|
2004/11/27(土)
私事・海軍カレー
|
|
|
『歴史群像』の12月号に、「海軍カレー物語」という記事があり、作り方も載っていたので実際に作ってみました。
・材料(5人分) フォン(牛骨から煮だしたスープ。またはビーフコンソメ)1200cc カレー粉大さじ6杯 小麦粉大さじ2.5杯 タマネギ500g 馬鈴薯400g 人参250g 牛肉300g 牛脂(ヘット)140g
・作り方 aカレールー @フライパンに牛脂70gを入れて加熱します。温まると溶け出して液状になるので、グツグツ煮立ってくるくらいのところでカレー粉を投入します。 A十分溶けた牛脂にカレー粉、小麦粉を投入して混ぜます。ヘラを寝かせて手早くまんべんなくかき混ぜます。丁寧に仕上げれば、香りも口当たりも良くなるそうです。 B香りが立つと同時にとろみもでてきたところでルーの完成です。あまり火を通し過ぎると香りが弱くなることがあるので加減が大切です。辛みの強弱はカレー粉の量で調整します。
b具材を炒める。 @鍋に牛脂70gを入れて加熱し、溶けて沸いたところにタマネギを入れて炒め、色が透けて見えるようになったら、人参、馬鈴薯を入れてさらに堅さがなくなるまで炒めます。 A炒めた野菜にフォンと牛肉を加えて煮込みます。 Bタマネギや肉が煮くずれる程度まで煮込みます。賽の目の馬鈴薯や人参は形が残っています。しっかりした食感が欲しい場合は煮込みを短めにします。
最期にaルーとb具材を合わせて煮込みます。
以上が「海軍割烹術参考書」をもとに再現したカレーライスの作り方だそうです。この他に「果実を入れると旨くなる」「ニンニク、ショウガを入れるのもよい」とあったことから、私はリンゴのすりおろしたものと、ニンニク・ショウガを入れてみました。
不徹底だった点は、それがキモであるはずの牛脂です。 買い物を母に頼んだのですが、スーパーのお肉のコーナーに置いてある無料の牛脂、あれが一つで約7g程度しかなく、さすがに母はそれを20個もごそっと取ってこられませんでした。しかたなく代用にバターを使おうとしたら、50g程度しか残っておらず、やむをえず具材炒めにはサラダ油を使いました。
で、出来上がりのほうですが・・・。 父は「田舎のカレーだ」、母は「辛い」という感想。 ただ、三人が共通して感じたことは、市販のカレールーを使った時よりもくどくないということ。胃には軽く、後味もすっきりしています。 反省点としては牛脂を充分に使わなかったことと、具材の煮込み方が少し甘かったような感じがしました。まだ残っているので、実はこれからいい感じに仕上がるような気がします。それから少しカレー粉を炒め過ぎたかもしれません。 昔、「美味しんぼ」に、カレー粉は全部炒めずに半分だけ炒めるといいというような話があった気がします。今度作るときは、そうしてみようかとも考えています。
|
|
|
|