ロバの耳
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2005/05/03(火) 落語・『風呂敷』五代目古今亭志ん生
 こう毎日仕事がないと(4月はまるまる休みでした)日にちや曜日の感覚が無くなります。ですから月、火にやっている落語の再放送などうっかり聞き逃すのでした。
 それで今日は久しぶりに聴きました。ラジオ名人寄席。志ん生の『風呂敷』の続き。

 亭主が寄り合いで帰りが遅くなるというのでおかみさんは若い男を家にあげてお茶などを飲んでおりました。雨がふってきたので前の戸もしめていると、そこへ帰ってくるはずのない亭主が。慌てて戸棚の中に男を隠しますが、へべれけに酔った亭主がその戸棚の前に頑張って寝ようとしない。困り果てて近所の兄さん≠ニ呼ばれて頼りにされている男の所に相談に行きます。おかみさんに怪しい説教をした兄さんは、風呂敷を一枚持ってその家へ。実はここに来る前、こんなことがあったんだよ……という調子で酔った亭主の興味を惹き、若い男を戸棚に隠し、その前に酔った亭主が頑張っているという話を始めます。
「それはややこしいことになったな」
「そうなんだよ。そこでオレはな、こうして……」
 兄さんは亭主に風呂敷をかぶせ、先の所であった話のふりをしてまんまと間男を逃がします。

 CDで持っているんですけれどね。
 笑艶話とされているそうですが、志ん生のはいやらしくないのがよいです。おかみさんが隠す若い男も志ん生の場合は本当に深い仲なわけではありません。この噺とか『鈴振り』(こっちの方がかなりきわどい)は、やる人がやるとかなり下品なものになりそうです。


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