ロバの耳
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2005/06/23(木) 漫画・高橋葉介のこと
 昨日、ますむらひろしを出したので、今日はもう1人、昔から好きだった漫画家さんを紹介します。高橋葉介です。

 高橋葉介を初めて知ったのは「リュウ」という雑誌で。この「リュウ」という雑誌を買ったのはリニューアルする前後の数冊だけだったのですが、高橋葉介の「夢幻紳士」、あさりよしとおの「中空知防衛軍」、藤原カムイの「H2O」などが掲載されていて、良く考えるといまだに好きな漫画家さんと出会った雑誌ということになります。

 高橋葉介は今も「夢幻紳士」を連載し続けていますが(確かミステリマガジンで)、最初期の絵柄は大変に繊細で独特でおどろおどろしくて、好きでした。女の子も可愛いですしね。
 最近の幻想編は、実はチェックしていません。最後に読んだのは少年チャンピオンに連載されていた「黒衣」です。

 個人的にもっとも好きな作品は「クレイジー・ピエロ」。昭和56年掲載の作品だそうですからかなり前ですね。
 戦争で荒廃し、軍属がはばを利かせている世界に「クレイジー・ピエロ」と呼ばれる救世主が現れ、横暴な軍人を次々に惨殺していくという話なのですが、ピエロは単なる救世主ではありません。たった1人の少女を救うために死体の山を築き、あげくの果てには少女を救えないという、見方によって神にも悪魔にも、救世主にも殺人鬼にもなる存在です。
 高橋葉介は絵はいいのですが、どうもストーリー面がイマイチという作品が多くて、その中で徹頭徹尾シビア路線で通したこの作品が一番まとまっている気がします。

 余談ですが、吾妻ひでおが「うつうつひでお日記」の中で、昔、高橋葉介に「葉介さんはメジャーにならない」と言ったことを謝っていました。高橋葉介は少年チャンピオンに連載していた「学校の怪談」で吾妻漫画のネタを結構使っています。仲が良いのでしょうか。
 


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