ロバの耳
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2005/07/29(金) DVD・「サスペリア」監督/ダリオ・アルジェント
 ようやく見る時間が作れました。本編と、映像特典。ホラーものの映画の、出演者インタビュー(特に被害者役)とか制作秘話というのは、聞いてしまうとちょっと興ざめではあるのですが。

 サスペリアはアルジェント監督の撮る「魔女三部作」の第1弾と言われています。(第2弾は「インフェルノ」、3弾は未撮影)ですから、謎解きや犯人の意外性などに重点は置かれていません。(それでもアルジェントの作り方はホラーというよりも謎解きスリラーっぽいのですが)

 ダンス学校に入学したスージー・パニオンが到着したその日、学校では恐ろしい惨劇が起こります。「秘密」「青いアイリス」という言葉をつぶやいていた少女とその友人が惨殺されたのです。少女と友人関係にあったサラは、この惨劇にはこの学校の創設者である魔女が関係しているに違いないとスージーに語ります。しかし、そのスージーも殺人者の罠に。果たしてこの学校に潜む謎とは?

 アルジェント監督の制作秘話などを聞いてみると、自分がこの作品に対して惹かれる部分というのは、監督が実験と工夫によって狙っていた効果であったことがわかりました。つまり、赤・青・緑の、光の三原色の強調です。彼はその映像効果を生み出すために、様々な苦労をしたのでした。それが見事に成功したからこそ、私だけでなく、この二十数年前の作品が未だに評価されているのでしょう。
 映像だけでなく、特殊メイクやゴブリンの演奏する音楽も、クリエイターたちの密度の濃い創意工夫によって、見事に時代を超えていると思います。

 ところで映像特典のオリジナルCMが、日本の後出映画で似たようなジャンルにあるともいえる「悪霊島」のCMとそっくりでした。これは「悪霊島」がぱくったのか、それとも昔の映画のCMというのはみんなこういう感じで作られたのか。ちょっと気になるところです。


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