(?)死体が発見されました。

 テレビに映し出されていた場所が、事務所わきの駐車場で、「あー、ここにずっと車を停めていたんだよなぁ」などと思ったりしました。

 今、通っている舗装現場もすぐ近くなんです。先日も通ったばかり。これまでもあちこちのダムで死体があがった話は聞いていたけれど、ついに釜房湖もか……。(仙台市の水瓶なのに)

 いずれ釣り好きの友人を釣りに誘おうかとも考えていたのですが、もう来てくれなさそうです。


 ラジオ名人寄席の再放送が火曜日だけになってしまいました。かなりショック。

 昔は月から木で、それが月・火だけになり、さらに火曜日だけに。いくら放送されたって、アラビア語まで覚えようなんて気にはならないぞ〜。

 明日は柳好の「大工調べ」。聞けるかな。

2005/07/17(日) 本・「オックスフォード運河の殺人」コリン・デクスター/大庭忠男訳
 モース警部シリーズの中でも特に好きな話の一つ。

 胃潰瘍で入院した警部が、たまたま同室になった死亡患者の書いた「オックスフォード運河の殺人」という1859年に起きた殺人事件を書いた研究書を読み、その真相に疑問を持って、ベッドの上で再捜査をするという話。歴史ミステリの代表作とされている「時の娘」のパターンですね。日本でも高木彬光が「成吉思汗の秘密」で神津京介にやらせています。

 この話でも、モースは若い美女たちにもてもてです。看護婦さんんや見舞客の女性など。(最後にはちょっとみじめな思いをするのですが)ドラマ版だとモースの助手役は若い男性刑事でしたが、小説だと女性です。しかもこれまた若くて美人。もちろん、ルイスも活躍しますけれど。

 英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作です。

2005/07/16(土) ドラマ・「女王の教室」
 日テレで土曜の九時からやっている「女王の教室」が意外に面白いです。

 鬼のように厳しく冷たい性格の女教師・阿久津真矢と、6年3組の生徒たちの一年間の戦いの物語……だそうなのですが、阿久津真矢は単なる体罰系鬼教師ではありません。生徒たちの弱みを握り、それを利用し、徹底的に自分に従わせようとする完全な策士です。生徒たちは彼女の謀略にかかって友人間での裏切りや猜疑心などを煽られます。

 しかし、見ていると不思議と阿久津真矢に対する憎しみは湧いてこないのですね。子供たちは可哀想だけれど、彼女の言動はかなりの真実をついている。彼女にいいように踊らされる子供たちの反応は、人間の本質的なもろさ、弱さを露呈するもので、それを冷酷に暴いていく彼女の行動は、見ていて小気味よくすらある。
 そしてその彼女に反抗し、目をつけられ、徹底的にいびられる主人公の少女と男の子。彼らは他の生徒たちよりも実は人間というものを真矢から多く学んでいる気がします。

 冷酷で悪魔のような教師を演じるのは天海祐希。容姿も綺麗で全てのことをパーフェクトにこなし、奸計を用いて生徒たちを陥れていくこの役はぴったりです。
 一方の彼女に反発し、明るくまっすぐに理想論を信じているようなタイプの主人公の少女・神田和美を演じるのは志田未来。目がきょろっと大きく可愛い子です。その相棒的おちゃらけ少年・真鍋由介は松川奈瑠輝。彼はちょっと演技がわざとらしいかな。クールで唯一真矢の脅しに屈しない進藤ひかる(某漫画のキャラと同名だ)は福田真由子。日本人形のような恐さのある子です。(それにしても役名より本名のほうが凝っているという、今の日本の子供たちって……)

 一年後、このクラスの生徒たちが、真矢の指導の元、どういう成長を見せて卒業を迎えるのか。楽しみです。

2005/07/15(金) DVD・「デモンズキラー」監督/ランベルト・バーヴァ

1987年 イタリア
出演
セレナ・グランディ
カール・ジニー『デモンズ』『グレイブヤード』
ダリア・ニコルディ『フェノミナ』『サスペリア2』
ジョージ・イーストマン

「売り上げNo,1を誇る男性誌『PUSSYCAT』のグラビアを飾った女性モデルが殺害される事件が発生した。彼女たちの惨殺死体は写真におさめられ、雑誌オーナーのグロリアのもとに送りつけられた。ローマ市警は、捜査を開始するが、容疑者を絞り込めずにいた。そんな中、第二の殺人が発生した。被害者は、またしても『PUSSYCAT』でモデルを務めた女性だった。その後も猟奇的犯行は止むことはなかった。殺害された無残な姿は写真に撮影されグロリアのもとに送り続けられた。異常な連続殺人犯は、いったい誰なのか? 完璧なプロポーションで世界の男性を虜にした絶世の美女セレーナの代表作としても知られ、『デモンズ』シリーズで、その名をホラー映画界に響かせたランベルト・バーヴァ監督が正統派ジャッロ映画に回帰した傑作としても知られる。」(タキ・コーポレーションより)

 イタリア女性の綺麗なヌードがたくさん見られました。眼福、眼福。
 で、それだけの映画なのかと思いきや、意外に犯人がわかりません。映像もチープっぽくなりそうでならない。殺害方法も凝っていますし、一見無意味に見える被害者女性たちへの特殊メイクも後でちゃんと意味がわかるようになっています。
 赤や青の原色ライトを当てるのが、どこかアルジェントっぽいのですが、イタリアホラーの常套手段なのかもしれません。これからはアルジェント以外にも少しチェックしてみようかと思います。

 余談ですが、出演しているダリア・ニコルディはアルジェント監督の奥様。二人の間に出来た娘・アーシアも女優で映画監督なのだそうです。(追記─とっくのとうに離婚しているらしい)

2005/07/14(木) 漫画・「アタゴオルは猫の森ABC」ますむらひろし
 お給料入ったので3冊まとめて買いました。全巻を一気にそろえられないところが悲しいところ。

 やはり、今回のシリーズは初期の色合いが強いです。意識してそうしているのかもしれません。ギルバルスは再び出てきましたし、唐揚げ床屋とぷく松翁もでてくるし、なんとフーコちゃんが再登場! フーコちゃんはアタゴオルでは最も初期の女性キャラです。(ツキミ姫と見わけがつかないけれど)このぶんだとタクマの再登場もあるかも……。

 その代わり新キャラも。鉱物を操る少年・時王がそうですが、話が進むと特殊能力を持つ新キャラを登場させるというパターンはあまり好きではありません。(と、彼は別漫画の主人公だったのだそうで……。新キャラとは言い切れないか)

 ところでこの3冊中、一番好きな話は三巻に収録されている「嵐ノ中ニ居マス」。歌がうまくて水占いをするテマリちゃんが主人公の話です。アタゴオルの数少ない女性キャラの中では、唯一感情を激しく見せるキャラ。いつもヒデヨシといがみあっています。
 その彼女が自分の将来について、このまま占いの道に進むか、音楽の道に進むか悩みます。
 ラストに感動しました。未来に悩む十代の少年少女たちにはぜひ読んで何かを感じて欲しい。

2005/07/13(水) 本・「ジェリコ街の女」コリン・デクスター/大庭忠男訳
 文体修正のために読み直しました。デクスターのように読みやすくて面白くて魅力的な文章が書けるようになりたい。そのためなら悪魔に魂を売っても良いのに。

「モース警部がジェリコ街に住む女アンに出会ったのは、あるパーティの席上だった。すっかり意気投合した二人は再会を約すが、数ヶ月後、彼女は自宅で首吊り自殺を遂げた。はたして本当に自殺なのか? モースにはどうしても納得がいかなかった。やがてアンの家の近所で殺人事件が起こるにおよび、モースの頭脳はめまぐるしく動き始めた。前作に続き、英国推理作家協会賞シルヴァー・ダガー賞を連続受賞した傑作本格ミステリ」(カバー裏より)

 ストーリーはもちろん、デクスターのモース・シリーズはどれも面白いので、時々読み直しています。

 この話の中で好きなシーンは、やはり冒頭のパーティのシーン。モースとアンのやりとりですね。モースは女性をくどくのが上手です。アンも若いイケメンを「退屈な男」と称して、モースの内面的魅力に惹かれるとは、男を見る目があります。二人の運命がすれ違ってしまったのは残念です。でも、そうならないと物語が始まりませんが。

 それから、モースの相棒的存在であるルイスの登場シーンも凄く好きです。有能ではあるが変人で、とても扱いずらい上司であるモース。しかし、ルイスはそんな彼にとても惹かれてもいる。そんなモースから「ルイス、おまえが必要だ」と言われてひっぱり出される喜び。
 彼の奥さんもわがことのように夫の喜びを共有しますが、これは読者の視点でもあると思います。天才モースが凡人ではありますが誠実なルイスを必要とし、ルイスが無邪気にそれを喜ぶところに読者も喜ぶ。「ホームズにワトスンあり」の王道ではあるんですけれども。

 最後に一つだけ不満を言えば、この物語ではモースが事件の一部となってしまっている点です。個人的な好みを言うと、このパターンはあまり好きではありません。やはり探偵は傍観者の位置にいてほしいものです。
 でも、それでもとても面白く読めてしまうのですが。

2005/07/12(火) 映画・「スターウォーズEP3-シスの復讐-」監督/ジョージ・ルーカス
 観てきました。SW完結編。ちゃんとEP4に繋がる終わり方をしていました。当たり前ですが。

「オビ=ワンとの師弟関係に決定的な誤解が生じ、パルパティーンの強大な力に誘惑されるアナキンは、次第に暗黒面への力を帯びてゆく。そんなアナキンに不安を抱き苦悩するパドメは、双子の兄弟を出産する。
 オビ=ワンとの壮絶な闘い“家族の絆”に悩み苦しむアナキンに絶望的な悲劇の幕が下りる!
 オープニングのバトルシーンから始まり、アナキンVSドゥークー伯爵、オビ=ワンVSグリーバス将軍、ヨーダVSダース・シディアス、そしてダークサイドに堕ちたアナキンVSメース・ウィンドウ・・・息もつかせぬ死闘の連続の中、ついにシリーズに終止符が打たれる!そして全ての謎が明らかになる!」
(ForteTOHO7より)

 オビワン・ケノービのどことなく三枚目なところが良いです。アナキンがダークサイドに落ちてしまったのは、やはり彼の不手際か。わかっていたとはいえ、このラストにはEP6が見たくなりました。EP4、5は最近、特別編をテレビでもやりましたから、続けてやってくれないでしょうか。

 CGの発達のおかげで、前三部作よりはずっと派手な感じにはなりました。冒頭の宇宙での艦隊戦の中を飛び回るファイターのシーンのような、あんなシーンをミニチュアで撮影するのはほとんど不可能でしょうね。でも、CGって、やっぱりちょっと実写というよりアニメっぽいです。

 アナキンはルークより遙かにカッコイイですが、ずいぶんと簡単にダークサイドに転んだ印象があります。そのための伏線はずっと貼ってきたわけですけれど。

 それからヒロインのナタリー・ポートマン(いうまでもなくレオンに出てくるマチルダだ!)ですが、画面に大写しにされるシーンで何度も既視感を覚えました。なんでだろうと考えて、ようやく、「そうか、この人、オードリー・ヘップバーンに似てるんだ」と思い当たりました。
 ……私の人の顔を見る目はちょっとおかしいんでしょうか?

2005/07/11(月) 花・サボテン、フリージア、ひまわり
 本当は気の利いた句でも一緒に載せようかと思ったのですが……。

 どなたかサボテンやフリージアを詠んだ良い句を知っていたら教えてください。

7月絵日記の続き


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