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2004/06/17(木)
クリムゾンリバー2
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毎週木曜日は映画館に行くことにしています。近所に流行りのシネマ・コンプレックス・シアターがあり、木曜日は1000円で映画が観られるからです。 さて、クリムゾンリバー2ですが、ある意味、予想通りの映画でした。羊頭狗肉といいますか、尻つぼみといいますか。謎やおどろおどろしい演出、宗教やナチといった要素、風呂敷を広げるだけ広げておいて、いざ解決となるとアクション映画に早変わりしてしまう。そこにはなんの哲学もありません。興味深い謎や暗示はあっさり「たいしたことではない」と流されてしまいます。 娯楽映画としては「興味深い」要素をぎっしり詰め込んでいるので正攻法といえるのかもしれません。しかし、結末での謎解きによるカタルシスは味わえません。ちょうど私が今はまっている作家、ヒラリー・ウォーの作品の真逆を行く内容といえるでしょう。
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