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2004/10/30(土)
Y子さんと貴子さん
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昨日お伝えした新潟のY子さんですが、身内ならではの貴子さんのお話を聞かせていただきました。
貴子さんはY子さんの五才上。母親同士がご姉妹で、小さな頃から交友関係の広い貴子さんにはあちこち遊びに連れて行ったもらったそうです。 今回被災されて連絡がつかなくなった時も、Y子さんは「彼女のことだから、帰宅途中にきっとあちこち寄ってるんだろう」と軽く考えていたそうです。探されていたご家族の方は各避難所に所在確認をしつつも、「ひょっとしたらあの土砂の下に・・・」と早くから考えたりもしていたとのことでした。
奇蹟的に助かった優太くんに関してですが、彼が車外にいたのはとても不思議ですよね。Y子さんの話によると、貴子さんは普段からチャイルドシートは使用せず、後部座席に毛布を敷いて子供たちを自由に遊ばせていたのだそうです。どういう具合で外に出たのかは謎ですが、今回はそれが幸いしたのではないか、ということでした。
貴子さんの実家では、発見から死亡確認まではやはりお母さんが相当な憔悴ぶりだったらしいです。でも、お通夜の席では「これからは一児の母になるんだから」と気丈な発言をしていたそうでした。
貴子さんと真優ちゃんは親子で「冬ソナ」のファンだったそうで、Y子さんが遊びに行くと、真優ちゃんから役者さんの名前を列挙されたりしたそうです。それに対してY子さんは、「おばさん、ちょっとわかんないなー」と応えていたそうです。私にも幼い甥がいるので、なんだかとっても身近でリアルなお話です。 貴子さんは「冬ソナ」のファンの方々ともネットでの交流があり、その関係でヨン様の事務所にも話が伝わり、お通夜にはお悔やみが寄せられていたそうです。
お通夜の席には報道陣が詰めかけていたそうで、異様な感じだったそうです。あとで家に戻ってテレビに写されている風景を、Y子さんはとっても不思議な感覚で眺めたとか。 貴子さんを失った悲しみは、遺影と遺骸とを見た時はどっと押し寄せてきたのだそうですが、今は実感も湧かず、信じられないというところ。
現在、大学時代の友人として関係者各位に連絡を回しているところですが、彼女への支援を快諾してくださっている方々にとても感謝しております。災害はまだ現在進行形ですので、これからまだどういう展開になるかもわかりませんが、ぜひご協力お願いします。
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