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2004/09/05(日)
うまおい
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うちにいるうまおいなのですが、夜になると「スイッチョンスイッチョン」とうるさく鳴きます。その虫かごのすぐ下に猫のベッドがあるのですが、猫はそんな騒がしい環境でも、平気な顔して眠ります。「うるさくないの?」と聴いても目を細めるだけです。 ところが、夕べとんでもない事実に気がつきました。父親が「ようやくうまおいが微かな声で鳴き出した」などと言っているので、寿命が来て元気がなくなったのかと思い行ってみると、私には大音量で聞こえます。そして「うまおい、鳴かないねぇ」などと言っていた母親を連れてきて聴かせると、これもまた「よく聞こえない」というのです。どうやらこの家でうまおいの鳴き声を激しく認識できているのは私だけのようなのです! 私の耳は虫の耳? いや、たぶん、年をとるとある周波数以上の音が聞き取れなくなるためなのではないかと思うのですが……。
NHKアニメ ポアロとマープル『総理大臣の失踪 前編』
凄いですね。こんなに短い話を前・後編と分けるなんて。もともとたいした話でもないのを長くしているので、内容が薄くなるのも当然です。 この話も最初期の短編集『ポアロ登場』に入っているものです。原作と違い、アニメのポアロは悪態はつきませんね。船酔いになって体操したりするシーンは同じようにありましたが。 短編集の解説によると、ホームズの捜査法をけなすポアロですが、このころの話は明らかにホームズものを意識して作られているとのことです。訳者は、新人作家であったクリスティが編集者の意向を断り切れなかったのだろうと推測しています。訳者はこの短編集、後々のポアロというキャラクターが作られていく過程が見られて面白いとも言っていますが、アニメ化にさいしてはもっとキャラのこなれた後期の作品か、長編を使うべきではないでしょうか。
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