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2004/10/03(日)
そーなんだ
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PCの画面を前によくテレビを聞き流しているのですが、先日、突然テレビから、「へ〜そーなんだ〜しらなかった〜」という声が聞こえてきて、思わずギョッとしてしまいました。 なんだと思って画面を見たら、ディアゴスティーニの週刊科学雑誌「そーなんだ」が創刊されるというCM。すでに完結している雑誌らしいのですが、宮城ではこれから創刊なんですね。 科学の豆知識的な雑誌というのはそれはそれで個人的に興味はあるのですが、それよりドキッとさせられたのは、CMで連呼される「へ〜そーなんだ〜」「しらなかった〜」というセリフ。よく使われる言葉ではあると思うのですが、これを口癖にしていた大学時代の友人がいて、そのイントネーションに良く似ているのです。一瞬、その人の専門誌が発刊されたのかと思ってしまいました。(そんなわけないですけど) 別にその方がどうというわけではないのですが、そのCMが流されるたび、いまだにギョッとしてしまいます。
NHKアニメ・ポワロとマープル『巻尺殺人事件』
毎回同じことを言って恐縮なのですが、やっぱりマープルものは良いですね。見当違いのようなことを口にして、実は本質を鋭くついているという、おばあちゃん探偵マープルのキャラクターがたまらなく好きです。
ラパーナム荘に住んでいるスペンロー夫人が何者かに首を絞められて殺さているのが発見されます。犯人はマープルの名を騙って電話でスペンロー氏を呼びだし、その留守中に犯行に及んだのです。 マープルのところに聞き込みにいったポーク巡査は、彼女がスペンロー氏に電話などしていないことを知ります。電話のことは、夫人が死ねば彼女の莫大な遺産を相続するスペンロー氏の狂言なのでしょうか。警察は彼への容疑を濃くします。一方、村では、教会の活動に熱心だったスペンロー夫人と仲の良かったハンサムな青年牧師、テッド・ジェラード犯人説を唱える者たちもあります。 マープルはポーク刑事のちょっとした縁起担ぎや、殺されていた時のスペンロー夫人の服装、夫人の過去、そしてこの村に来てからの熱心な教会への寄与ぶりなどから、見事犯人を推理してみせるのです。
アニメでは、題になっている「巻尺」の意味が希薄になっていました。原作ではこれが最後に重要な役割を担わされるのですが。それからスペンロー夫人の服装に関する点は何も説明されないままなので、男性にはちょっとピンとこないかもしれません。 来週も続けてマープルもので『金塊事件』。これは大好きな短編集、『火曜クラブ』に収録されている作品です。 もともと『火曜クラブ』は連作短編集で、そのクラブのメンバーたちがめいめい不可思議な現象や事件に遭遇した話をし、それに対して各人が推理をする。そして、最後にマープルが見事に正解を言い当てる、という形式のものなのですが、アニメでは『金塊事件』のみを切り取って扱うようです。 もっとも、原作でこの『金塊事件』を語るのは、アニメでのみ登場するメイベルの父でマープルの甥、レイモンド・ウエストですから、その絡みでこの作品が選ばれたのかもしれません。とすると、レイモンドは原作よりもよほど年上として登場するのでしょうね。
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