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2005/07/27(水)
テレビ・「その時歴史が動いた〜戦艦大和の悲劇」
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小学校の低学年の頃、周囲で軍事兵器ブームがありまして、私も大和を好きになりました。小二の時のクリスマスプレゼントが大和のプラモデルだったことを覚えています。その後、本を買ったり、巨大スケールの大和を買ってもらったりと、かなり大和熱が激しくなりました。
大和が好きだった理由はいわば「巨人・大鵬・卵焼き」みたいなもので、戦艦の中では最強と謳われていたからでしたが、実際はろくな活躍もせず、ガソリンばかりくうので停泊させられ、高級ホテルなみの宿泊設備があったことから「大和ホテル」と陰口を叩かれるだけの存在でした。
「その時歴史が動いた」で戦後六十年特集として大和が取り上げられたので見てみました。番組欄には「幻の設計図が明かす脅威の技術」などと書いてあったので何か知られざる新事実でも、と期待していましたが、紹介された情報は既知のものばかりでした。
そういえば、角川で大和をテーマにした映画を撮るとかいう話を聴きましたが、大和は活躍していないのですから、いったいどう見せるつもりなのか。戦争活劇映画としてはフラストレーションがたまるばかりだろうし、反戦を訴えるというお堅いテーマなら別に実物大スケールの大和など作る必要はない気がしますが。今年の春に広島の呉に出来た大和ミュージアムには十分の一スケールの大和が飾られているそうです。個人的にはこういう企画はどうも中途半端に思えて仕方がありません。
いっそのこと原寸大の大和をできるだけ忠実に再現して、そこに宿泊料を取って客を泊める、まさに「大和ホテル」を建設するというお馬鹿さんが現れてくれないかと思っています。 艦橋からの展望は最高! 四十六センチ砲が実際に火を吹く「空砲ショー」 等々、けっこう客が呼べると思うのですが。
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