ロバの耳
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年4月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最新の絵日記ダイジェスト
2006/08/15 夏休みV
2006/08/14 お盆
2006/08/09 おとぎばなし
2006/07/30 殺しの儀式
2006/07/28 大雨と長靴

直接移動: 20068 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 月 

2005/04/30(土) 私事・カタログ作成
 父が制作した蔓工芸を売るのにカタログが作りたいというので、パソコンで作ったらと提案しました。
 しかし、本人はとってもアナログ人間なので、一度デジカメで撮った画像をわざわざプリントアウトして、それを切り張りしてカラーコピーして……手作りで作ってしまいました。

 何もそんな手間をかけなくてもWordを使えば簡単に作れそうなので、父にパソコンの初歩的な操作を教えながら作ってみることにしました。表を作って、画像を貼り付けて……。結構、そういう単純作業、好きなんです。父は五分と我慢ができませんでしたけれど。それでも53枚の画像を縮小するのは自分でさせました。手順を覚えさせるのに一苦労でしたが。そしてもうたぶん忘れてしまったでしょうが。

 それでまぁ、なんとか作ることができたのですが、作ってからハッとしました。両親のノートPCを階下に持っていって作っていたのですが、完成したファイルの容量をみたら、結構重たいのです。約12M。これを印刷するにしてもCD-ROMに焼くにしても、いったん私のPCに移す必要があるのですが……。
 親のノートの記録メディアはフロッピイディスクしかない……。
 ああ、どうしよう、まさかフロッピイに十枚ぶんに分けて記録するなんて馬鹿馬鹿しいし、LAN構築なんて面倒なことをまたしなくちゃいけないのか……なんてちょっと悩みましたが、ふと思い出したのが友人のSがくれたFLASHCARD。以前、落語の音源を送ってくれるのに使用して、そのまま「いいよ、あげるよ。使わないから」と言うのでありがたく頂いたものです。しかも、CFAdapterごと。これが見事にうちのノートにも使えたのでした。

 実のところ私にもまったく使い道のないメディアだったのですが、本当に助かりました。S大明神様々です。

2005/04/29(金) 私事・電源落ちその2
 パソコンの調子がとても悪くて困っています。
 もの凄く熱をもったかと思うと、突然、ぱちんと電源が落ちてしまうのです。今日などは三度です。アイスノンで冷やしながらやってもダメでした。これでは安心して作品も書いてられません。こまめこまめに上書き保存しながらなんとか進めてますけど。
 で、すっかり困り果てていたのですが、ふとファンが回っていないことに気がつきました。埃を払ってドライバーを突っ込んでいるとようやく周り始め、パソコンもクールダウン。
 プリウスってカバーのはずし方が説明書に書いて無くて、ファンの掃除をちゃんとしたくてもできません。でも、なんとかしなくちゃ。

 楽天ゴールデンイーグルスはようやく連敗脱出、たかが一勝なのに宮城はお祭り騒ぎ、もの凄い感動。うーん、弱小球団はトクです。それにしても松坂、GEに弱いですね。

2005/04/28(木) DVD・『GOTHIKA』監督/マシュー・カソビッツ
 『ハイドアンドシーク』を見てあまりの物足りなさに帰りTUTAYAに寄り、半券によるただ借りで似たような内容と思われる本作を借りてきました。

「鬱蒼とした森の奥にそびえたつ、ウッドワード女子刑務所精神科病棟。美しく聡明なミランダ・グレイ博士(ハル・ベリー)は、上司であり愛する夫でもあるダグラス(チャールズ・S・ダットン)の指導のもと、そこで精神を病んだ女囚たちの心理分析と治療を行っていた。最近の懸念は、女囚クロエ(ペネロペ・クルス)が治療の甲斐なく、悪魔に犯されたと訴え、錯乱すること。しかし、順調で満ち足りた生活だった。あの雨の夜までは。

 仕事を終え、車で帰途についたミタンダは土砂降りの雨の中、道に立ちすくす謎めいた少女を目撃する。彼女をよけようとしたミランダは車を大破させてしまう。少女は無事だったが、その姿はこの世のものとは思えぬ異常なものだった。驚愕するミランダ。次の瞬間、ミランダはベッドの上で目覚めた。そこは自分が勤務する精神病棟。一体、何が起きたのか。同僚の医師のピート(ロバート・ダウニーJr.)は、驚愕の事実を告げる。夫ダグラスが惨殺され、ミランダはその恐るべき殺人犯として現場で逮捕されたというのだ。もちろん、愛し尊敬する夫を自分が殺すなど、絶対にあり得ない。混乱するミランダの脳裏に、雨の中で見た少女の姿が浮かぶ。彼女に会えば、何か分かるかもしれない。すると、ミランダの腕には恐ろしい血文字が出現する。Not Alone ---ひとりではない。これは何を意味するのか。だが、さらに恐ろしい事実が発覚する。その少女は4年前に死んでいたのだ・・・・。

 ミランダは錯乱した殺人犯として、クロエたちと同じ病棟の住人となった。どんなに叫んでも、誰も耳を傾けない。だが、ミランダは再び見てしまう。あの、すさまじい、少女の姿を。それは、ミランダを地獄のような苦痛に引きずりこんでいく・・・」
(公式HPより)

 昔は超常現象のからむホラーって嫌いだったのですが、最近はからんでいないとつまらなく思えるようになってきました。
 その理由は、人間というものに対する恐怖への嫌悪感でしょうか。人間が主役となるホラーやサスペンスって、「恐い」というより「気持ちが悪い」んですね。視覚的なものでなく、精神的に「気持ち悪い」。未知なるものへの「恐怖」とはちょっとズレてるんです。
 それに最近の幽霊が出てくる話は、幽霊が出てくる理由と言うのがかなり重要視されています。外国の幽霊っていうのは日本みたいに直接「恨めしい〜」とは訴えませんし、またまったく関係ないゆきずりの人を意味もなく襲ったりはあまりしません。そしてしつこくまわりくどく自分の「言いたいとこと」を訴えるので、それがミステリチックな「謎」となるのです。
 それに、なんか逆説的なんですが、霊的な現象とした方がよほど説得力があるんですね。怪異現象に。人間の精神的な異常によるものという理由をメインにしている話の方が、なんだか嘘くさくてわざとらしいものに感じてしまう。
 むしろ怪異現象は超常現象の仕業と割り切って派手めな映像を見せておいて、別な部分でスリルやサプライズを用意するほうが、映画としては見応えがあると思います。

2005/04/27(水) 私事・いろいろ
 昨日、ジンギスカンを食べました。
 最近、なんかブームなんだそうですが、我が家では昔から羊肉を食べる風習がありまして、私は結構好きなのです。しかし、ブームのせいか羊肉の値段が最近上がってきて、いまいましく思っています。そのわりに、スーパーの商品棚から「ジンギスカンのタレ」がどんどん見かけられなくなってきていて、これも捜すのに一苦労させられていまいましい話です。ジンギスカンは「ジンギスカンのタレ」で食べないと美味しくないのです。
 それで、四件スーパーを回ってようやくタレを見つけて、ついでにビールを買って帰りました。
 で、昼食にたらふく食べたのですが……。
 最近、どうもビールを飲むと悪酔いするという癖がついてしまったらしく、午後九時を回った頃から猛烈な頭痛と吐き気に襲われまして、それから零時を回るくらいまでゲロゲロやっておりました。実に苦痛な時間でした。

 我が家の両親は、ネットをいまだダイヤルアップ接続でやっていたのですが、先日NTTがプッシュ回線料を無料にしたので、パルスからトーンに変更しました。それにともなって、設定も変えなければいけません。
 そう忠告しましたらやってくれと言われたので、設定を変更したのですが、どうもうまく繋がりません。以前、自分もADSLに変える前にダイヤルアップで散々苦労させられていたのでもう二度と味わいたくないと思っていた地獄に、今更またはまることになったのでした。
 どうせ両親はネットなどろくしないのでしばらくうっちゃっていたのですが、今日、奮起してまた挑戦してみました。しかしうまく行きません。仕方がないのでプロバイダの方に相談してみました。
 症状は以下の通り。
 ダイヤルアップ接続をすると、プッシュ回線を接続する音がする。しかし、すぐに「この番号は現在使われておりません、もう一度お確かめのうえおかけなおしください」という声がPCのスピーカーを通して聞こえてくる。しばらくダイヤル接続画面が続き、やがてエラー画面になる。
 これがどうセッティングを変えても治らないのです。
 その他、回線自体が生きているかどうかを確かめたり、もう一度パルスに戻して確かめたりと、いろいろやってみましたがダメ。電話番号の前に「999」を入れてくださいという謎の指示まで試したのですが改善せず、一時間半ほどして、相談相手のプロバイダの方もサジを投げてしまいました。
「モデムが正常に働いているか、メーカーに点検に出してみてください」
 そういう結論になってしまったのですが、もうふるい機種です。メーカーに点検になど出したらいくらかかるかわかりません。どうせネットなどやらないのだから、プロバイダとの契約をうち切ろうということで家族内で話がまとまったところに、再び電話が。
「すみません、もう一度試して欲しいことがあるのですが」
 と、さきほど相談した担当者さん。
「999と入れて貰った番号ですね、ちょっと入れて貰う場所が違ったんですよ。お時間を取らせてすみませんが、もう一度試してください」
 先程の話では、接続画面に出るサーバーへの電話番号の前に999と入れるということだったのが、今度は市外局番を消して、代わりに999を入れて欲しいとのこと。さっそく両親のPCを立ち上げて、これを試してみました。
 すると……なんと見事に繋がったのです。いやー良かった良かったと、その担当者さんも本気でホッとしているのが電話を通してよくわかりました。
 しかし……999ってなんだ?って感じです。そんな方法、何で調べても載っていませんでした。個人で考えていたら一生かかってもこの不具合は直せませんでしたよ……。

2005/04/26(火) 映画・『ハイド・アンド・シーク』監督/ジョン・ボルソン
 ロバート・デ・ニーロとダコタ・ファニングの出ているホラー映画です。「ハイドアンドシーク」って、「かくれんぼ」って意味らしい。

「心傷ついた少女の前に現れた、彼女にしか「見えない友達」それがすべての禍の始まりだった・・・幼いエミリーにとって、チャーリーという空想の友達と遊ぶ<かくれんぼ>のゲームだけが、心休まる時だった。しかしこのシンプルな<かくれんぼ>は、次第に無邪気な遊びとはかけ離れた物になってゆく。それどころか、自分でも気づかないうちに様々な常軌を逸した行動をとり始め、悪夢のような色合いを濃くしてゆく。チャーリーとはいったい誰・・・あるいは何なのか?いま父と娘の永遠の絆が試される」
(Forte東宝7より)

 以降・勘のいい人ならネタがばれる恐れがあります。

 期待して観に行ったのですが、結果はイマイチ。またこのネタかっていう感じです。これだったら映像の美しさや奥行きといった表現力から言っても、また先駆けという意味でも、シャ○○○グの方が遙かに映画としての見応えがあります。というか。シャ○○○グとサ○コのリスペクト作品?という気さえします。デニーロとダコタのファンなら二人目当てで観に行ってもいいでしょうか。恐らく制作費のほとんどは二人の出演料でしょうから。

 ダコタはぎょろ目でやせぎすという、ホラーに出てくる少女としてはぴったりの容貌です。日本の女優さんでいうと佐伯日奈子さんに似ていると思うのは……私だけ? ちなみに二人にはクラシックバレーという共通点もあります。

 しかし、この映画を観に行くのなら、レンタルショップで『IDENTITY』借りて来て見た方が100倍お得ですよ。っか、つい最近『IDENTITY』見てしまったために、このジャンルの他の映画の面白みがかなり損なわれてしまっているのかもしれません……。

2005/04/25(月) DVD・『テキサス・チェーンソー』監督/マーカス・ニスペル
 2003年のアメリカ映画。

 世に名高い『悪魔のいけにえ』のリメイク版。ホラーとしては冗長で退屈に感じ、個人的には続編の『悪魔のいけにえ2』の方がエンターテイメントしていて面白かったと思う作品ですが、リメイクされてあの冗長さがどれほど改善されたのか見てみたくなりました。

「1973年8月18日、テキサス。気の合う仲間5人とドライブに出かけたエリンは放心状態の少女を道端で拾う。「みんな死んでしまった・・・」謎の言葉を残し、少女は突然錯乱し自らの頭を打ち抜いてしまう。血まみれになるワゴン車。夏休みの想い出のはずが、一瞬にして恐怖のドン底へ。荒れ果てたハイウェイの廃墟で何が起こったのか....?想像を絶する惨劇の真実、そして殺戮の真の犯人は....???!

伝説的ホラーの傑作「悪魔のいけにえ」のリメイクに挑むのは「アルマゲドン」「パール・ハーバー」の大ヒットで今やハリウッドを代表する監督マイケル・ベイ。自らのプロダクション[プラチナムデューンズ]を立上げての記念すべき第一回プロデュース作品。監督はビデオ・クリップ界の鬼才マーカス・ニスペル。デビッド・フィンチャー、スパイク・ジョーンズに続く期待の映像派の誕生だ。オリジナル「悪魔のいけにえ」でも撮影監督を務めたダニエル・パールを迎え“恐怖の限界”と“狂気”が30年ぶりに交錯する!どこまでも、どこまでも唸るチェーンソーを振り回す戦慄の殺人鬼レザーフェイスの衝撃に、あなたはどこまで耐えられるか?!」
(公式HPより)

 旧作の雰囲気を失わないように努めたという監督の言葉通り、多少映像としての派手さは加わったものの、それほど前作と変わっていないという印象を受けました。南部テキサスの赤茶けた雰囲気のある、七十年代の若者達のロードムービー風な導入はなかなか良かったのですが、全体的に少し単調な気がします。
 ヒロインのジェシカ・ビールは格好良くて良かったです。『ブレイド3』にも出演してヴァンパイアと戦うという、ホラー界のニュー・クィーンのようですね。

2005/04/24(日) 私事・写真プリント
 今のプリンターに買い替えて初めて、画像をL版の写真印画紙ベース使用の高品質インクジェットペーパーに印刷してみました。父親に自主制作の蔓工芸品の画像52枚をプリントして欲しいと頼まれたのです。インクジェットペーパーはプリンターを買った時にポイント交換した120枚入りのヨドバシカメラ限定パック。890円の値札が張ってあります。

 で、印刷してみてびっくりしました。本物の写真とほとんど代わりのないできばえ。私自身は別に写真印刷にそれほど意味を感じていないのですが、父はとても喜んでいました。
 ところがこれが意外と手間のかかるもので、まずプリントにかなりの時間がかかります。約五十枚をプリントし終わるのに約一時間半。いや、以前に比べれば早いと言ってもいいのかもしれませんが。
 それから重ねないよう、刷り上がったものは一枚ずつ並べなければなりません。ですから、全部が刷り上がるまでほっぽらかしにしておくわけにはいかないわけです。
 そして並べた状態で10〜15分乾かします。この時、部屋の中はとってもすっぱい匂いが立ちこめます。
 その後、さらにそのプリントの間にコピー用紙などの吸湿性のある用紙(これを間紙というようです)を挟んで重ねます。そして平らな場所に置き、上から雑誌や電話帳などの重しをして、48時間以上乾燥させるのです。

 これだけの手間をかけることが、果たして写真屋に現像を頼むよりもコストがかからないと言えるのか……。ちょっと考えてしまいました。
 

2005/04/23(土) DVD・『アップタウンガールズ』監督/ボアズ・イェーキン
 2004年公開のアメリカ映画。
 
「ワガママ放題に育った元金持ちのお嬢様と可愛げのない大人びた少女が、互いにいがみ合いながらも次第に友情を築いていく過程をキュートに描いた女の子コメディ。監督は「タイタンズを忘れない」のボアズ・イェーキン。主演は「8 Mile」のブリタニー・マーフィと「I am Sam アイ・アム・サム」のダコタ・ファニング。

 ニューヨーク。22歳の女性モリーは、伝説的なロックスターだった父の遺産で高級アパートに住み、パーティ三昧の自由奔放な生活を送っていた。だがある日、印税を着服していた財産管理担当の会計士に全財産を持ち逃げされてしまう。こうして突然無一文になったモリーはアパートを追い出された挙げ句、生まれて初めて仕事を探すハメに。やがて友人の紹介でベビー・シッターの職に就くモリーだったが、その相手とは、女性レコードプロデューサーの娘で、えらく生意気な8歳の少女レイ。大人と子供が逆転したような2人は何から何までソリが合わず激しく対立するが…」
(On line Cinemaより)

 『I am Sam』にも出ていたダコタ・ファニングは決して可愛いとは言えない癖のある顔つきの女の子なのですが、役者にとっては演技力が全てということを裏付けるような魅力を振りまいています。実にクールで見事な大人子供ぶりです。彼女の出演作で上映中の『ハイド・アンド・シーク』は観に行くつもり。

 主演モリー役のブリタニー・マーフィーは完全に忘れていたのですが、『サウンド・オブ・サイレンス』にも出ていた女優さんでした。その時は分裂症の患者役でなかなか迫力のある演技をしていましたが、今回はコミカルな役。実に幅広く役をこなす方なんですね。

 映画としてはコメディですが、本当はアメリカのコメディってあまり好きじゃないのです。何で借りたかというと、設定が面白そうだったから。個人的にはもうちょっとモリーとレイの心の交流を描いて欲しかったですね。期待していたのは人情路線にコメディのエッセンスという割合だったのですが、これが逆でした。

2005/04/22(金) 漫画・『KATUO』あだち充
 「香月との恋が深まる一方、親友・内田仁の逮捕で悲壮な覚悟を決めた岬新一から試合を申し込まれた活樹…
宿命の二人の、最後の闘いが始まる……!!
二人のカツキの物語、ここに堂々完結!!」

 最近、ちょっとしたあだち原作ブームというか、『H2』がドラマ化されたり、『タッチ』は実写映画化ですか。それらは別に見ませんけれど。

 この作品、あだち作品の長編にしては二人が比較的素直にラブラブでした。通してみると、ライバルが途中交代したり、張った伏線を生かし切れなかったり、初期のキャラはどんどん忘れられていったりと、相変わらずの無計画性が見られましたが。

 DVD・『デビルズ・バックボーン』監督/ギレルモ・デル・トロ

 借りてきた六枚のDVD、ようやく五枚目消化。明日が返却日ですが、最後の一枚は午前中に見る予定です。

 2004年公開のスペイン映画。

「ホラー界の俊英、「ミミック」「ブレイド2」のメキシコ人ギレルモ・デル・トロ監督が、巨匠ペドロ・アルモドバルに招かれスペインで撮り上げたゴシックテイストのホラー・ミステリー。スペイン内戦下の孤児院を舞台に、そこへ連れてこられた一人の少年が、怨みを抱えた少年の霊に恐怖しながらも、やがてその背後にある真相に辿り着いた時、想像を絶する惨劇が始まろうとしていた。
 激しい内戦が続くスペイン。人里離れた荒野に建つサンタ・ルチア孤児院。ある日、ここに12歳の少年カルロスがやって来る。幼児を漬けたラム酒を飲む老牧師や義足の女院長など不気味な大人たちが少年を迎え入れる。彼に与えられたベッドは“12番”。それはかつてサンティという少年が使っていたベッドだった。その日から、カルロスは奇妙な囁き声や物音に悩まされるようになる。やがてカルロスはサンティの霊が何かを自分に訴えかけていると感じる。恐怖に怯えながらもサンティをめぐる秘密に興味を抱くカルロスだったが…」(allcinema onlineより)

 スペイン映画独特の色というか、雰囲気はゴシックホラーに良く似合います。
 ホラーとしてとらえるにはかなり物足りません。ただ、スペイン内戦の悲劇を描くある種の寓話として捕らえた場合はまずまずでしょうか。スペイン映画にはスペイン内戦は重要なテーマなんですね。韓国の南北分断やドイツの東西分断のようなものと言ったらよいでしょうか。そんなにたくさんスペイン映画を見ているわけではありませんが、多くの作品でその影をひきずっています。(ビクトル・エリセ監督の作品など)
 スペイン内戦についてはそれほど詳しく知っているわけではないので、その流れをわかりやすく説明してくれている書物など、いつか読んでみたいと思っています。

2005/04/21(木) DVD・『IDENTITY』監督/ジェームズ・マンゴールド
 2003年制作のアメリカ映画。
 実は劇場に観に行きたかった作品。どうして行かなかったのかは忘れました。

 ある嵐の晩、一人の連続殺人犯の死刑の是非を問う審査会がひらかれています。
 同時刻、洪水で足止めをくらった人間たちが一軒のモーテルへと集まりました。女優、その運転手、親子、カップル、娼婦、囚人を護送中の刑事、そしてモーテルの管理人。
 まったくの偶然で集まったはずのこの十一人ですが、何者かに次々と惨殺されていきます。死体のそばにはルーム・キーが。そのナンバーは殺されていくごとに10、9、8……と数が減っていきます。
 まったく共通点がないと思われた十一人でしたが、不思議な共通点が存在しました。それは誕生日。全員が5月10日だったのです。そしてもう一つ。姓がヨーク、ネバダ、フロリダ……と、全員合衆国の州名と同じ。この共通項は一体何を意味するのでしょうか?
 果たして犯人は? その目的は?

 これは面白い作品です。ミステリ・ファンには絶対にお勧め。現代版『そして誰もいなくなった』という感じです。現代版、というのがミソで、陸の孤島で起こる連続殺人という芝居じみた設定が、題名とも関係するある設定によってリアリティ(?)を持たされています。
 終盤、ある意味手品の種が明かされて、それでもなおかつ別種のサスペンスが物語をひっぱります。そしてさらなるどんでん返しが。低予算、アイディア勝負のお手本のような作品です。

 朝日さわやか寄席

 今日だったことを昨日まで忘れていました。
 出演者はいずれも笑点メンバーで、三遊亭楽太郎、林家たい平、桂歌丸。前座は岩手出身で去年も来ていてそのことでお客さんから笑われていた桂花丸でした。

 桂花丸 「宗論」

 妹が17才でできちゃった結婚をしたというマクラはかなり強烈でした。近場ゆえ、親が見に来ているらしかったですが、「言ってやったぜ」とガッツポーズしてました。

 三遊亭楽太郎 「ずっこけ」

 私の嫌いな酔っぱらいの話。お客さんにはウケていました。思っていたよりは悪くなかったかもしれません。それにしても、宮城の人ってシモねたが好きですね。

 林家たい平 「湯屋番」

 まくらがかなり長かったので、かなり急いだ「湯屋番」になりました。まくらを含めて笑いをかなり多くとっていて、若さゆえのパワーを感じる一席でした。 
 
 桂歌丸 「井戸の茶碗」

 去年の10月にえずこホールに来た時にかけたネタです。好きな噺なのでかまいませんけれど。でも、別ネタを聞いてみたかったです。えずこの時は声の調子が悪く聞きづらかったところもありましたが、今日はばっちりでした。

4月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.