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2004/09/01(水)
M・ナイト・シャマランはもう見ない
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民放で『シックス・センス』を放映するみたいですね。この映画は確かに面白かったです。続編の小説まで買ってしまったくらいですから。(お勧めしません)たぶん、新作の『ヴィレッジ』の宣伝のためなのでしょうね。私は絶対に観に行きません。『サイン』を観に行って懲りましたから。この話、どこかで読んだゾ・・・と思っていたら、ダフネ・デュ・モーリアの『鳥』にそっくりだったんです。「鳥」が「異星人」に変わっただけ。 別な意味でもうシャマラン監督には騙されませんよ。
均衡点
昨日、偶然見て、昔からの謎が解けた番組がありました。それはNHK教育テレビでやっていた『人間講座・数学の愛し方』。もう既に五回目だったのですが、数学者のピーター・フランクルが、数学への愛情を語る番組です。(片言の日本語が聴いていてとっても歯痒いですが) それで、どんな謎が解けたのかと言いますと、私は以前から、「どうして床屋とかコンビニとか、似た業種のお店が数メートル内に何軒も固まるんだろう?」という疑問を持っていたのですが、これがゲーム理論で簡単に説明がついたのです。 ゲーム理論というのは、ハンガリーが生んだ『20世紀最大の頭脳』と呼ばれるジョン・フォン・ノイマンの提唱した理論で、政治や経済を数学で分析するものです。その要になる『均衝点』が、先にあげた謎の解決にどうも関係しているようなのです。 『均衡点』というのを、番組で挙げていた例で説明してみましょう。海水浴場に二軒のお店があって、もしその二軒の商品の質も値段も同じだとしたら、お客は自分からの距離がより近い店を選びます。店側はより多くの顧客を得るため、相手の店へと近づいていくのですが、やがて最後には二軒はほぼ同じ場所に店を構えることになります。しかもそこから動くことができなくなるのです。その地点が均衡点なわけです。 なるほど、これは簡単にして明瞭な理由だと、納得でした。これからは、同業種の店同士が近くにあるのを見た時は、「ああ、ここが均衡点なんだなぁ」と思うことになると思います。(なんて単純な性格・・・)
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