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2004/10/25(月)
『三人旅』五代目 柳家小さん
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お伊勢詣りに行くことになった三人の道中記です。昔は五十三次各宿場ごとの噺があったそうですが、今は箱根越えから小田原、そしていきなり京都の三つしか残っていません。
本日の『三人旅』は三人の一人が足を痛めてぶつくさ言って、馬子に頼んで馬に乗せてもらい、小田原の宿に辿り着くという所まで。
『三人旅』って、細かいくすぐりが多いですけれど、地味な話なんですよね。昔ののんびりした旅の風情を楽しむくらいの気持ちで聞くくらいがちょうど良いです。小さんはまさにそののんぴり風情にぴったり。下手すると、クスクス笑っているうちに寝ちゃいますけれどね。
続きとなる小田原の宿では、夜伽をする飯盛り女≠めぐってのどたばたとなります。それは来週の月曜に放送するとのこと。以前にも小さんので一度聞きましたが、面白かったので楽しみです。
ちなみに志ん生の『祇園祭』も東海道を仲間同士で旅をして、途中相方がなんだかんだとぶつくさ言って、辿り着いた京都で当地の人を相手に京都自慢対江戸自慢の口げんかをするという内容の噺。 これは小さんののどかさとはある意味対照的に、全編笑いっぱなしの噺でして、特に志ん生の祭り囃子の口真似は絶品です。
などと紹介してると聴きたくなりました。久しぶりに聴こうかな。
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