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2005/07/31(日)
DVD・「DEEP RED(profondo rosso)」監督/ダリオ・アルジェント
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(以下、商品についてのネタばらしあります。ご注意ください)
「サスペリア」の前の作品なのですが、日本公開時に「サスペリアU」として紹介されました。ゆえに「サスペリア アルティメット・コレクション」に含まれたようです。でも、本作は「サスペリア」とはかなり印象の違うノーマルなスリラー映画である気がします。二本とも、昔はえらく恐くてドキドキしながら見たのですが、恐怖感が薄れてしまった今はちょっと退屈してしまう面も。二本のうち、私の好みはこちら。
テレパシストを招いた講演会で、そのテレパシストが殺人者の思考を読みとってしまいます。その夜、彼女は惨殺され、現場に居合わせた主人公のマークは、現場に飾られていた絵のうちの一枚が消えているような気がすると警察に訴えます。それが過去の惨劇を現代に呼びさます、連続殺人事件の始まりでした。
文章で読者にそうと悟られないように犯人を示唆する伏線を盛り込むことはよくありますが、それを映像で行ったかなり冒険的な作品。今はビデオやDVDがありますから手軽に確認ができますが、公開当時は大胆すぎて、観客にその凄さが伝わったかのどうか。まぁ、謳い文句では「伝説的映像トリック」と賞賛していますが。
ところで触ると体温に反応して絵が浮かび上がるというBOXの「仕掛け」ですが、ここのところの蒸し暑さで勝手に浮かびあがっています。箱全体をまんべんなく触るというのはなかなか難しいので、この方が楽でいいですね。どのくらいの温度で浮かぶのか知りませんが、届けられた時にすでに浮かんでいたという方もいたらしいです。それはちょっとお気の毒かな。
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