ロバの耳
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2005/05/28(土) 私事・モトクロス世界選手権シリーズ2
 昨日に引き続いて仕事の話を。
 非常に天気の良い一日で顔が真っ赤です。

 今日も関係者駐車場ゲートでガードマン。一日、入ってくる車にパスが有るか無いかのチェックをしてきました。どういうわけかこのパスの種類が何十種類もあって、参照用に提示されている以外にも通用するパスや、他の場所でしか通用しないパスとか、いや本当に慣れないうちは大変でした。しかも、一般人の駐車場は1000円もするもんですから、あの手この手で関係者のふりをしてタダで止めようとする輩がいるのですよ。

「パス? ねぇよ、んなもん。何? 上の駐車場に行け? この車格でこの狭い道、通れって言うの?」

「どうも。パスは無いんですが、スズキの関係者です。部品届けに来ました」

「あーパス忘れました。家に取りに帰ったら2時間かかっちゃうんですよねぇ」

 パスが無い人間は何をどー言おうがごねようが入れては駄目なのです。そっちの事情はどうあれ、こっちはパスの有無だけが問題っていう態度を取らなければいけない。初めのうちはついつい相手の話を聞いちゃったりして胃の痛い思いをしました。

 まぁ、最初のアホは言語道断として、「パスは無いけれど部品を届けに来た」というのに関しては「関係者に連絡して取りに来て貰ってください」という対応。携帯電話が普及してるから言える対応ですね。「忘れた」に関しては有無を言わさず一般駐車場行き。中には「関係者です。手伝いに来ているんです」と言って本当にそうなのもいるのですが、ここを通りたいならパスを借りてこーいって感じなのです。まぁ、こう書くと凄くあっさりしてますが、当然、全てのケースで相手はごねまくります。

 関係者の手伝いに来ているという男女が自転車を引いてやってきて、「荷物を車に置いたり、タイヤに空気を入れたい」と言ってきたのを入場させなかった時は、散々ごねまくったあげくに「んじゃ、あんたが荷物置いて、タイヤに空気入れてきて」と言われて困りました。この時は事情を説明したスタッフのおねーさんが私の代わりにキレてくれまして、「パスを持ってないのはそっちの不手際で、こっちはそんなことにまで関わっていられない。とにかくパスがないなら通すわけにはいかない。関係者だっていうならその関係の人にパスを借りてこい」と追っ払ってくれて、とっても頼もしくて素敵でした。
 その人たちはぶつぶつ言いながらも、結局戻ってパスを借りてきましたけどね。

 日本人ってこういう感覚が本当にアバウトで、警備をしている側からすると困ります。「融通が利かない」とか、「頭が堅い」とか言って逆ギレしてきて、自分側の事情をまくしたてますから。忘れたとか、聞いてないとか、面倒くさいとか。そんなのはこっちの知ったこっちゃないのです。


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