ロバの耳
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最新の絵日記ダイジェスト
2006/08/15 夏休みV
2006/08/14 お盆
2006/08/09 おとぎばなし
2006/07/30 殺しの儀式
2006/07/28 大雨と長靴

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2005/02/18(金) 私事・胸の痛み
 旅の途中で初めて感じた左胸の痛み。
 その時ほどではないのですが密かに痛み続けています。
 今日、ちょっと触ってみたら、左胸の上の部分が妙に堅い。
 右胸と触り比べるとその堅さが良くわかります。
 医者に行った方がいいのかな?

2005/02/17(木) 私事・ドラマ
 ドラマは基本的に見ません。が、見始めると見続けてしまいます。
 今、見ているのは『ごくせん』。視聴率高いですね。もの凄く漫画チックでベタなドラマなのに。

 旅の記録でも書いた『タイガー&ドラゴン』は、春から連ドラ化が決まっているそうです。これは始まったら見るつもりです。

 ところで、ライブドアの堀江社長とフジの戦いがいろいろ取りざたされていますね。レギュラー出演していたバラエティーが放送中止になったとか。別に見てませんでしたからどうでもいいんですけど。

 そのフジが4月から放送を予定している、SMAPの草なぎ剛を主人公した新ドラマは、六本木ヒルズにオフィスを構えるIT企業を舞台に、サラリーマンの草なぎが社長を目指して奮闘するストーリーらしいですね。そう、どうやらこのドラマ、堀江社長を意識して作られたドラマらしい。皮肉なものです。

 なんでこんな話題を取り上げたのかといいますと、脚本を担当しているのが佐藤嗣麻子さんだから。たぶん今頃、脚本の直しに大わらわでしょう。お気の毒なことです。

2005/02/16(水) 私事・大雪
 朝から降り始めた雪のおかげで、現場は中止になり、野暮用を済ませることができました。

 一つは髪を切ること。お気に入りの床屋さんも、平日、大雪の中では客は誰もこず。朝から二回目の雪かきをしていた店長さんにはお茶をご馳走になりました。

 もう一つはバイト先の事務所に行って、源泉徴収票をもらってくること。確定申告が始まりましたからね。

 あとは家に帰って寝ました。昨日からずっと気持ちが悪くて頭がもの凄く痛いのです。風邪でしょうか?
 全国の風邪ひき仲間さん、Gute Besserung。

2005/02/15(火) 落語・『夢金』十代目金原亭馬生
 なんど聞いても馬生の方が、父・志ん生に語り口が似ていると思うんですけれどねぇ。

 『夢金』は夢オチの噺。

 金が好きで好きでしょうがない船頭の熊蔵。寝言でも「百両〜!」なんて叫んでいる始末。寝ているところを起こされて、酒代ははずむからとわけありの男女を船に乗せることになります。
 実はこの男、大金を持っている娘を殺して金を奪おうと考えている極悪人。大川の途中まで来たところで、娘を殺して金を山分けしようと熊蔵にもちかけます。
 熊蔵はしぶしぶ引き受けるふりをし、中洲に船をつけて男を先におろしたところで素早く舟を出し、男を置き去りにしてしまいます。そして娘を家におくりとどけ、事情を話すと下へも置かないもてなし。莫大もない謝礼をもらいますが……。

 弟子だった五街道雲助が、馬生についてHPでいろいろ語っています。

「金原亭馬生と云うと繊細、緻密な芸の様に思われていますけど、弟子の目から見るとまるであべこべでしたですね。どんな大根多でも、又久しぶりにかける根多でも余り復習わずにかけてしまいます。まだ目黒に寄席があった頃師匠の真打で、楽屋で「何をやろうかなぁ」と考えている内に上がりの時間になりました。楽屋が地下でしたから、階段を上がりながら「うーん、そうだ、ちょうじちょうじ」と言いながら高座でいきなり「名人長二」を始めたのには驚きました。確かその日から何日か連続でかけました。その高座度胸には度々驚かされました」

「高座度胸が良い分、噺は大雑把なところがありました。言い間違いはのべつでした。もっとも有名なのに金亀の間違いというのがあります。ラジオで「子別れ」を演った時に、子供の名前が始め金坊だったのがいつの間にか亀に変わり、その後又金坊になり亀になりで訳が分からなくなっちゃった。その後この放送を聴いた方から「子供の名前が何度か変わりましたが・・」と師匠に直接電話がありました。ところがあたしの師匠は絶対に間違えたとは言いませんでした。「いえ、あれでいいんです。昔は子供の事を総じて金坊と言ったもので決して間違いではありません」そんな馬鹿なことはないけれど相手をそれで納得させてしまったのが凄い」

「この手の噺には事欠きません。紀ノ国屋寄席で「金明竹」を出しましたけど、やはり復習わずに高座に上がりました。「金明竹」の様な言い立てのある噺を復習わずに上がるなんて事はあたしらにはとても真似できません。案の定言い立てが「うーん」「それで・・」「でこのー」という訳の分からない接続語の連続になりました。二度目三度目の言い立ても、ハナはすらっと出て今度は大丈夫かなと思うと、又「うーん」となる。それでもどうやら終えたんですけど、当時紀ノ国屋寄席には「お尋ねします、お答えします」というコーナーがあって丁度師匠の番でした。客に質問を取ったところ「今の言い立てが三度とも違いましたが・・」てぇのが出た。あたしならすぐに謝っちゃうとこですけど、師匠はまるで驚かない。「エーあれは、昔名人と言われた圓喬と云う噺家が、あれだけ長い口上を三度とも同じに言える訳がないと、三度とも言い立てを替えました。あたしもそれに倣ったんです」と言ったらお客が「ほーっ」と納得しちゃったんですけど。不思議な説得力がありましたですねぇ」

 昔の名人上手はさすが一筋縄ではいかない強者ばかりです。

2005/02/14(月) 落語・『うそつき弥次郎』三代目三遊亭金馬
 嘘をづらづらと並べていくお話で、いくらでも改作のできる話です。南極に行ったり北海道に行ったり、高野山に行ったりとパターンはいくつかありますが、筋はほとんど代わりがありません。関西では『鉄砲勇助』と言われています。「鉄砲(ほらの意味)言う助」の意味で、「嘘つき村」と言う演題で演じられることもあります。

 三代目金馬は調子よくほらを吹いていく男と、聞き役でつっこみ役の男との演じわけとタイミングが見事。こういう話はその辺がしっかりできないといけません。

 金馬の名は元は立川流だったそうで、立川金馬は三代までいたそうです。当代の金馬は四代目なので、合計七名の金馬がいることになります。

 そういえば、先日の九州旅行のおり、利用したANAの飛行機の落語チャンネルで当代四代目の金馬の『ねぎまの殿様』をやっていました。
 当代の金馬はそんなに好きではないのですが、この話はけっこう面白く聴けました。話の筋はほとんど『目黒のさんま』と変わりません。

 殿様がお忍びでお出かけのさいに、立ち寄った店でねぎまを食べますが、その味が忘れられません。屋敷に戻ってからねぎまを作らせようとしますが、殿様は「ねぎま」のことを「にゃー」と言うので料理番はなんのことかわかりません。お供の三太夫がそれは「ねぎま」のことであると教えて、料理番は作り始めますが、気をつかってマグロは賽の目に切って蒸かして脂ぬきし、ネギは茹でてしまったので、美味しいはずがありません。

 私が金馬の「ねぎまの殿様」が気に入ったのは、殿様が三色のねぎまを称して「三毛のにゃー」という、その言い方の可愛らしさでした。

 ところでこの話、殿様の言うとおりに「ねぎま」が調理され直してお酒も飲んで、いよいよオチ……というところに来て、飛行機のアナウンスが入ってしまいました。
 アナウンスが終わった時には噺も終わってしまっていました。そのため、私はこの話のオチを知りません。

2005/02/13(日) 漫画・『Dr.コトー診療所O』山田貴敏 YSCOMICS
 第一部完結巻です。

 それにしてもコトー、面白くなくなりました。ちょうどテレビでドラマ化された頃までは面白かったんですが。一部完結を機会に買うのをやめようかと思っています。

 その原因は何かと考えますと、コトーのキャラクターの質が少しずつずれてきたからのような気がします。作者の押さえどころのズレとでも言いましょうか。

 面白かった頃のパターンは、患者や周囲の者たちがコトーに対する不審の念を持っていて、コトーがその人格と医者としての腕で、いかにその信頼を勝ち取るか、というものでした。

 それが最近のコトーにはどこか爽快感がない。医療漫画であるがゆえにテーマが重くなるのは仕方ないのですが、その重さを救うのがコトーのキャラであったはずです。そして大逆転劇を生むのが彼の腕であったはず。

 パターン化を回避しようとするが故にキャラクターに挫折や失敗や苦悩をさせ、それを乗り切ることでの成長を描こうとするか、それとも完全に開き直ってパターン化させてしまうか。
 難しいところではあると思うのですが、人気作の延命化を謀るための新展開というのは、往々にして従来のファンを離れさせることになる気がします。

 NHKアニメ『名探偵ポアロとマープル』
 来週はマープルもの。
 『火曜クラブ』に収録されている『動機と機会』です。
 でも、『火曜クラブ』は連続物なのだから、連続ものとして全編やって欲しいなぁ。
 『火曜クラブ』に集まった人間たちが問題を出し合い、推理をしあい、誰も正解を出せないところに、みなが侮っている老婦人マープルが謎を解決してみせるというところがいいんですから。

 

2005/02/12(土) 歴史・高千穂
 旅の記録、南九州編の中で触れた「高千穂はどこにあったのか?」について、哲学者の梅原猛が一つの解答を出しています。

 梅原猛は、高千穂がどこであったのか、天孫族がどういう人々であったのかということを知るためには、ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメの出会いの地、「笠沙のミサキ」の場所が重要だといいます。そしてそれは鹿児島の野間半島であろうと。

 そうするとルートからいって朝鮮半島からではなく中国南部から高度な航海術と稲作文化を持った人々がやってきたと考えるのが自然だと。そしてそこから宮崎の高千穂を目指した。距離的には霧島の高千穂の方がずっと近いのですが、あの一帯は稲作には向いておらず、また「高千穂」という山はあっても地名がないのが少し弱いということです。
 九州の稲作は天孫一族の渡航よりずいぶん昔に伝わっいて、適地はすでに他の豪族達に押さえられていた。そこで西臼杵の高千穂まで移動してこざるをえなかったというわけです。

 さらに氏は高千穂の山に囲まれた地形が飛鳥の地によく似ていることから、神武天皇の東征後、先祖の土地の記憶から飛鳥に都を開いたという推理までしています。

 あくまで一つの推論ではありますが、とても面白い思いました。

2005/02/11(金) 雑誌・『歴史群像』
 ネットで年間購読を注文してしまいました。

 最近、いちいち本屋に買いに行くのが面倒くさくなっています。
 本屋に行くのは嫌いではないです。いろいろ眺めているだけでも楽しいですし、新しい作家を衝動買いしたりしなくなりますから。
 でも、車を運転して本屋に行くのは面倒くさく、ガソリン代もかかります。ついでに寄れるようなところに本屋はないですし。

 最近の『歴史群像』では、「彼女たちの戦い」というコーナーが気に入っています。
 彼女たちとは言っても、人間の女性ではありません。それは女性に例えられた艦船たちのことです。
 最新2月号では、某アニメの美少女キャラクターの名前に使われて一世を風靡した、駆逐艦「綾波」でした。
 駆逐艦は戦艦や空母のように派手ではありませんが、艦隊になくてはならない存在です。戦艦や空母の護衛や、策敵や先陣を切っての攻撃など、実際は主役級の活躍をする船なのです。
 その駆逐艦の代表として今回紹介された「綾波」のエピソードは第3次ソロモン海戦での活躍でした。

 昭和17年11月14日、ガタルカナル島再砲撃作戦において、「綾波」は掃討隊の一員として前方の警戒をしていました。
 月のない墨を流したような暗闇の中、日本軍は掃討隊の中から「綾波」一隻だけを策敵に出します。21時過ぎに米戦艦が掃討隊に砲撃を開始。これを受けて同隊は待避を始めますが、「綾波」は果敢に反撃を試みます。たった一隻の突撃に対し、米軍前衛駆逐艦四隻はいっせいに砲撃を集中。一対四の戦いです。
 「綾波」は34ノットの高速で走りながら「プレストン」、「ウォク」を炎上させます。島を背にする戦法で米軍のレーダーをかいくぐる「綾波」ですが、それでも四隻がかりの攻撃は次第に「綾波」を追い込んでいきます。艦橋付近に被弾、火災を起こし、速力も舵も利かなくなります。
 それでも戦い続けた「綾波」は、魚雷により「ウォーク」を撃沈、「ベンナム」の艦首を吹き飛ばし、「プレストン」を火だるまに。たった一隻で三隻の敵艦を撃破したのです。
 そして15日の零時過ぎ。満身創痍となった「綾波」は最期のときを迎えます。二度の大爆発を起こし、暗闇の中にその身を横たえたのです。

 

2005/02/10(木) 私事・脱輪
 以前、トラックのタイヤが脱輪して母子に当たり、死亡事故を起こしたということがありました。その事故がきっかけとなって某自動車メーカーの欠陥隠しが明らかになったりもしたのでした。

 今、一直線の橋の上の現場で仕事をしているのですが、そこで走行中の四駆車が、左前輪を脱輪させたのを見ました。

 車はもちろんその場に停まったのですが、とれたタイヤはそのまま40メートルくらい勝手に転がって行きました。まるで漫画の車の大破シーンみたいに。

 幸い大きな事故にはなりませんでしたが、本当にあるんですね。こういうことって。

2005/02/09(水) 言葉・顛倒語
 NHKラジオの「気になる言葉」のコーナー、今日のテーマは「顛倒語」でした。
 「顛倒語」とは逆さ言葉というか、業界用語や隠語などでよく使われている言葉です。サクイ→臭い、ショバ→場所、ドヤ→宿、レツ→連れ等々。最近は「まいう〜(うまい)」なんていうのもありますね。

 ところが今日紹介されていた顛倒語は、「まさかこれが顛倒語だったとは」と驚かされるものばかり。

 例えば「グレる」。これが「顛倒語」だとはまさか夢にも思ってませんでした。
 これは「はまぐり」→「ぐりはま」→「ぐれはま」→「ぐれ(はま省略)る」と変化したもの。なぜ「グレる」が「はまぐり」なのかというと、蛤を使った「貝合わせ」の遊びから来たものなのだそうです。

 それから「ゲンをかつぐ」の「ゲン」。これは「エンギ」→「ギエン」→「ゲン」となったとのこと。

 また外来語からも「顛倒語」が。ダメになるという意味の「ポシャる」は、フランス語の「シャッポ」をひっくり返したもの。降参することを「兜を脱ぐ」、「シャッポを脱ぐ」などと言ったことから来た言葉のようです。

 「グレる」や「ゲン」は近松の作品に出てくるそうで、日本人、特に関西人は、昔から言葉遊びの好きだったようですね。

 もっとも、いろいろ調べてみると、反対意見もあるようです。 興味を持たれた方は「ざつがく・ザツガク・雑学!」というサイトの「逆さ言葉」を見てみるといろいろ書いてあります。

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