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2005/10/05(水)
野球・私立樟南高校野球部、飲酒で岡山国体への出場辞退
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「鹿児島市の私立樟南高(時任克暢校長)の野球部員12人を含む3年生計17人が1日深夜、校内で文化祭の慰労会と称して飲酒していた。同校は5日、日本高野連に岡山国体への出場辞退届を提出し受理された。日本高野連は19日の審議委員会で処分を検討するが、県高野連は開催中の秋季高校野球鹿児島大会の出場については1、2年生による新チームのため問題ないとしている。
同校などによると、17人は1日午後11時ごろ、校内に缶チューハイ(350ミリリットル)を持ち込み計30本を飲んだという。野球部員12人のうち11人が飲酒し、2人が3本、残る9人が1〜2本を飲んだ。騒ぎに気付いた住民の通報で警官が駆け付けたため、1人を除いて逃げたが、その後、学校の調査で部員らの飲酒が分かり、3日県高野連に報告した。
時任校長は「今夏の甲子園でベスト8まで行きながら、このような不祥事を起こして大変申し訳ない」と話した。
同校は春7回、夏16回の計23回甲子園に出場している常連校。【大塚仁】[毎日新聞10月5日]」
最近、高校の硬式野球部の不祥事が大きくとりあげられることが多くなりました。暴力問題やら、喫煙問題やら、飲酒問題やら。
自分も元高校球児でして、コーチからの暴力を受けたり、受ける現場を目撃などしたこともありますが、当時は別に問題行動だとは思いませんでした。そうされるだけの理由があったので、みんなもなんとなく納得してたんです。
喫煙や飲酒は、野球をマジメにやってるとやれないものです。体力が落ちるからです。飲酒どころか、部員である間は炭酸飲料やスナック菓子すら禁止でした。まぁ、それくらいのことはやっている人はやっていたでしょうけれど。
でも、実は飲酒はしたことがあるのです。それも、野球部の三年生全員が。
もう時効でしょうし、私らの代の飲酒で今の母校の後輩たちに迷惑がかかることもないと思うのですが、それは三年生最後の試合の後の夜のことです。一人の部員の家に全員が集まって、打ち上げというか、三年生引退パーティをしたのですが、その時、みんなでビールで乾杯をしました。
ほとんどの部員にとってそれは、「別れの杯」のような感覚だったと思います。実際問題、お酒の味が好きで酒を飲む高校生って、少ないと思いますけれどね。
でも同年、やはり三年生のお別れパーティみたいなので盛り上がり過ぎたラグビー部は、学校の外で大騒ぎを起こして問題になり、謹慎処分をくらっていたような記憶があります。
まぁ、それまで休みもなく辛い練習の日々ばかり送ってきた運動部の三年生の引退直後って、そういうちょっとたがのはずれるようなところがあるんです。
もちろん樟南高校の場合は、国体出場が決まっていたわけですから、もう少し我慢しているべきだったのかもしれません。でも、高校最後の(そして恐らく唯一の)文化祭を、楽しみたかったという気持ちも良くわかり、ちょっと同情を感じます。
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