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2005/05/07(土)
俳句・松吟句会in土浦
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土浦の関先生のお宅において、松吟句会の句会が行われました。 出席者は関先生、U氏、きりん舎、珊瑚、管理人の五人。
各兼題の最高得点句は以下の通りです。(満点8点)
兼題・塩
わが没後西日のあたる塩の壷 山車過ぐや粗塩のみのにぎり飯 (5点)
兼題・昼
たゆとうてゆくたんぽぽの駅の昼 信管を抜きとる作業昼の月 (5点)
兼題・器
桜降る山ふところの応量器 (5点)
兼題・楽
百合ひらくわれは安楽死の途中 (5点)
兼題・念
龍天に昇るや蛇口捻られて 手捻の土なまめくや春夕焼 一心に土捻る小樽今日はリラ冷え (4点)
各席題の最高得点句は以下の通り。
席題・発す
含羞草屁の如きもの発しけり (6点)
席題・宮
万緑や金毘羅宮に着きにけり 宮刑の宮といふ字の守宮かな (4点)
席題・祭
行けど行けど音ばかりなる祭かな (6点)
席題・天
天婦羅やころもはがれて茄子の紺 (4点)
席題・梨の花
山路暮れて梨の花のみ白かりし (4点)
獲得した得点が最も多かったのはU氏でした。
各参加者が選んだ一句
関選
浜豌豆砂の器の残り水 一心に土捻る小樽今日はリラ冷え
U氏選
含羞草屁の如きもの発しけり
きりん舎選
鶯の音の楽々と楽々と
珊瑚選
稔りとは捻れば唸る鯰かな
管理人選
天婦羅やころもはがれて茄子の紺
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