ロバの耳
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2004年11月
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2004/11/15(月) 落語・『桃太郎』四代目柳亭痴楽
 こまっしゃくれた子供が大人をぎゃふんと言わせる話。割と好きなタイプの話です。

 子供を寝かしつけようと、『桃太郎』の話を始めた父親ですが、子供は素直に話を聞かず、いろいろと質問ぜめにします。あげくには、子供の方が『桃太郎』の学術的な解釈を父親に説明し始めて……。

 痴楽というと「痴楽綴り方教室」ですね。といっても、私も生で聞いたことはないですし、今の若い人にはなんのことやらという感じでしょうが。ヒットしたのが昭和29年ですし、昭和48年には脳血栓で一線を退いてしまいましたから。今日の昭和37年の録音でも、まくらで「柳亭痴楽はいい男、鶴田浩二や錦之助、あれよりグンといい男」とやっていました。
 一時は大変な人気だったのですが、病気で身体が動かなくなると周囲にいた取り巻きもいなくなり、後には借金2000万円だけが残されます。昭和55年には夜の勤めにまで出て痴楽のリハビリ生活を支えた妻が急死、痴楽には子供がなかったため、その後は妻の実家が痴楽の金銭的な面倒を見ますが、多額の出費を支えきれなくなり、昭和62年に特別養護老人ホームへ。 
 老人ホームのベッドで痴楽は高座の夢をよく見たらしいです。それも、客が笑わない夢を……。
 平成5年には高座復帰しましたが、その年に亡くなりました。

 ちなみに、林家たい平のやる「紙くず屋」には、くずの中から「痴楽綴り方教室」の雑記帳を拾うというネタがあります。これが初めは私もなんのことやらピンと来ませんでした。


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