ロバの耳
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最新の絵日記ダイジェスト
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2006/08/14 お盆
2006/08/09 おとぎばなし
2006/07/30 殺しの儀式
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2004/06/30(水) 『銭形平次捕物控(二)』野村故堂 嶋中文庫
 テレビドラマは終わってしまいましたが、私には月に一度のお楽しみが続いております。10巻まで出てくれるというので、来年の春までこの楽しみは続きますね。
 ドラマよりもはるかに原作の方が本格ミステリです。平次はあまり銭を投げませんし、ちゃんばらもしません。鋭い推理で最後まで伏せられている犯人を追い詰めていきます。八とのコンビも面白いですし、お静は名前の通りまったくと言っていいほど発言をしない奥ゆかしい女性。
 なるべくゆっくり読むつもりだったのですが、うっかりもう読み終わってしまいました。次回発売の二十日が待ち遠しいですね。

2004/06/29(火) 映画『ハリーポッターとアズカバンの囚人』
 観てきました。火曜日はTUTAYAのレンタルカードを見せると1000円になる日なのです。「6月いっぱいは仕事なし」と通達された身としては暇をもてあましていますしね。
 それにしても、地味な映画でした。原作を読んだときは、もっと面白かったような気がするのですが。あまり映像向きな話ではなかったのかもしれません。
 ハリーポッター・シリーズもずいぶんな人気ですが、今回の映画を見終えてなんだかRPGのドラクエ・シリーズを思い出しました。人気はやたらとありますし、かつては確かに面白かったのですが、W、Xあたりは半ば話題性と惰性でやっていた感があります。〈その後はもうやってもいませんし〉
 まぁ、この手のヒット作というのは、いろんな人がいろんな形で利益をえるのでしょうから、手を変え品を変え、その命脈をつないでいくのでしょうね。

2004/06/28(月) 『ねずみ』 三代目桂三木助
 今日のラジオ名人寄席は、三代目桂三木助の『ねずみ』その1でした。この話は玉置さんによると、浪曲の広沢菊春から『加賀の千代』と交換で三木助がうつしてもらったものだそうです。三つの甚五郎話のうちの一つで、あとの二つは『三井の大黒』『竹の水仙』。
 『ねずみ』は好きな噺で、仙台が舞台になっているというのも、近くに住んでいる者としては親近感がわきます。当代では入船亭船橋が師匠からの直うつしだとか。歌丸も得意としてるようです。〈ちなみに船橋師匠は俳句歴のほうが芸歴より10年長いとか。結社、馬酔木〉
 明日の後半を聞くのがとても楽しみです。

2004/06/27(日) 関悦史先生のご協力A
 久しぶりに関悦史先生と連絡がとれ、リンク先など決めていただきました。ですから当HPのリンクは、管理人である私の趣味ではなく、悦史先生がどんなものに興味をもっておられるかを知っていただくためのものになっております。
 私としてはやはりメインの俳句関係に、と考えていたのですが、悦史先生がこれを頑なに固辞、アート関係のものばかりとなってしまいました。
 先生は相変わらずお忙しそうで、今日も土浦から東京の別宅こられてすぐにまた土浦にお帰りになっられたご様子でした。お祖母さまの具合もしだいに悪化してらっしゃるようです。ご自身の体調も最悪で、発作的に家に火をつけたくなるようなこともある、といったような内容の自作句を教えていただいたりしました。

2004/06/26(土) 『魔法先生ねぎま』E 赤松健
 発売日からはだいぶ遅れましたが、ネットでまとめて本を買ったりする関係から、今日読みました。
 この作者のマンガはこの『ねぎま』しか読んだことがありません。前作の『ラブひな』はアニメにもなっていたようで、一時期、私の周囲の人たちが大変騒いでいたのですが、単なる萌え系のラブコメのようでしたので、あまり興味がもてませんでした。
 こちらもなかなか節操のない男性読者へのサービスぶりを発揮した作品になっており、やたらと女性の服がやぶけたりして気恥ずかしいものがあるのですが、パートナー・システムや仮契約カード、また主人公やその他の者が使う魔法大系などがしっかりしていること、敵と戦うときにきっちりと戦略をたてて勝利をつかんでいくという内容などを高く評価しています。
 もっとも、主人公が眼鏡をかけた可愛い男の子というのも、大きな魅力の一つではあるのですが。(笑)

2004/06/25(金) 『ハリーポッターと賢者の石』
 明日からの新作封切りにあわせてテレビでやっていた『ハリーポッターと賢者の石』、横目でちらちら流し見しました。以前、劇場で観ましたので、今回で二度目です。
 初めに観たときは「原作のダイジェスト版みたい」という印象を持ったのですが、原作の内容をすっかり忘れてしまうと、普通の娯楽映画ですね。それにしてもこのころのエマ・ワトソンは可愛かった・・・。
 私の友人で、恋人に言われて原作と映画に目を通したものの、「ハリーポッターの面白さがさっぱりわからない」と憤慨していた人がいました。人の感覚って、ホントそれぞれですね。ちなみにその時友人がはまっていたのは西条ヤソでした。──母さん、僕のあの帽子、どうしたでせうね?

2004/06/24(木) 『ビックフィシュ』観ました
 本当は『レディ・キラーズ』を観たかったのですが、もう終わってしまっていたので、代わりに『ビックフィシュ』を観ました。
 自分の過去の出来事をかなりメルヘンチック・おおげさに語る父親と、それに反感を抱いている息子の確執の物語。監督ティム・バートン、主演ユアン・マクレガーです。
 感動的な話ではあります。しかし、話し上手で社交的で多少虚言癖のある父親を持った息子の気持ちというのは万国共通なのでしょうか。しかも映画の父親は好人物だからまだ良いです。それとも対象が映画でも、他人の父親は良く見えるものなのでしょうか。

2004/06/23(水) 古代戦史
 雑誌は基本的に買わないのですが、学研から隔月で出版されている『歴史群像』はいつも買っています。「戦略・戦術・戦史マガジン」と銘打っているとおり、単に歴史だけでなく、戦略・戦術の考証や研究を扱っているのが大変ありがたいです。
 その『歴史群像』の今月号で、「ガウガメラの戦い」が取り上げられていました。歴史ファンならずとも、世界史を学んだことのある人ならその戦いの名を耳にしたことはあるでしょう。かのアレクサンドロス大王の東方遠征において、巨大なペルシア帝国を滅ぼすに到る決定的な戦いです。
 その記事のはみだし情報に、アレクサンドロス大王をテーマにした新作映画が二本準備されているということが載っていました。その一つは監督がオリバー・ストーン、主演はコリン・ファレルで、うまく行けば年末にも公開されるそうです。もう一つはバズ・ラーマン監督、レオナルド・ディカプリオ主演。こちらは俳優のスケジュール調整がつきしだい撮影が開始されるとか。先日観た『トロイ』、近日上映予定の『キング・アーサー』……低予算で撮れるCGの普及のおかげで、こうした古代の大合戦映画は近年のブームとなっていますね。
 さらにその情報には、『ハンニバル』の新作も企画されているということが書いてありました。今年のお正月に塩野七生の『ローマ人の物語』にはまり、文庫で出ているぶんは一気に読み通した私としては、実に嬉しい限りです。
 ところで、20日に読んだ『あしながおじさん』において、このハンニバルの名前がでてきました。主人公のジュディが大学の講義内容を説明するくだりにあるのです。しかもかなり詳しくハンニバルとローマ軍の戦いを解説しています。彼女はラテン語の講義で、第二次ポエニ戦争を習ったのでした。また一巻だけですが、エドワード・ギボンの『ローマ帝国盛衰史』なども読んだりしたようです。すごい・・・。
 
 

2004/06/22(火) 怪談累草紙 八代目林家正蔵
 月・火のお昼のNHK第2でやっているラジオ名人寄席は毎週欠かさず聴いています。今週は林家正蔵の「怪談累草紙」でした。
 司会の玉置宏によりますと、昔の娯楽といえば歌舞伎と寄席。歌舞伎は朝から始まり夕方までやるという時間的な制約に加え、料金も高かったそうで、寄席で演じられる芝居噺は大変にお客様に人気があったそうです。
 「怪談かさねヶ渕」は「四谷怪談」・「牡丹灯籠」と並んで日本の三大怪談といわれているという話を聞いたことがありますが、他の二つと比べるとそれほどポピュラーではありません。その原因はやはり美女が出てこないためでしょうか?
 八代目林家正蔵は名人と呼ばれた昭和の噺家さんですが、私は「名人寄席」の演者が正蔵だと知ると、いつも少しがっかりします。私の好みは故人ですと、五代目古今亭志ん生、八代目三笑亭可楽という感じなのです。
 でも、さすがというか、「怪談累草紙」は聴き入ってしまいました。今日にもちこされた親不知でのおいと殺害のシーンは、昨日から楽しみに(?)してしまいました。

2004/06/21(月) ドラマ銭形平次「十手返上!罠に堕ちた平次一家」
 毎週欠かさず見ているドラマはとても少ないのですが、それがまた一つ終わってしまいました。村上弘明の平次親分、格好良くて好きだったです。
 「アリとキリギリス」の石井正則の八五郎も気に入っていました。原作の八五郎は顎が長いのですけれどね。でも、石井さんの八五郎はとてもはまっている感じがしました。
 お静の東ちづるさんだけ、ちょっと私のイメージとは最後まで合わずじまいでした。少しおばさんすぎます(失礼)。
 1クールで終わってしまったのはとても残念です。またいつか同じキャスティングで再開してくれることを期待しています。

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