ロバの耳
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2005年10月
前の月 次の月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
最新の絵日記ダイジェスト
2006/08/15 夏休みV
2006/08/14 お盆
2006/08/09 おとぎばなし
2006/07/30 殺しの儀式
2006/07/28 大雨と長靴

直接移動: 20068 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 月 

2005/10/21(金) 私事・ばーすでい
 いくつになっても嬉しい誕生日。
 赤飯を炊いてもらいました。

 赤飯好きなのですが、二度蒸しして、小豆ではなく「金時豆」を使ったお赤飯は、いつもの二倍は美味しかったです。甘さ、噛み心地、全てにおいてパーフェクト。満腹なのに口が欲しがって困りました。

 おすまし(本当はそばのつゆ用に作られた)に入っていたゴボウは、うちの畑でとれた滝野川ゴボウ。
 これ、なんと北区滝野川原産のゴボウらしいのです。
 これが甘くて柔らかくてとっても美味しいゴボウでした。

 

2005/10/20(木) 音楽♪「君はひとくせ」ao
 aoは空気公団の山崎ゆかりさんとキマタツトムが作った新ユニットです。中澤くんにiTinesとともに試聴版をインストールしてみたらと勧められて、今度発売するアルバムの一曲を聴いてみました。

 キマタツトムは以前、空気公団の「自転車バイク」を聴くために買った『OUR REBEL SONGS〜素晴らしきコアレコードの世界〜』の中に、「ルス」というインストロメンタルミュージックが入っていました。この「ルス」のメロディは悪くはなかったのですが……。

 「君はひとくせ」、メロディは可もなく不可もなく、歌詞は不可という感じで……アルバムを買うほどのことではないかな。

 もともと私はあまり歌詞にはこだわらないほうです。だから洋楽なんかも平気で聴けるわけです。ただ空気公団は生涯で唯一、歌詞もいい!と感激したバンド。そのメイン作詞の山崎さんがボーカルのみで作曲、作詞にからまないんですから、私にとってはあまり価値を見いだせるユニットではないのかもしれません。

2005/10/19(水) フリーソフト・AudioEditorVer4.1.2
 「AudioEditorとはMPEGAudioを、小さい誤差でできる限り高速にカット、結合、分割するプログラムです。展開(デコード)しないので高速な編集ができます。 ラジオ番組等のCM編集にもってこいです」(Helpの説明より)

 そういう作業が必要になったのです。

 昨日書いた、メル・トーメのレコード音源、CD-Rに焼く時に針が飛んだところで自動的にトラックが切れてしまい、ところどころ曲がおかしなところで切れていたり、逆に繋がってしまっていたりしたのです。

 それがMP3ファイルなら簡単に直せるだろうと思い、編集ソフトを探したのですが、元からPCに入っているソフトではやれるのかもしれないけれどやりかたがわかりません。

 それでネットで検索したのですが、私の欲する機能を持った音楽ファイル編集ソフトがどれなのか、よくわかりません。それっぽいのをダウンロードしては試してみましたが、わかりにくいものばかり。

 結果、「AudioEditor」が一番簡単でわかりやすく私の意図を叶えてくれるソフトでした。感謝をこめて紹介させていただきます。

ダウンロード
http://ted3.tripod.co.jp/

2005/10/18(火) 音楽♪「MY NAME IS MEL Vol2」MEL TORME
 メル・トーメはジャズ歌手です。歌手としてばかりでなく、数種類の楽器をこなし、作曲も手がけた職人的音楽人でした。

 本アルバムは、そのメル・トーメが当時流行りのポップスソングを歌い上げたもの。曲名をみるだけでも六十年代の名曲がずらりです。

『COMIN' HOME BABY』
 ナッシュビル出身の黒人ベーシスト、ベン・タッカーの作品。メル・トーメが1962年にカバーして出したところ、オリジナルに負けないヒットを飛ばしたそうです。

『STRABGERS IN THE NIGHT』
 ジェームズ・ガーナー主演の1966年ユニバーサル映画「ダイヤモンド作戦」の主題歌。フランク・シナトラも歌って66年5月から8月にかけて大ヒットしました。

『HOMEWARD BOUND』
 1966年のサイモン&ガーファンクルの大ヒット曲。

『MY LITTLE RED BOOK』
 1965年の映画「何かいいことはないか子猫ちゃん」の中でイギリスの五人組マンフレッド・マンが歌ったヒット曲。私の大好きなバート・バカラックの曲です。

『WALK ON BY』
 これもバカラック・メロディー。1961年末にロイ・ヴァンダイクが歌ってヒットさせたそうです。

『IF I HAD A HAMMER』
 天使のハンマー。作られたのは50年代ですが、60年代にピーター・ポール&マリーが歌ってヒットしました。

『BETTER USE YOUR HEAD』
 黒人の四人組、リトル・アンソニーとインペリアルズが66年に歌ってヒットした曲。

『TIME』
 66年の3月から4月にかけてポゾ・セコ・シンガーズがヒットさせた彼らのデビュー曲。

『SECRET AGENT MAN』
 当時のテレビの人気番組「シークレット・エージェント・マン」の主題歌。ジョニー・リバースが66年春にヒットさせました。

『PRETTY FLAMINGO』
 マンフレッド・マンが66年夏に全米でヒットさせた曲。

『RED RUBBER BALL』
 ジョン・レノンが命名したといわれるグループ、ザ・サークルのデビュー曲。ザ・シーカーズのブルース・ウッドリー作詞、ポール・サイモン作曲。

 メル・トーメはこれらの曲を、甘い声と歌唱力とテンポで、オリジナルに負けない、いや、それよりも魅力的なものにしあげています。

 このアルバムは私が幼少の頃、コロンビアに勤めていた父が退職するときにもらってきたレコードの一枚で、レコードには「見本盤」というハンコが押されています。このアルバムを嫌というほど聴かされた私は、この手のポップス・ソングが大好きな人間になってしまったのでした。

 数年前、PCのCD-Rが出たての頃にレコードからCD-Rに焼いておいたのですが、今回、MP3ファイルに変換して保存しました。レコードからCDに焼き込むさいに入ってしまった針跳びの音が、今となっては郷愁を感じさせます。

2005/10/17(月) ゲーム・ADV軍人将棋
 朝日新聞の土曜版「Be」にフリーソフトの紹介のコーナーがあって、「軍人将棋」が紹介されていて、久し振りにやってみたくなりました。

 「軍人将棋」というのは旧日本軍の階級と特殊兵科(飛行機、戦車、地雷、工兵、スパイ、軍旗)の描かれた駒を全て裏に返して並べて(並べ方は自由)1ターンに1マスずつ進め、敵の駒と重なった時点で第三者にどちらの駒が強いかを判断してもらい、負けた方は盤外に削除され、敵の大将を取るか司令部が占領したら勝ち、というゲームです。(勝ち負けは基本的に階級の上下で決まる。階級が上の駒の方が強い)

 このゲームの特殊性は、対戦する二名の他にもう一人勝敗を判断する審判が必要であること。ですから普通の将棋のように二人だけではできず、このゲームを現役でやっていた子供の頃ですら、なかなかやる機会がなかったものです。その審判役をコンピュータがやってくれるわけですから便利です。(もちろん、対戦相手も)

 新聞に紹介されていたのは海外版らしく、オリジナル(と私が思っているもの)と若干ルールが異なっていたので、自分で良さそうなのを検索して探してみました。そして見つけたのが「ADV軍人将棋」。

http://www.vector.co.jp/games/soft/win95/game/se139109.html?y

 このゲームには、AI学習成長システムがあります。といっても、思考ルーチンが強化されるわけではなく、自分が配置した駒の並びをPC側が記憶して使ってくるというだけですが。あと、ストーリーモード。これが駒を育成する形になっていて面白かったです。

 初心者にもわかりやすいルール説明つきで、ちょっとしたイラストやBGMまでついてます。なかなか良い暇つぶしになります。

2005/10/16(日) ニュース・圓楽入院
三遊亭円楽 脳梗塞で緊急入院 (スポーツニッポン)

 落語家の三遊亭円楽(72)が、脳梗塞(こうそく)の疑いで東京都内の病院に入院していることが14日、分かった。意識はあるが、言葉が出にくいなどの症状が見られるという。83年1月から務めている日本テレビの長寿番組「笑点」(日曜後5・30)の司会は、23日放送分から当面、桂歌丸(69)ら大喜利レギュラーメンバー6人が交代で担当する。

 入院したのは12日。ここ数年来続けている人工透析を受けた際、唇のあたりがしびれるような自覚症状があり、主治医が検査。「軽い脳梗塞の疑いがある」と診断され、入院を勧められた。

 関係者によると、入院期間は2〜3週間で、精密検査と加療が必要だという。

 今月1日に「笑点」を収録、その後、来年5月の番組40周年を記念して制作中のDVDの収録にも臨んだ。

 歌丸は当時の様子を振り返り「ちょっと疲れ気味だったかなぁ。大事にしてくださいよ、と言ったんだけど…」と話した。

 仕事復帰は未定。円楽の代わりの司会は大喜利メンバー6人が持ち回りで務め、15日に行われる23日放送分の収録では歌丸が担当。30日分以降は未定。現段階では復帰のめどがついていないため、メンバーの代理は設けず、当面は5人で盛り上げていく。

 長寿番組の大黒柱の入院にメンバーも心配な様子。三遊亭小遊三は「(円楽が早く復帰して)自分に司会が回ってこないのがいいなあ。何たって円楽師匠が1番」と復帰が待ち遠しい様子。三遊亭楽太郎は「これから師走や正月の特番がいっぱい。円楽師匠が柱なんだから大事にしてください」などと気遣った。

 円楽は66年5月の番組スタート時からの大喜利メンバー。77年3月までレギュラーを務め、いったん卒業。82年1月から司会を担当。ウイットの利いた名調子で視聴者の関心をつなぎとめ、10%台後半の視聴率をキープ。今月9日の放送では20・4%を記録していた。 日本テレビのスタッフらは「記憶の範囲では、今まで番組を休んだことはない」と話している。

 円楽は慢性腎不全を患っており、週に3回程度、人工透析を受けに通院。視聴者から様子を心配する手紙が来ることもあった。
[ 2005年10月15日7時0分 ]

  個人的に圓楽の落語ってまともに見たことはないのです。「たらちね」をやっていたのを見たような見ないような。ですから、取り立ててファンというわけでもないのですが、なんとなく笑点は見てますからね。笑点は視聴率取ってますから、一番慌てているのは日本テレビの関係者かな?

 続報によると病室で笑ったりもしているとのことです。どうかお大事に。

2005/10/15(土) 本・「書斎の旅人〜イギリス・ミステリ歴史散歩」宮脇孝雄 早川書房
 「香り高きイギリス・ミステリの世界を旅してみませんか

 ヴィクトリア時代から現代に至る英国ミステリの歴史を豊富なエピソードで解き明かす俊英の知的エッセイ

 クリスティーの『そして誰もいなくなった』はイギリス人の孤島好きの現れである。文学宣言をした最初の人気ミステリ作家はドロシイ・セイヤーズだった。ハドリイ・チェイスの登場の陰には、イギリスの犯罪者仁義の変化があったP.D.ジェイムスが定義するイギリス・ミステリとは?──気鋭の翻訳家・エッセイストが豊富なエピソードをまじえ、これまであまり知られていなかった豊かなイギリス・ミステリの森を探索する初の本格的エッセイ。
(本書帯より)

 数日前にちょっと触れた「面白い本」というのが本書です。間、マンガやら別の本を読んだりしていたので、読了に時間がかかりました。前半はクリスティやカー、クィーンにチェスタトンなど良く読んでいた作家に触れることが多かったのに、後半はハドリー・チェイス、クリスピン、シモンズなど、なじみのない作家に話題が写ったのも読書スピードが落ちた原因と思われます。

 自分は常々、「〜が好き」と公言したり、マニア、オタクを自称するのにひどく抵抗を感じているのですが、それはそうであると思えるほどには自分がそれらの事情に精通しているかどうか自信がないからです。例えば、これまで自分はアメリカ物よりもイギリスのミステリが好きだと漠然と思っていました。でも、全てのイギリス・ミステリを読んだことがあるわけでは決してなく、氷山の一角である好みの作家がたまたまイギリス人ばかりだったというに過ぎません。

 また、その好きであるはずの一部のイギリス人作家にしても、自分がその作家のどの部分にどう惹かれているのか? と尋ねられた場合、きちんと答えられるかどうか。「好き」だ「マニア」だ「オタク」だと公言できるほど、自分はその作家、そのジャンルを把握しているのか。いや、そもそもミステリ好きと公言できるのか。自分が読んだことのあるミステリより、世に出版されているミステリの数の方がはるかに多いのは明らかなのです。

 そういう乱読性のなさにくわえて、記憶力の弱さも、「マニア」であることが自負できない原因であります。既に読んだ作品にしても、その内容をいちいち覚えておくことができない。別にミステリに限ったことではないのですが。

 こういう私のようなタイプの人間は専門家、研究者には向かない人種なのです。いわゆる知識人には一生かけてもなれません。


 

2005/10/14(金) 本・「心は孤独な数学者」藤原正彦 新潮文庫
 「天才中の天才ニュートン。ニュートンの「プリンキピア」を12才で読破した早熟の天才ハミルトン。ヒンドゥーの女神のお告げを受け、新定理を量産した神がかりの天才ラマヌジャン。天才はなぜ天才なのか。才能ゆえの栄光、が、それと同じ深さの懊悩を彼らは抱え込んでいたのではなかったか。憧れ続けた3人の天才数学者の人間としての足跡を、同業こその理解と愛情で熱く辿った評伝紀行。」(文庫本カバー裏より)

 創作の必要性からネットでインドのことを調べていたらラマヌジャンに行き当たり、実に興味深い人物だったので、そのサイトで紹介されていたこの本をさっそく注文して読みました。

 法則や新定理の発見というのは、そこまでの学者たちの業績の積み重ねによって生まれてくるという常識に反して、無から次々と定理を生み出したラマヌジャン。その眩しいほどの天才の影には、彼を支配しようとするグレートマザー・コーマラタンマルと若き妻ジャーナキの確執、彼の生まれたインドという世界の混沌、宗教上の戒律、人々の無理解等々、様々な暗部がありました。

 本書は3人の天才の伝記でありながら、彼らの出身地を旅する紀行文ともなっており、ラマヌジャンのみならず現代インドの状況、風俗、歴史観なども詳しく書かれていて、意図せずしてラマヌジャンを検索し当てることになった当初の目的も、同時に達成することができました。

2005/10/13(木) 食べ物・アケビ
 アケビです。

 この辺はこんなのも簡単に採れます。

 甘いですが、種がたくさんで食べにくいです。

 皮は苦いですが、苦瓜(ゴーヤ)のような苦さです。山形の人は天ぷらにして食べます。中に挽肉を詰めたりもします。

2005/10/12(水) 漫画・「おおきく振りかぶって」ひぐちアサ
 Amazonで今出ているぶん4冊一気に買いました。

 野球漫画は好きなので、以前から少し気になってはいたのですが、題名がなんかヌルそうでちょっと手を出しかねていました。アフタヌーン掲載だからどストレートな野球漫画じゃなさそうだし。

 でも、思い切って買ってみたら割とストレートな野球漫画でした。謳い文句の「こんな野球マンガみたことない」は少し大げさですけれど。野球理論を詳しく語るマンガでしたら既に出ていますしね。「ドリームス」とか。高校野球をリアルに描いているマンガには「クロカン」「甲子園に行こう」などがあります。

 最近、リアル系の高校野球マンガは増えました。読むと練習の参考になりそうなものが。共通しているのは、練習を「面白く」「効率的に」「たくさんやる」ということです。私が現役の球児の時もそうしたかったですね。

 また、選手のメンタル面でも語られることが多く、特に私は技術以前にメンタル面が弱く、そのために三年間ずっとベンチを温めっぱなしの選手だったので、この手のマンガがあの頃書かれていたらなぁと思ったりします。

 
 私が今、一番面白い野球マンガは「オレはキャプテン」ですが、それはこの作品がこれまでの野球マンガの面白さを抽出して、理屈はありつつもそれ抜きに面白く仕上がっているからです。リアルな理論が濃すぎると、必然的にネームが多くなり、作品としてのテンポは停滞します。「大きくふりかぶって」は現役選手には大いに参考になる野球理論が丁寧に解説されているのですが、そこが一般読者にはちょっと読み辛いところにもなっています。(これは「ドリームス」にも通じます)

 しかし、この作品の一番の特色は、そういう「読んでためになる野球理論」ではなく、高校球児のリアルな青春が描かれているところです。
 この作品を読んでいて元高校球児として感じるのは、懐かしさです。他の野球マンガがあくまで試合をメインとしてとらえていてどこか浮世離れしているのに対し、本作は(少なくとも4巻めまでは)球児たちの日常の感覚がメインとなっています。もちろん、マンガ作品として多少、極端化されている部分はありますが、高校生たちのウェッティな部分が良く描けているのです。

 本作が自分にとって他の高校野球マンガと違っていたのは、読みながら高校時代を懐かしく思い出した点でした。それだけ選手たちの内面が良く描けているということなのかもしれません。

10月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.