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2005/11/17(木)
DVD・「夢のチョコレート工場」監督/メル・スチュアート
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キャスト/ジーン・ワイルダー、ジャック・アルバートソン、ピーター・オーストラム
1971年に制作されたもの。ごく最近、「チャーリーとチョコレート工場」としてリメイクされました。
ミクシィの紙魚子さんはこの映画を見てリメイク版を観に行くのを楽しみにしていたのだそうで、彼女の言う「インパクトのある映像」というのがどんなものなのか、興味があったので見てみました。いえ、CGを使えばなんでも映像化できる今とは違う35年前は、同じ作品をどういう工夫で料理しているんだろうと思ったのです。
これが思った以上に楽しめました。チープな部分はもちろんチープです。全て実物大に作られたセットか、特撮はブルーバック合成ですから。でも、そのぶん、リアリティというか、奥行きがあるのです。昔の映画は。空間的に広がりを感じるというか。ロケ地となったミュンヘンの町がとても美しい。
それにブルーバック合成や、オープンリールを使っているコンピュータなども、物語がファンタジックなおかげでそれほど変に見えない。多くの点でリメイク版にまさるとも劣らないデキなのです。実に頑張っている。
ただ、やはり当時の技術ではできないこともありました。リスのシーン。どう撮ってるのかなと楽しみにしていたら、「金の卵を産む鶏」という設定に変更されていました。もっとも、リメイク版でもリスのシーンは本物のリスを調教して使ったという話なので、こればかりはCGの手柄ではないのですが。ひょっとしたらあのシーンをCGなしで撮って見せたことがバートン監督の前作に対する一番のこだわりだったかもしれません。
それにしても、リメイク版がもう一度見たくなりました。早くDVD化されて欲しいものです。
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