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2005/02/09(水)
言葉・顛倒語
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NHKラジオの「気になる言葉」のコーナー、今日のテーマは「顛倒語」でした。 「顛倒語」とは逆さ言葉というか、業界用語や隠語などでよく使われている言葉です。サクイ→臭い、ショバ→場所、ドヤ→宿、レツ→連れ等々。最近は「まいう〜(うまい)」なんていうのもありますね。
ところが今日紹介されていた顛倒語は、「まさかこれが顛倒語だったとは」と驚かされるものばかり。
例えば「グレる」。これが「顛倒語」だとはまさか夢にも思ってませんでした。 これは「はまぐり」→「ぐりはま」→「ぐれはま」→「ぐれ(はま省略)る」と変化したもの。なぜ「グレる」が「はまぐり」なのかというと、蛤を使った「貝合わせ」の遊びから来たものなのだそうです。
それから「ゲンをかつぐ」の「ゲン」。これは「エンギ」→「ギエン」→「ゲン」となったとのこと。
また外来語からも「顛倒語」が。ダメになるという意味の「ポシャる」は、フランス語の「シャッポ」をひっくり返したもの。降参することを「兜を脱ぐ」、「シャッポを脱ぐ」などと言ったことから来た言葉のようです。
「グレる」や「ゲン」は近松の作品に出てくるそうで、日本人、特に関西人は、昔から言葉遊びの好きだったようですね。
もっとも、いろいろ調べてみると、反対意見もあるようです。 興味を持たれた方は「ざつがく・ザツガク・雑学!」というサイトの「逆さ言葉」を見てみるといろいろ書いてあります。
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