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2005/02/23(水)
ドキュメンタリー・『追跡“第三の男”「制作秘話」』
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昨夜NHK衛星第2で放送された『第三の男』の制作秘話をほぼ同時刻に放送していました。 「1949年に制作された不朽の名作『第三の男』誕生の背景を、出演者や制作スタッフへの取材を通じて探る。『第三の男』にまつわる知られざるエピソードや、映画の印象的なカットが苦心の末に生み出されたことが明かされる」
解説によると、私が見て強く残った印象はやはり制作者側の狙い通りという感じで、してやられっぱなしでした。オーソン・ウェルズ演じるハリーの登場シーンの猫との絡みなども、映画史上屈指の名場面なのだそうです。
ところで、本日の放送でも各所に映画のシーンが多々挿入されていたのですが、昨日の放送時とは字幕の訳がかなり違っていました。それで、昨日はイマイチよく意味がわからなかったセリフが、「なるほどそういうことか」と理解できた箇所が何ヶ所もありました。 特にそう感じたのは有名な観覧車のシーンでの会話。映画の主題という意味でも非常に重要なポイントであるにも関わらず、昨日の字幕では会話の内容がイマイチ読み取りづらかったのですが、それが今日の字幕だととてもすっきりとわかりやすかったのです。 たかが映画の字幕ですが、訳し方次第でその映画に対する印象もかなり変わってしまう可能性があるようです。 まぁ、再見ということも多少は理解度を深めた理由の一つではあるのかもしれませんけれど。
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