ロバの耳
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2005/12/19(月) 俳句・朝日俳壇
 最近、やたらと俳句が気になるというか、目につくようになってしまいました。

 今日、気になった俳句は、本日付けの朝日新聞の俳壇に載っていた、金子兜太選の句。

 今日は赤ちやん灯油如何かな 高梨茂

 評には「流行した歌詞を活用」とあって、まさにその通りなのですが、私がこの句を見て思ったのは、灯油の移動販売の車のことです。

 高梨さんは東京の方なのですが、こちらでも灯油の移動販売の車からはなぜか、「こんにちは赤ちゃん」のメロディが流されています。この句はたぶん、現代版「物売りの声」を句にしたものだと思うのです。

 というか、実は私も同じような発想で句を作ろうとしたことがあったのです。私の場合はゴミの収集車のあの調子っぱずれなオルゴールの音。

 うらさびしい枯れ田の道を走るゴミ収集車から流れるオルゴール風の音は、反響したりドップラー効果を起こしたりで、ぴん、ぽん、ぱら、ぱん♪ みたいにまるで音符が五線譜から零れて、あちこちに散らばっていくかのように聞こえます。それにはなんともいえないわびしさがあるのです。

 で、実際に作ったら「枯野道音符散らして収集車」ってな感じになったのですが、わかりにくいうえにあんまり面白くないので没にしました。

 それに比べて高梨さんの句は可愛らしいし、明るくていいですね。今年の灯油の高値をうっかり忘れて買ってしまいたくなるような句です。

2005/12/18(日) 私事・ペーパークラフトの完成
 今日は一日、ペーパークラフトにかかりきりでした。

 せっかくの休日をこんなことに。空しい。その結果得られたものは、頭痛と肩こり、そして親指の腹の深い傷。

 鋏だと埒があかないのでデザインナイフを導入したのは良かったのですが、替え刃の容器のフタがなかなかあかないので親指で強めにガッと開けたところ、中の歯がグサッ。深すぎて血は出ないし、痛くはないしで、とりあえず瞬間接着剤つけときました。

 まぁ、模型作りとかしてると必ずやりますけれどね。デザインナイフでフィンガーカット。

 完成画像は右です。

2005/12/17(土) 私事・クラフト人形を作り始める
 ハロウィンの魔女ができるというクラフト人形の型紙を妹からもらいました。ネットでダウンロードしてプリントしたものらしいです。

 実は私はあまり器用な方ではなくて、小学校の図画工作の工作はいつも先生から×をもらっていました。こういうの、父は得意なのですが。あと友人のSとか。

 とりあえず作り始めてみましたが、鋏で曲線を切るっていう作業がひどく難しい。一つのパーツを切り抜くのにやたらと時間がかかります。紙切りの正楽師匠は偉大だ。

 のり付けとかもヘタクソなんだよなぁ。完成は果たしていつになることやら。

2005/12/16(金) 俳句・鰯雲
 11月のリアル句会で、固有名詞の題で自分の持ち点を一点入れた、きりん舎さんの「鰯雲」を使用した句がありました。

 宮城から東京まで、鈍行電車に揺られながら空を見ていた自分は、自分なりの解釈でこの句にとっても共感してしまったのですが、正岡子規の句にもその時の自分の感慨に近い句があるのを最近知りました。

 梅を見て野を見て行きぬ草加まで

 この句もきりん舎さんの句もそうなのですが、世界の広がりと繋がりがとても良く感じられます。

2005/12/15(木) 私事・サミティ
 夜、甥のゆーりが遊びに来たのですが、彼の見せてくれた自作紙芝居を見てびっくり。これがサミティというオリジナル・キャラクターの出てくるお話なのです。

 サミティは山を登ったり、海へ行ったり、昼寝をしたり。ラストは物陰から顔を半分だけ覗かせて、バイバイだって。すげーと感心してしまいました。

 とりあえず、サミティをペイントで書いてみました。このキャラの著作権はゆーりにあります。

2005/12/14(水) 俳句・朝日新聞宮城版の俳壇
 前回、11月の句会で「浮」のお題で師匠が作った俳句でとても好きな句があるのですが、今朝の朝日新聞に似たようなコンセプトの句があり、それが第一席を取っていました。

 短日の音無き家に帰りけり

 私の好きな師匠の句の方はより叙情性を感じるのですが、この句はこの句でとても淡泊ですっきりとしていて、なかなかいいじゃなないか、と思いました。

2005/12/13(火) 本・「ローマ人の物語23 危機と克服[下]塩野七生
 「このデリケートなシステムの運用当事者たちを私なりに分類すれば、次のようになる。一、ローマ皇帝とは、ローマ市民中の第一人者にすぎないと信じていた──統治前半のティベリウス、全治性を通じてクラウディウス、そしてティトゥス。二、信じてはいないが、信じているフリはした──治世の全期間を通じてアウグストゥス。そして、ヴェスパシアヌス。三、信じてもいず、信ずるフリもしなかった──統治後半のティベリウス、そして、ドミティアヌス」(本文より)

「ヴェスパシアヌスの長男として皇位に就いたティトゥスは誠実を身上とし、ヴェスヴィオ山の噴火によるポンペイの全滅、そして首都ローマの火災という惨事にも対策を怠らなかった。しかし、不運にも病に倒れ、その治世は短命に終わる。続いて皇帝となった弟ドミティアヌスは、死後「記録抹殺形」に処せられる。帝国の統治システムを強化し、安全保障にも尽力したにもかかわらず、なぜ市民や元老員からの憎悪の対象になったのか」(カバー折り返しより)

 下巻にずいぶん時間がかかってしまいました。まだまだ読みたい本は山積み状態だというのに。

 理由はやはり、内容が退屈だったから、でしょう。今回のほとんどのページを割かれて書かれているドミティアヌスは、「記録抹殺形」を受けただけあって資料が少なく、作者もいまいち人物の掘り下げが出来なかったのではないでしょうか。主に業績の羅列になってしまって、確かにそれに対する歴史的、個人的評価を語ってはいますが、いまいちこれまでの皇帝たちの記述よりもドミティアヌスという人間にせまっていく感じがしない。帯には「元老院から報復」で暗殺されたかのようなことが書いてあるのに、その死に方もいまいち劇的ではなく、実際は家庭内の不和に端を発していた様子。

 皇帝となって一年半で病死した兄・ティトゥスはポンペイの悲劇の描写もあってなかなか面白かったのですが、その十倍の期間皇帝であったドミティアヌスの項はかなり退屈でした。

 ところで本書の最後には、ハドリアヌスまでのショートリリーフとして五賢帝の一人目として数えられるネルヴァも登場するのですが、この人の在位も一年半と短い。そしてやったことと言えば、ハドリアヌスを跡継ぎとして指名したということだけ。

 高校時代、世界史で必死に覚えた五賢帝の、最初の皇帝がその程度の人でしかなかったことを今回初めて知って、もの凄くショックでした。

2005/12/12(月) 私事・プリントカートリッジ切れる
 先日、三色プリントカートリッジが切れてカラー印刷ができなくなったので、今まで写真印刷や年賀状印刷でカラーインクを使いまくった父親にカートリッジ代を請求したのですが、今年の年賀状印刷をしていたら、あと十枚刷れば完了というところで今度は黒が切れました。

 近場にヨドバシもなく、この辺の家電量販店ではHPのカートリッジ、取り扱っていないので、切れると非常に面倒です。三色カートリッジの方も、買ってこないと刷れないよと脅して父親に仙台まで買いに行かせたのでした。

 でも、ふとHPのサイトを覗いてみたら、注文すれば届けてくれるんですね。会員登録して注文しました。カートリッジって安くないんですよねぇ。ヨドバシで買えばポイントは貯まってお得なのですが、仙台まで行くとガソリン代もバカになりません。

 自分は年賀状は全て手書きですから、プリンタはほとんど両親の求めに応じて使用しているような状況。今度のカートリッジ代も請求できないこともないのですが、両親ももう年金暮らしですしね。これくらいはサービスしてやらないとなぁ。

2005/12/11(日) 書籍・『県別マップル宮城県広域・詳細道路地図』昭文社
 最近、地図ブームなのだそうです。東京の大きな本屋さんの店先にはいろんなタイプの地図がずらりと並んでいるとか。未来地図、立体地図、市町村合併地図……。

 そんなニュースを地図を買い替えたその日に聞いた私は、思わず苦笑してしまいました。

 地図は前々から買い変えたいと思っていたのです。今まで使っていたものでも不便はあまりないのですが、八年たつとさすがに載っている道や店が古くなってきます。それに、ちょっと安めの地図だったので、細かい道が載っていないのですね。しかも都市部から離れるほど。(私が行かされる現場はそうところの方が多いのに)

 今回は思い切って少し高めのものを買いました。「宮城県広域詳細地図」昭文社。県内のほぼ全域を1:30000でカバーしてくれています。(さすがに七が宿町の先の方は1:20000でしたが)

 買う前にかなり吟味したのですが、さすがにこれは道が詳細。ただ詳細すぎて、本当に繋がっている道なのか?とか、あったとしてもまともな道なんだろうか?という疑問もあります。現にうちの住宅地から「ここではこんなふうに繋がってないぞ」という謎の道が一本書いてありますし。

 でも、地図とか辞書とかって、なんか好きなんですよね。買うと意味もなくいろいろ眺めてしまいます。

2005/12/10(土) 音楽♪『あざやか』空気公団
 発売は7日なのに、Amazonで注文したら届くのに三日もかかってしまいました。

 封を開けてすぐステレオに入れ、エンドレスに。空気公団の音楽はじっくり何度も何度も聞き込んでいかないとその良さがわからないのです。そしてその何度も聞ける、いくら聞いても飽きないというのが最大の魅力なのです。

 いまのところ、気に入った曲。

・みんなお誕生日
・風に乗った言葉

 これからもどんどん増えていくと思いますが、まだ曲名を良く覚えられない状態。

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