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2005/07/17(日)
本・「オックスフォード運河の殺人」コリン・デクスター/大庭忠男訳
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モース警部シリーズの中でも特に好きな話の一つ。
胃潰瘍で入院した警部が、たまたま同室になった死亡患者の書いた「オックスフォード運河の殺人」という1859年に起きた殺人事件を書いた研究書を読み、その真相に疑問を持って、ベッドの上で再捜査をするという話。歴史ミステリの代表作とされている「時の娘」のパターンですね。日本でも高木彬光が「成吉思汗の秘密」で神津京介にやらせています。
この話でも、モースは若い美女たちにもてもてです。看護婦さんんや見舞客の女性など。(最後にはちょっとみじめな思いをするのですが)ドラマ版だとモースの助手役は若い男性刑事でしたが、小説だと女性です。しかもこれまた若くて美人。もちろん、ルイスも活躍しますけれど。
英国推理作家協会賞ゴールド・ダガー賞受賞作です。
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