|
2005/01/17(月)
落語・『猫の恩返し』五代目古今亭志ん生
|
|
|
アニメーション映画ではありません。落語です。 でも、前に聞いた時はちょうど同名の映画の上映中でしたので、タイアップ企画なんだろうかなんて思ったりしました。 ただし、こちらの録音の方が遙かに先にやられたものなのですが。志ん生は私が生まれる前に亡くなってますからね。
あまりかけられることのない、非常に珍しい話だそうです。 志ん生自身がまくらで、「同じ話ばっかりやってると飽きるので、たまには珍しいのをやります」と言っていました。
博打と酒が好きで、飼っている「コマ」という猫を溺愛しているぼてふり(自分の店を持たず、天秤をかついで商いをする人間)の主人公が、暮れに博打で負け、新年2日に魚を仕入れるために使うはずだった三両をすってしまいます。 家に帰ってきて酒を飲みながら、つい愛猫のコマに愚痴をこぼします。 「なぁ、コマ、お前、どっかから三両もってきてくれないか」 次の日、目を覚ましてみると、枕元に三両の小判が。主人公はいったいこれはどうしたことかと驚きます。まさか、猫のコマが……?
ラストは猫好きの私には聞くのが辛い展開になりますが、主人のためにと小判を取ってくる猫のコマのいじらしさがなんともいえない話です。
|
|
|