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2005/05/29(日)
TV・迷宮美術館
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衛星第二の番組「迷宮美術館」で「猫の絵画」の特集をやってました。BSHiで先週放送するという予告で「何、猫」と思い、チェックしたところ、衛星第二でもやるというので覚えていたのです。記憶力が悪く、いつも見たい番組を見逃している私にしては珍しいことです。それだけ猫が好きということでしょうか。現在は犬を飼っていますが、本当は犬より猫の方が遙かに好きです。面倒くさくないし、可愛いし、何より犬より距離を保ってつきあえます。ああ、死んでしまった猫にまた会いたい。
「迷宮美術館」は何人かの芸能人がクイズに答えるという形式のエンターテイメント番組でした。出演していたのは吉村作治、高木美保、濱田マリ、(もう一人名前忘れました)。出演者達の猫に関するコメントは聞いていて妙に気恥ずかしいものでした。単に猫の絵だけを紹介してくれる番組の方が良かったですね。藤田嗣治の「自画像」における猫の位置を当てさせるクイズや、ゴヤの「マヌエル・オーソッリオ」では、描かれている猫が何を狙っているかを当てさせるクイズを出していましたが、時間の無駄に感じられました。それよりもっと絵を見せればいいのにと思いました。
ルノワールの「ジュリー・マネ」(画家マネの娘の肖像)、マネの「オランピア」、ミレの「牛乳をかき回す女」などに描かれている猫の実物が登場し、その猫に込められている意味などの解説を、猫学なる者を研究している今泉忠明という人が解説しました。実物の猫を出す意味合いも凄く希薄でした。登場した猫の種類も教えてくれませんでしたし。
画商アンブロワーズ・ヴォラールと彼の肖像を手がけた三人の画家(ルノワール、セザンヌ、ボナール)にまつわるエピソードも面白かったのですが、それを紹介するのにパントマイムの寸劇を見せるというのも、どうもかったるいというかもったいつけているようで、もっとさくさく進行させて欲しかったです。
最後のコーナーで歌川国芳を紹介していまして、これは猫の絵の紹介というより歌川国芳の紹介という感じの作りで、これはこれで良かったのですが、「猫の展覧会」という題からすると少し疑問を感じました。どうも全体にテーマと内容に妙なズレを感じるというか、企画はいいのに見せ方にセンスが無い番組だなぁ、と思いました。
登場した猫達はみな(実物と絵の両方)可愛くて良かったです。
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