ロバの耳
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2005/04/10(日) 映画・『ハムナプトラ2 黄金のピラミッド』監督/スティーブン・ソマーズ
 今宵の日曜洋画劇場は『ハムナプトラ2黄金のピラミッド』です。何を隠そう、インディジョーンズシリーズに代表されるトレジャー・アクション・ムービーの中で私が最も好きな映画。もちろん劇場でも観ましたし、DVDも借りました。今日も見ます。

「神秘と黄金の都に強大、邪悪な2大パワーが集結した!

 時は1933年―。リック・オコーネル(ブレンダン・フレイザー)とエヴリン(レイチェル・ワイズ)が、崩壊する死者の都、ハムナプトラから九死に一生を得て帰還してから8年が経った。ラクダの背に乗せて持ち帰った袋一杯の黄金のお陰で、二人は豪華な邸宅に住むことができ、子供にも恵まれた。アレックス(フレディ・ボース)という名の男の子は8歳となり、彼らはロンドンの社交界にも受け入れられ、何一つ不自由ない幸せな結婚生活を送っていた。

 しかし、すっかり落ち着いたように見える彼らも、世界中を旅して、遺跡を発掘していた日々を懐かしく感じ始めていた。人生で一番大切な物は何か考え直す時期に来ていた二人は、ある日黄金に輝く不思議なブレスレットを見つける。そのブレスレットは、誰かがはめると、幻の地、アム・シェアのオアシスに存在する黄金のピラミッドの場所を知らせるという不思議な力を持っていた……」
(公式サイトより)

 私的見解による見所をいくつか。

 まず、これが家族の物語であるということ。トレジャー・ムービーは普通は若き男女の恋愛が描かれるのですが、これはその後の物語。二人の子供で八歳のアレックスが大活躍します。

 それから肌も顕わな美女剣闘士二人の戦い。その華やかさとスピード感のある動きは必見です。レイチェル・ワイズ(エヴリン役)対パトリシア・ヴェラスケス(ミラ役)の戦いは、映画史上、一番格好良い女性同士の格闘戦だと思います。

 いかにもヤンキー娘っぽいレイチェル・ワイズに対してエキゾチックな魅力を持つパトリシア・ヴェラスケス。二人はまさに陰と陽のように対照的。パトリシアは敵役ではありますが、さすが元スーパーモデルだけあってもの凄く綺麗な方です。

 それから各種CGの使い方。見せ方の上手さでしょう、違和感がありません。四つんばいで疾走する神官ゾンビのスピード感、ラストに出てくるサソリ男の奇妙な動き……。

 でも、一番好きなのはやはりラストを盛り上げる、アヌービスの軍隊対騎馬隊の決戦です。一対一の戦いのスピード感も良いですが、群衆対群衆の合戦はさすがラストを飾るにもってこいの迫力。前作のラストは今ひとつ地味でしたが、そのぶんを取り返すような派手な演出になっています。

 見た後はお腹いっぱいの満足感を保証してくれる映画。これを見て浮き世の嫌なことは一時でも忘れましょう。

2005/04/09(土) 落語・日本の話芸『小言幸兵衛』三笑亭可楽
 当代の可楽を初めて見ました。
 もちろん、先代の可楽も見たことはないのですが、ラジオなどで独特の語り口調をけっこう気に入っている噺家です。それで、当代はどんな感じなんだろうとは思ってはいたのです。

 出し物は「小言幸兵衛」。そんなに好きな噺ではありません。もちろん、面白い人がやればどんな噺でも面白くはなるのですが、本来小言なんてあんまり聞いていて楽しいものではないので。

 人に小言を言うのが癖という、大家の幸兵衛さん。長屋の空き店を借りたいと来る者に次々と小言を言っては追い返してしまいます。豆腐屋さんには十年連れ添った女房が子供を産まないから別れろといい、仕立屋さんには息子が近所の古着屋の娘と心中騒ぎを起こすからダメだといい……。

 噺の聞かせどころは仕立屋の息子と古着屋のお花坊との恋の道行きをどんどん幸兵衛さんがふくらませていくところでしょう。でもそこが面白いのはもはや幸兵衛さんが語るのが「小言」ではなく、「妄想」だから。

 当代の可楽は先代と違ってはっきりした喋り方をする人でした。お歳のせいか、少し舌のもつれるところもありましたが。

 時間の半分くらいを枕に使いましたが、個人的にはこちらの方が本編より興味深く、師匠である先代の可楽が落語界に足を踏みいれたわけ(稲荷町に住んでいて、近所に小さんがおり、落語家の怠惰な生活を見てそれに憧れたのだとか)や、志ん生の「なめぐし長屋」の由来などを語っていました。

2005/04/08(金) 漫画・『ふたつのスピカB』柳沼行 MFコミックス
 原作漫画、テレビの放送内容をちょっと先取りするようなペースで買っています。それに2巻の終わり方が終わり方だったもので、その2巻の終わり部分を来週放送するものですから……。
 先を知って安心しておかないと、焦れったくて見られない性分です。

 「アスミの父、トモロウにうらみを持つ教師の佐野に、宇宙飛行士になる刺客がないと告げられたアスミ。傷ついたアスミは友達の心配をよそに学校を休み、実家に帰ってしまう。そこでライオンさんに悩みを打ち明けたアスミは、何が一番大切なのかを思い出し、再び夢を抱えて学校に戻っていく。
 コミックフラッパーで大好評連載中のちょっと切ないSFファンタジー、第3巻!!
 珠玉の読み切り一本も同時収録。」
(単行本裏表紙より)

 全てを語りきらないところに切なさっていうものは存在する気もするのです。アスミの敵役として登場した佐野先生は、アスミと和解せぬままに舞台から退場します。要は「物足りないもどかしさ」が「切なさ」を醸し出すわけです。演出効果として。
 裏表紙のあらすじに「ちょっと切ない……」と表現してあるのを見て、ふとそんなことを考えました。

 漫画原作の方は作者が〆切に追われつつ試行錯誤している物ですから、物語としての完成度はイマイチ、というか、何かむしろそれがリアルなムダになっていたりします。実際の生活って、ムダばっかりですから。
 それがアニメとなると加えられたり削られたりして、無駄なくまとめられていきます。時間枠に収めるという決まりがありますからね。それがコンパクトですっきりとした一つの完成形を作るものなのですが、この作品からは、特にそんな印象を受けます。
 それぞれに良さ、悪さがある気はするのですが。
 
 ところでふと気がつきましたが、アスミは明日見、父のトモロウはトゥモロウなのですね。

2005/04/07(木) 漫画・『宇宙家族カールビンソン』のネタ
 久しぶりに『宇宙家族カールビンソン』(あさりよしとお)を読み返しました。

 この漫画、いろんなところにマニアックなネタがちりばめられているのが好きだったのですが、昔からずっと気になっていながら、どうしても出展のわからないネタがありました。
 元ネタを紹介しているサイトも存在するのですが、そのネタはなぜか触れられていないのですね。(ひょっとしたら既知のことでありすぎて、誰もとりあげないのかもしれませんが)

 それは『宇宙から来た暴れん坊』という回の冒頭でかわされる原住民たちの会話です。「大堀純太」「吉良平治」「中山湛慶」「成瀬典吾」。これらの名前が何を意味するのか、私にはずっと謎で、心のどこかにひっかかり続けていたのでした。

 で、今回読み返してふと、ネットが自由に使えるようになった現在、改めてその謎を探ってみようと思い立ち、検索エンジンにかけてみました。

 ところがこれがひっかからない。gooでもインフォシークでもダメなのです。ただ、唯一「吉良平治」だけには反応があったので、正体がつかめました。「吉良平治」とは実相寺昭夫のペンネームでした。

 上記のことをふまえて、私が推測したことを以下に述べます。
(ちなみに『カールビンソン』を未知の方、またネタを意識していなかった方へ。各原住民はウルトラマンなどの特撮がらみの監督さんたちが元ネタとなっています)

 最初に「大堀純太」と発言するジッソー君(実相寺)にジュン君(大木淳)が「吉良平治」と言い返して、ジッソー君がギクッとしている、というシーンから推察するに、吉良平治=実相寺、そして大堀純太=大木淳という図式がなりたちそうです。

 さらに次のコマで「中山湛慶」という台詞の横で「なんだなんだ」と言っているのがショウちゃん(中野昭慶)、「成瀬典吾」と言っている原住民の額に亨(成田亨)とあるので、名前の類似性からしても中山湛慶=中野昭慶、成瀬典吾=成田亨ということになりそうです。

 ではなぜこの様なネタが、2ページにも渡って使われたのでしょうか。
 
 私はその理由を、ジッソー君が顔を隠し、「絶賛発売中」と言って手にしている本にあると思いました。

 この本の題名、前半は隠されていて読めないのですが、後半は「月の舟」とあります。
 そこで「月の舟」を検索してみたところ、実相寺昭夫が『星の林に月の舟』というウルトラマン制作に関わる自伝を発表していたことがわかりました。これは1989年にTBSで『ウルトラマンを作った男たち』という題でドラマ化されたものです。

 謎の四人の名前は恐らくその『星の林に月の舟』の登場人物たちなのではないでしょうか。あさりよしとおはその作中、仮名で書かれている人たちのモデルがそれぞれ誰なのかを、『カールビンソン』でネタにしたのではないかと思うのです。

 この推測が当たっているかどうかは、既に絶版している『星の林に月の舟』を手に入れるか、DVDで出ている『ウルトラマンを作った男たち』を見れば、確認できると思うのですが……。

 いや、つまらないことを偉そうに語ってしまってすみませんでした。

2005/04/06(水) 私事・閑散期
 昨日までの寒さが嘘のような暖かい風が吹いて、宮城も夏日になりました。一体、どうなっているんでしょうね。

 さて、アルバイトでやっている交通誘導の仕事、4月に入った途端にピタッと無くなってしまいました。恐らくこんな状態が6月まで続きます。(GWは歓楽地の駐車場警備に駆り出されるのですが)

 その間ボーッと人生ムダに過ごしているわけではなく、ここぞとばかりに普段はあまり時間がとれない創作活動などをしているわけなのですが……。

 今日は悲惨でした。すでに容量400kbを超え、中盤にさしかかって(いるはずの)作品、新章に入ってこれから書くべき内容も決まっているというのに、一行も文章が出てこない。

 気分転換だと犬と遊んだり、ノートにメモをとったり、漫画を読んだり小説を呼んだり、ゲームをやったり将棋をさしたり……様々なことをして、えいとPCに向かうのですが、まるで出てこない。

 うわーと叫びたくなるような1日でした。

 と……こんな純然たる私事を書いてしまって申し訳ありません。他に本当に何も無かったもので。恥ずかしいのであとでネタができたら差し替えるかもしれません。

2005/04/05(火) 落語・『不動坊』四代目三遊亭圓遊
 あまり意識したことはなかったのですが、圓遊って軽妙な話し口で面白いですね。『不動坊』も男のヤキモチなんてあまりみっともいいものでないことがメインのストーリーですが、さらっとした笑いの多い噺に仕上がっていました。

「長屋の家主が、講釈師不動坊火焔の後家お滝と吉公を夫婦にさせますが、気に入らない独身連中が婚礼の晩に不動坊の幽霊騒ぎを企てます」

 お滝さんは若後家で、長屋のみんなが目をつけているような美人のようです。本人が直接話したりするシーンはないのですが、それだけに素敵な年増が想像されます。
 またそれを嫁取りする吉公は借金を肩代わりしたり、幽霊として出てくる不動坊を逆に説教したり、なかなかカッコイイ人物。そんなところが話の内容をイヤミに感じさせないのかもしれませんね。
 元の上方バージョンだとオチが違い、吉公やお滝さんは幽霊に脅されて金をまきあげられたりするようで、それだとなんだか嫌な感じです。

 2000年に林家たい平が真打ちになった時、その披露公演でこの「不動坊」をやっているのを見ましたが、あがっていたのかなんなのかずいぶんと早口で、その時はあんまり感心しませんでした。

 海外ドラマ・『フルハウス』再放送開始

 『フルハウス』の再放送が始まりました。
 みんな若い。特にオルセン姉妹なんて赤ちゃんですよ。そういえば拒食症で入院したというメアリー・ケイト・オルセンはどうしているんでしょうね。彼女たちはまだ十代なのにえらい金持ちらしいです。姉妹の作ったブランドも去年日本に来たとか。

2005/04/04(月) 映画・『ギャザリング』監督/ブライアン・ギルバート
 2002年制作のイギリス映画。

「埋もれていた忌まわしい事実が人々を恐怖に晒すオカルト・ホラー。事故によって幻覚を見るようになった旅人のアメリカ人女性が、ある村で奇怪な現象を目の当たりにするさまを描く。

 監督は「愛しすぎて/詩人の妻」「オスカー・ワイルド」のブライアン・ギルバート。主演は「バッファロー'66」のクリスティナ・リッチ。

 イギリス郊外の村、グラストンベリー。アメリカ人の旅行者キャシーは、この界隈を訪れた際、車に轢かれてしまう。運転していた女性マリオンは責任を感じ、軽い記憶喪失と診断されたキャシーを自分の家で安静させることに。そこで、マリオンの子どもたちと仲良くなり、快方していくかにみえたキャシーだったが、いつしか不吉な幻覚に悩まされるようになる。同じ頃、マリオンの夫で美術専門家のサイモンは、採掘された古い教会や背を向けたキリスト像の調査を神父から依頼される。やがてその調査から、ある事実が判明するのだが…。」(allcinema online より)

 ホラーは見たいけど安っぽいのには懲りた……どれにしようかなと迷ったあげく、結局は主演女優で選びました。クリスティーナ・リッチ。
 個性的な顔してますが、とても魅力的な女優なんですよ。「アダムス・ファミリー」の時からのお気に入りですが、出演作品をそんなに見ているわけでもないのです。「キャスパー」「バッファロー'66」「スリーピー・フォロー」くらいですか。あ、WOWOWで「ピンク・モーテル」も見たな。どんどんグラマーに成長してますよね。

 本編はホラーといっても最近流行のゴシック・ホラーというか、スプラッタというよりはオカルトメインで最後にちょっとした仕掛けが、という感じの作品。一見、関わりのなさそうな記憶喪失女性の周囲で起きる超常現象とキリストの処刑にまつわる呪いに関わる謎解きの交差が最後まで興味をひっぱります。

 ここのところレンタルの場合は特に出演女優で作品を選んでしまっている傾向があるのですが、しかし案外それって正解なのではと思ってしまいます。つくづく映画とかドラマって、俳優さんの魅力や力量に左右されているものなのですね。「そんなの当たり前だろう」と言われてしまうかもしれませんが、俳優の顔と名前を意識し始めたのってつい最近のことなので、個人的にはとても新鮮な発見なのです。

2005/04/03(日) 本・『桐野利秋日記』桐野利秋 編集・訳/栗原智久
 桐野利秋自身が書き残した四つの資料、「京在日記」「会津戦報」「鎮台建言書」「時勢論」の現代語訳が集められた本です。

 編・訳者の栗原智久は江戸東京博物館の司書さん。鹿児島生まれの東京育ちだそうです。

 どうしてこの本を購入したのかといいますと、もちろん先日の鹿児島旅行の影響なのですが、桐野利秋の再評価というか、実像を把握したかったからです。世間に流布している桐野像は、実像とだいぶずれてしまっているらしいのですね。講談じみてしまっている。物語として面白いのは、それはそれでいいと思います。でも、例えば司馬遼太郎のように、あたかも真実を語るかのごとくの文体ですと、どうにも誤解を生みやすい。

 いくつか例をあげますと、桐野は幕末「人斬り半次郎」と呼ばれて、さも人を斬りまくった刺客のような捕らえられ方をされていますが、資料として信用できる事例としては一つしか無いのですね。それも単なる思いつきや突発的な行動ではなく、少なくとも半年間に渡る調査の結果に基づく明確な行動でした。

 また、司馬遼太郎などは「翔ぶがごとく」で、ことあるごとに桐野は学がなく、それが桐野の不幸であったなどと書くのですが、桐野は日記をつけ、自作の歌を詠みこむくらいの教養人ではありました。また子供でもわかるような単純明快な政策論者だったと言いますが、「鎮台建言書」「時勢論」などを見るともっと深い思考をめぐらせる人物だったこともわかります。

 日記は慶応三年(1867)の9月1日から12月10日のもので、京都のその日の天気までわかります。またこの日記の凄いところは、11月17日の項に15日に起きた坂本龍馬暗殺事件に関しても詳しく記述がされていることです。桐野は犯人は壬生浪士、つまり新撰組だと思われると書いています。翌18日には龍馬と中岡の墓参りにも行ったようです。

 ところで19日には、18日に起きた新撰組内で起きた内部分裂で薩摩藩もかかわった伊東甲子太郎暗殺事件についての記述があります。龍馬暗殺とこの事件の日にちがこんなに近いとは、私はまったく意識していませんでした。まさに立て続けに起きた事件だったのですね。

 とにかく、この本を読んでこれまでの自分の中の桐野像はかなり改められました。これから幕末もの、特に桐野に関わる文章を書く人間は、有名作品からの孫引きなどせずに、ぜひともこの資料をふまえて欲しいものですね。


 

2005/04/02(土) 女優・本仮屋ユイカ
 金八先生の第六シリーズで初めて知ったこの女優さん、苗字は「もとかりや」と読みます。東京出身ですが薩摩藩の豪族の家系だそうです。

 金八先生の青沼美保役の時はおぼこすぎてそんなにピンとこなかったのですが(あの時はかなり上戸が目立ってましたしね・・・)『スイング・ガールズ』の眼鏡っ子・関口香織役で注目しました。それが今回のNHK朝ドラ『ファイト!』で主役をはるというので、今週一週間、今まで一度も見たことのなかった朝の連ドラをチェックしてみました。

 驚いたのは西原理恵子が題字やらイラストやらを描いていたこと。あのダークな漫画家が朝ドラ・・・なんだか妙にアンバランスなような・・・。いつも朝ドラってそんな感じなんですか?

 本仮屋演じる木戸優はソフトボールに励む馬好きな群馬の女子高校生。父親はバネ工場の社長(緒方直人)で、母親は仕事を持つ女性に憧れる専業主婦(酒井法子)。なんかもの凄い設定のような。

 優はお気に入りの馬の名づけを馬主(藤村俊二)から頼まれ、つけた名前がサイゴウジョンコ。このはずし具合も狙いなのでしょうかね? うーむ。

 温泉旅館の女将を由紀さおりがやっていて、客を集めて歌を歌うシーンがありましたが、そんな旅館あるんでしょうかねぇ? 由紀さんの歌はむちゃくちゃ上手かったですが。(隠れ由紀さおりの歌ファン)

 リアリティ、というものには多少目をつぶるべきなのでしょうが、どうしても気になってしまうところがいくつか。

 まず優の素振り。本仮屋はスポーツ少女で短距離やらテニスやらが好きなそうですが、ソフトに関してはちょっと素人臭い。友人もそう。素振りを見て監督が叱るシーンがあるのですが、こっちも一緒にあれこれ注文をつけたくなるようなドア・スイング。
 もっとも、本仮屋の素振りに関しては、監督から「あのバットはお前には重すぎるだろう」という指摘があって、私もフォームから察するにその通りのことを思っていたので、ある意味リアルではあったのですが。

 あと酒井が憧れる友人のインテリアデザイナーのセンス。売れっ子でテレビなどにも出演しているという設定なのですが、とてもダサイ。「殺風景な部屋をこうすれば・・・」という内容の番組に出ているというシーンで見せた模様替えのセンスには首を捻りました。

 本仮屋はアイドルなんでしょうか。
 検索するとアイドルとして定義されるようです。少年誌のグラビアも飾ったりしたらしいですし。失礼ですがアイドル的容姿とは思えないのですが。
 本人は安室奈美恵に憧れて歌手になりたかったらしいのですが、母親に諭されて女優を目指すことにし、小四の時にデビューしたのだそうです。
 まぁ、歌手とかアイドルなどより女優さんの方が息長く活躍できるでしょうから、演技力に磨きをかけるよう頑張ってください。元アイドルの母親役・のりピーの演技は、見ていてちょっと恥ずかしいですから。

2005/04/01(金) 野球・楽天ゴールデンイーグルスホーム開幕戦勝利
 楽天ゴールデンイーグルスがホーム開幕戦を勝利で飾りました。前年度チャンピオンのライオンズ相手に16-5。

 磯部は一番で先頭打者ホームランを含む3安打。主砲ロペスにも一発がでました。個人的に応援している平石も途中ノーアウト満塁のチャンスで代打で登場。きっちりタイムリーヒットを打ってくれました。

 先発の岩隈は四回にいきなり四失点するというピンチもありましたが二勝目。ストッパーの小山も大量得点差はありましたが最終回3人でピシャリと押さえました。

 ライオンズは先発が松坂ではなく二年目の岡本。ホーム開幕戦に花をもたせようとしたのか、岩隈にぶつけるのを避けたのか。中国の古い話に次のようなものがあります。
 ある国の王が三頭の馬を使って隣の国の王と勝負することになりました。知恵者が王に勝負に必勝の策を授けます。
 相手の国の一番強い馬にこちらの一番弱い馬を。
 相手の国の二番目に強い馬にこちらの一番強い馬を。
 相手の国の一番弱い馬にこちらの二番目の馬を走らせなさい。
 これで三勝のうち、二勝は必ず勝てるでしょう・・・と。
 
 明日の先発は松坂。松坂相手に勝てたら本当に嬉しいんですけどねぇ。
 あまり多くは望まず、松坂対平石の勝負を楽しみにします。


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