ロバの耳
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2004/12/20(月) 落語・『提灯屋』五代目柳家小さん
 大好きな噺家、というわけではないのですが、小さん師匠は実に安心して聴ける方です。
 『提灯屋』も初めて聴きました。最近の寄席ではたいがい演じられる噺は決まっていて、あまり変わったのは聴けないんですよねぇ。間が悪いのかもしれませんが。たくさんの噺をきちんとやれる噺家さんが少なくなったような気がします。

「長屋の若い衆は揃って字が読めない連中ばかり。貰ったチラシを天ぷら屋の開店と思ったりして、一杯飲みに行く相談などしています。しかし、肝心のチラシの店がどこで、何屋なのかわかりません。
 そこへたまたま通りかかった隠居に見て貰ったところ、なんとそれが今度新しくできた「提灯屋」のチラシ。がっかりした一同ですが、「描けない紋があったら、提灯を只で差し上げる」と書かれていることを知り、俄然はりきります。紋をなぞかけにして提灯屋に注文し、提灯をまきあげようと言う魂胆です。
 「剣かたばみ」を「大蛇を胴切りにした紋」、「りんどうくずし」を「仏壇の地震の紋」……。謎の解けない提灯屋は、提灯を只でどんどんもっていかれてしまいます。
 これを聞いた隠居が責任を感じ、若い者の埋め合わせをするために簡単な紋を提灯屋に注文してあげようと思い提灯屋に行きます。注文したのは「丸に柏」紋。
 ところがすっかり疑心暗鬼に陥っている提灯屋、それを素直に紋だと思わずに謎かけだと思ってしまいます。そうして提灯屋の出した答えは……」

 オチは関西人でないとわかりにくいと言うことですが、私はかつて良く読んでいた某料理漫画に出てきたりしていたので知っていました。小さん師匠もちゃんとまくらで解説していますしね。「すっぽん」を「まる」と言い、「鶏」を「かしわ」と言う、と。
 参考までに、「丸に柏」紋の画像を添付しておきます。

 すっぽんと言えば、少し前に初めて「まる鍋」を食べに行きましたが、あれはカメ好きには辛い料理ですね。美味しいと聴いていたのでどんなものが一度食べておきたいと思っていたのですが、実際に目の前に出されると……。甲羅なんか形がほぼそのまま出てくるので、なんか可哀想で味が良くわからないし、食欲が出ないんです。味や匂い以外で「美味しい」と言われているものが食べられなかったのは初めてでした。


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