ロバの耳
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2005/02/01(火) 落語・『菊江の仏壇』二代目三遊亭百生
 昨日・今日の二回に分けて放送されました。
 上方の噺です。百生という人は上方の噺家さんだったらしいのですが、後に東京に来て活躍したのだそうです。

「遊郭通いばかりしている若旦那。本妻は心痛から病気になり、実家に帰って養生しています。
 ある日父親がそんな若旦那に「お前、たまには自分の妻の見舞いに言ったらどうなんだ」と小言を言います。しかし、いっこうに聞き入れる様子のない若旦那。
 あきれた父親は代わりに自分が見舞いに行くといって出かけます。その留守の最中に、若旦那は馴染みの菊江という芸者に会いに行こうとしますが、息子を外に出すなと父親に言い含められている番頭が許しません。
 すると若旦那、番頭が店の金をごまかして女をかこっていることを知っているぞと言って番頭を脅します。やむなく番頭は、菊江に若旦那が会いに行くのではなく、逆に店の方に呼ぶように言います。しかし、それでは店の者の口を封じなければなりません。それならいっそ、店の者も一緒に騒ごうじゃないかということになり、それぞれの好きな食べ物を頼んで、酒を飲んでどんちゃん騒ぎをすることになります。
 ところが、そこへ帰ってこないはずの父親が戻ってきて、店の者は慌ててご馳走を片づけ、若旦那は呼んだ菊江を仏間に隠します。
 帰ってきた父親は、本妻の死を若旦那に告げ、葬儀のために仏壇にしまってある物を取りに来たと言って仏間に入っていきます。そこに立っている菊江。それを見た父親は、死んだ本妻が化けて出てきたものと思ってしまいます」

 若旦那が番頭の悪事を暴露する辺りは『山崎屋』、店の者が好きな物を頼みまくり、どんちゃん騒ぎをし、旦那が帰ってきてしまう辺りのくだりが『みそ蔵』を彷彿とさせる噺です。
 バチバチと調子を取るために縁台を叩くのが、ラジオだとちょっとうるさいというか、耳障りでした。
 ジャンルは怪談に入るようなのですが、本物の幽霊は出てきません。それにしてもひどい若旦那だ・・・。


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