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2004/09/10(金)
自責の念
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今日の午後、昼食を終えて持ち場に戻ると、背中を怪我してあまり飛べない鳩がいました。それが道路をちょこちょこ歩いているので危ないったらないのです。それで一度は私が車を止めて、鳩を保護しようかと手を伸ばしたのですが、飛んで逃げられてしまいました。 その後、電線の上や、現場事務所の上にとまっているのを見かけて、どうしよう、きちんと保護しようか……と迷い、現場の責任者さんに相談を持ちかけていると、無線から「鳩が轢かれた」という連絡が。慌てて駆けつけると、鳩は無惨な姿になっていました。 こんなことなら迷ってなんかいないで、さっさと捕まえれば良かったです。というか、私は以前も似たような失敗をしているのでした。それは、山の中の交通量の多い道路での作業中、どこからかやってきた子猫がいて、「おまえ、危ないぞ。車に轢かれんなよ」とちょっと声をかけたら、胸に飛びついてくるくらい懐かれてしまって、連れて帰ろうか、でもうちには既に猫が二匹(当時)いるしな……と迷って、仕事中ということもあって、しばらく目を離していたのです。そうしたら現場に入っていたダンプの運転手から「あの猫、轢かれったぞ」という知らせが。あの時もしばらく立ち直れませんでしたが、やっぱり危ないと思ったものは危ないのですね。動物に「気をつけろ」なんて言ってもダメなのです。猫の時はその場から動けない仕事だったのでやむをえなかった面もありましたが、今日の鳩はもっと積極的に保護するべきでした。鳩は足首に認識証をつけてしました。電話番号もあったので、保護したらすぐ連絡もできたのです。いまさら悔やんでも手遅れですね。自責の念にかられます。 せめてものお詫びに死骸は私が片づけました。まだ鳩の体は暖かかったです。私の軍手には鳩の血がついています。
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