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2004/09/07(火)
『干物箱』その2
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今日の名人寄席は昨日の続き、『干物箱』その2です。
若旦那の代わりに二階にもぐりこんだ太鼓持ちですが、花魁に会いに行った若旦那の様子を想像して一人芝居を始めます。興奮して騒ぎ立てるのを階下の父親が聞きとがめ、それから父親と若旦那の声色を使う太鼓持ちのやりとりがかわされます。句会で出た句はなんだかったか、おばさんからのいただきものの干物はどこにしまったか……ついにはごまかしきれなくなり、父親に身代わりがばれてしまいます。そこに財布を忘れて取りに戻った若旦那が登場。「財布を投げておくれ」と太鼓持ちに頼むのを聞いた父親が、「このバカ者!」と怒鳴るのを、「さすが、父親の声の真似もそっくりだ」というサゲ。
面白かったのですが、後半の方がなんとなくパワーダウンといった印象を受けました。父親と幇間とのやり取りがちょっと単調だったのでしょうか。 今、ちょっと調べたら、ドラマ『古畑任三郎』でこの「干物箱」がトリックに深い関わりをもった話があったようですね。そのネタは……なんというか、個人的にはひどいもんだと思いました。(三谷ファンの方、ごめんなさい。まぁ、ギャグなのでしょうね)
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