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2004/11/17(水)
映画・『隠し剣鬼の爪』監督/山田洋次
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一言で評すると、「熟年夫婦がそろって楽しめる映画」とでもいえばいいでしょうか。
『たそがれ』の時のような衝撃というか、新鮮味はありませんでした。ストーリーまで似たような感じでしたし。それがさらにベタな展開になっていたのは、外国の賞でも狙っていて、外人にもより内容を理解してもらおうという配慮だったのでしょうか。
役者は良い人が揃っていました。 というか、こういう作品にこういう役者を揃えるあたりが監督の腕・・・というか、味の出し方なのでしょう。吉岡秀隆や田畑智子は、出てくるだけで場をなごませるような雰囲気をもっている役者で、結構好きです。 一番ハッとさせられたのは、主人公の剣の師匠・戸田寛斎役の田中泯が、竹を持って素振りをするシーンでした。これは格好良かった。
また、この話、『メイドとご主人様の禁断のラブストーリー』ととらえることもできます。 そちらの方面がお好きな方はぜひご覧になってください。
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