ロバの耳
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2006/08/14 お盆
2006/08/09 おとぎばなし
2006/07/30 殺しの儀式
2006/07/28 大雨と長靴

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2005/06/30(木) 俳句・紫陽花
 庭に額紫陽花が咲きました。

 と、言っても、花は中央の小さな丸い部分。花びらのようなものはガクなのだそうです。

水鏡してあじさいのけふの色 上田五千石

紫陽花はおもたからずや水の上 富沢赤黄男


2005/06/29(水) 私事・さくらんぼ
 今夜の食卓に、サクランボが上りました。

 別に大好物、というわけでもないんですけれど、その可愛い姿にはちょっと惹かれてしまいます。子供の頃は二つ繋がっているのを選んで食べたりしました。

 サクランボって、凄く高いんです。小さくて高いので、「赤いダイヤ」とも呼ばれているようです。小さくて高いから、泥棒も少ない労力で得る物が大きいわけです。今年も山形県では被害が出ています。

 しかし、うちの食卓に登場するサクランボはそんなたいしたものではないだろう……と思い、
「いくらだったの?」
 と聞いてみると、
「298円」
「じゃ、佐藤錦じゃないよね」
「佐藤錦よ」
「え? どこ産? 山形産?」
「そう。山形産」
 ……。
 一パック298円は、どう考えても何かが間違っています。
 それとも、まさかとは思いますが……盗品がスーパーに出回っている?

2005/06/28(火) 落語・「ねずみ」三代目桂三木助
 ご当地が舞台の落語です。
 あらすじは以前も紹介したので、簡単に。

「仙台の旅館、虎屋を乗っ取られてしまった鼠屋の主人。息子が客として引いてきた左甚五郎が彫り上げた〈動く鼠〉のおかげで鼠屋は大繁盛。虎屋を乗っ取った番頭も対抗して虎を掘って貰います」

 考えてみれば番頭の方も気の毒な気がします。知らない事とは言え、恋人であった女中頭を旦那にとられてしまったのですから。宿を乗っ取ったのも、一種の復讐劇なんですね。

 三代目はもちろん生では見たことないですが、四代目はあります。四代目では「湯屋番」を見ました。はまるほどではありませんでしたが、自ら死ぬことは無かった気がします。

2005/06/27(月) 野球・'98夏の甲子園
 いくら考えても俳句はできないし、閑をもてあまして本棚にあった「ドキュメント横浜vsPL学園」を読み出したら、朝日新聞社が出している「'98夏の甲子園」のビデオまで見てしまいました。

 この年の甲子園は第八十回の記念大会で、まるで野球漫画みたいな展開が続いたので、雑誌とかいろいろ買ってしまったのです。今、プロ野球をにぎわしているいわゆる「松坂世代」がしのぎを削った夏でした。

 横浜vsPLはまるで物語のような因縁対決でもありました。両者は春の選抜の時もぶつかって、横浜が劇的な逆転勝ちをおさめていたのです。PLにとってはまさにリベンジの機会でした。

 突き放しては追いつき、突き放しては追いつきと延長十七回まで執拗に横浜を苦しめたPL。その時のPLのキャプテンが楽天GEに入団した平石です。
 その次の明徳義塾戦では松坂は先発できず、明徳は八回までで6対0で横浜をリードしいたのです。それが逆転されてその場に崩れ落ちたナインたちの姿は今見てもなんともいえません。その時のエース寺本は現在ロッテの外野手です。
 そしてしめくくりの決勝戦では京都成章に対してノーヒットノーラン。記念大会にふさわしい、できすぎともいえる大会でした。

 横浜戦以外でも劇的な勝負が数多くあった大会でした。この時の大会に出て、現在プロで活躍している選手の名をあげていけばきりがありません。
 最近ではロッテに入団して勝利を重ねている久保投手。彼は春の準優勝高、関大一のエースでした。夏は明徳義塾にワンサイドをやられましたが。

 全ての出場校高が「打倒・松坂」を唱えていたこの年の夏。それがもう七年も前のことになるのですね。

 今年もすでに沖縄、北海道では予選が始まりました。地元宮城の予選大会の開幕も間近です。
 ちばあきおさんの「プレイボール」のアニメももうすぐ開始。野球に関しては暑い夏になってほしいですね。

2005/06/26(日) 私事・書籍大量購入
 一月ばかり本をなるだけ買わないようにしていた不満がバクハツ、新刊やら気になっていた本やらをAmazonで大量に注文してしまいました。

・オリンポスのポロン(1)(2)吾妻ひでお
 ハヤカワで文庫で復刊されたとの知らせを受けて。
 アニメにまでなった作品ですが、実はまだ一度も読んだことがありません。

・銭形平次捕物控(11) (12)野村胡堂
 5月から発刊されていたのですけど、これまで我慢してました。
 7月から再び始まるドラマも楽しみ。

・Dreams(41) 川三番地/七三太郎
 読み始めると途中で切れなくなるんですよ、野球漫画って。
 前の方の巻はとっくに古本屋に売却してしまっています。

・日露戦争物語 第16巻―天気晴朗ナレドモ浪高シ 江川達也(16)
 黄海海戦もいよいよ終盤かな?
 日本の勝利、とされているこの海戦をどう決着してみせるのか楽しみです。

・アタゴオルは猫の森(1) ますむらひろし
 絵柄が変わったので敬遠していたますむらひろしですけれど、他の人の評価がわりと高めなんです。
 とりあえず一冊読んでみて、揃えるかどうするか決めようと思っています。

・おれはキャプテン(8) コージィ城倉
 これも野球漫画。いよいよ高校生編突入です。
 今一番、出るのが楽しみな漫画になっています。

・苺ましまろ(4) ばらスィー
 月刊連載なので出るペースが遅いんですよね。
 3巻でちょっとギャグのキレが甘くなってきたような気もしたのですが、もう少し様子を見ます。明らかにキャラ萌えして読むべき作品なのでしょうが、私はそれだけではダメなんです。

・特務咆哮艦ユミハリ(1) 富沢ひとし
 待望の富沢ひとしの新刊。幻冬社コミックスって発行部数が少ないらしく、この本だけやたら配送時期が遅くなってます。
 どんな話なんだろう?と、今から不安と期待でわくわく。

 しめて6千円弱。本当はもっと手を出したい本とか漫画もあるんですけれどね。ミステリの方とかも。夏場に稼いだら買ってやるーとか思っています。

2005/06/25(土) 映画・スターウォーズについて
 EP3の先行上映がいよいよ始まりました。
 それほど楽しみにしているわけでもないのですけれど。

 大ファンの友人は楽しみにしているようです。特に、史上最長と言われる剣戟シーンを。私はスターウォーズというとやはり艦隊戦のシーンとか、スピーディーなポッドレースのシーンなどが好きなのですが、友人はそれよりなにより剣戟至上主義です。人の好みはそれぞれですね。プラス友人は渋いおじさん俳優好みなので、ドゥークー伯爵の活躍(?)も楽しみにしているようです。……ホント、人の好みはそれぞれですね。

 すでにEP3の字幕つき海賊版も出回っているようで、友人はその海賊版を知人から貸してあげると言われたそうですが、断ったそうです。映画を観に行くと海賊版撲滅キャンペーンのCMが流れていてこれがけっこううざいのですが、個人的には見たい映画で映画館で見られるものは映画館で見る主義なので海賊版DVDを見たいとは思いません。

 まぁ、巨額のお金が動くスターウォーズ産業に便乗して非合法な手段でもお金を稼ぎたいという気持ちはわからないでもないですし、それを非合法と知りつつ見たいと思う気持ちもわからないでもないですけれど。

2005/06/24(金) 私事・貯金箱
 100円ショップで購入した、缶タイプの貯金箱。
 500円ずつ入れていって、いっぱいまで貯めると10万円になるという、よくあるあれです。
 開けました。

 もともとこれは母親のボランティアの手伝いで送り迎えをしていて、その車代として500円ずつもらっていたのを貯金していたのでした。
 それが定年になった父親の退職で自分が送り迎えをする必要がなくなってからは、一月に一枚、入れるか入れないかのペースに落ちていました。それで金欠状態でもあるし、どうせもう入れないだろうと開けることにしたのです。

 貯金を始めたのは7年前。
 7年間で貯まった500円玉は85枚。
 もう少しあるかと思っていたのでちょっと残念です。

2005/06/23(木) 漫画・高橋葉介のこと
 昨日、ますむらひろしを出したので、今日はもう1人、昔から好きだった漫画家さんを紹介します。高橋葉介です。

 高橋葉介を初めて知ったのは「リュウ」という雑誌で。この「リュウ」という雑誌を買ったのはリニューアルする前後の数冊だけだったのですが、高橋葉介の「夢幻紳士」、あさりよしとおの「中空知防衛軍」、藤原カムイの「H2O」などが掲載されていて、良く考えるといまだに好きな漫画家さんと出会った雑誌ということになります。

 高橋葉介は今も「夢幻紳士」を連載し続けていますが(確かミステリマガジンで)、最初期の絵柄は大変に繊細で独特でおどろおどろしくて、好きでした。女の子も可愛いですしね。
 最近の幻想編は、実はチェックしていません。最後に読んだのは少年チャンピオンに連載されていた「黒衣」です。

 個人的にもっとも好きな作品は「クレイジー・ピエロ」。昭和56年掲載の作品だそうですからかなり前ですね。
 戦争で荒廃し、軍属がはばを利かせている世界に「クレイジー・ピエロ」と呼ばれる救世主が現れ、横暴な軍人を次々に惨殺していくという話なのですが、ピエロは単なる救世主ではありません。たった1人の少女を救うために死体の山を築き、あげくの果てには少女を救えないという、見方によって神にも悪魔にも、救世主にも殺人鬼にもなる存在です。
 高橋葉介は絵はいいのですが、どうもストーリー面がイマイチという作品が多くて、その中で徹頭徹尾シビア路線で通したこの作品が一番まとまっている気がします。

 余談ですが、吾妻ひでおが「うつうつひでお日記」の中で、昔、高橋葉介に「葉介さんはメジャーにならない」と言ったことを謝っていました。高橋葉介は少年チャンピオンに連載していた「学校の怪談」で吾妻漫画のネタを結構使っています。仲が良いのでしょうか。
 

2005/06/22(水) 漫画・「アタゴオル玉手箱」ますむらひろし
 新しく読む漫画もないので本棚を眺め回し、「アタゴオル玉手箱」を引っ張り出しました。最近出た文庫版ではなく、MOEコミックス版です。

 ますむらひろし好きな漫画家の一人だったのですが、絵柄がちょっと好みからはずれてきてしまったので、最近は読んでいません。最後に読んだ作品は「アンダルシア姫」と「アタゴオル」です。もう十年近く前になるんですね。

 「アタゴオル玉手箱」は一番絵柄が好きだった時期に当たる作品です。八十年代半ばから九十年にかけて。この時期の作品は「コスモス楽園記」「ペンギン草紙」など好きなものばかりです。70年代の初期の絵も凄く好きではあるんですけれどね。それ以後は話も環境やら歴史やら差別やらスペインやらと、ちょっとメッセージ性が濃くなり過ぎたきらいがあります。

 「玉手箱」は「アタゴオル」といいつつ、アタゴオルが舞台となるのは7巻中、1巻から3巻まで。4巻からは舞台は海底島に移り、6、7巻はキリエラ戦記になってしまいます。個人的には3巻が一番好きです。キリエラ戦記も、テンプラやツキミ姫が格好良くていいんですけれど。

2005/06/21(火) 落語・「怪談累草紙」八代目林家正蔵
 先代の林家正蔵です。

 怪談が特異だったという正蔵の「怪談累草紙」。昨日と今日の二回にわたっての放送でした。
 もともと芝居噺というのは早朝からの公演で値段の高い歌舞伎の芝居を見に行けない人の為のものだったのだそうで、どちらかといえば「聞く」というより「見る」もの。舞台はかなり凝ったものだったようです。それをあえてラジオで流すという冒険をしたと玉置宏は断っていました。

 ある武家が宿をとったおりに階下から聞こえてくる三味線の音色を聴き、姿も見ぬ前からその奏者に惚れてしまう。その夜、女の部屋に夜這いをした武家は闇の中、女に言い寄るが、自分の本気の証拠だと言って家宝の刀を女に渡し、想いを遂げる。
 次の朝、宿主にかけあって、自分とその女を夫婦にと頼むと、連れてこられた女が二目と見られぬような器量。これはしくじったと後悔したが、家宝の刀を渡してしまっている。
 そこで江戸に連れて行く途中の難所、親不知で女を殺してしまうことにした……。

 怪談というのは殺人と因縁話で構成されていることが多く、昔はひどく人気のある出し物だったようです。
 今でもテレビからは毎日のようにドラマやニュースなどで人が殺される話が流され、それが高い視聴率をとるのですから、時代が移っても人の興味はそんなに変わりのないものなのかもしれません。

6月絵日記の続き


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