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2005/03/28(月)
落語・「棒 鱈」金原亭馬の助
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酒飲みと田舎侍の話。食事をしながら聴いたのですが、酔っぱらいのろれつの回らない話し方に食欲が失せました。
酔った男が友達の虎と座敷で飲んでいます。芸者を呼んだのですが隣にばかり芸者があがるので面白くありません。 その隣では、芸者が侍に酌をしながら注文を取ろうと好きな料理を聞きます。すると侍は「赤ベロベロの醤油漬け(マグロの刺身)、イボイボ坊主のすっぱ漬け(蛸の三杯酢)」との答え。隣で話が聞えていた酔っ払いは「やめろ馬鹿」と怒鳴ります。侍は腹を立てますが、「隣のお客様同士の話」だと芸者が話をそらし、唄をうたうように促すと「もずの嘴」を唄いだします。 酔った男がまた、「酒がまずくなるからやめろ馬鹿」と叫び、それをまた侍が耳にしますが、また芸者が次の唄をと話をそらします。 次に「十二ヶ月」という唄をうたいましたが、それを聞いて酔っ払いも喉を聞かせてやろうと都々逸を口にします。侍も負けじと「利休」という唄を。 酔っ払いは、隣の侍がどういう顔かを見たいと言い出し、小便だと座敷を抜けて侍の部屋を覗こうとします……。
なんというか、個人的にはあまり面白い噺とは思いませんでした。ろれつの回らないへべれけの酔っぱらいのしゃべり方って、あまり好きじゃないんです。例えば「親子酒」とか。同じ酔っぱらいの話でも、「替わり目」は好きなんですけれど。
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