ロバの耳
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2004/10/20(水) 恥ずかしい勘違い
 日曜日に放映された『名探偵ポワロとマープル「青いゼラニウム」』、内容について私はとんでもない勘違いをしておりました。
 仮にも公の場に文章を出す時は、確認しないで記憶だけで語るのはよくないですね。謹んでお詫び申し上げます。
 (まぁ、こんな謝罪をしなければならないほど、この「ひとりごと」を深く読み込んだりしている方はいらっしゃらないでしょうけれど)

 問題の箇所は、「トリックが紫陽花にも応用がきく」というくだりです。(本文の方はもう削除しました)
 紫陽花は土の性質によって花の色が変わるそうなんですね。そのことが手がかりとなってそこに死体が埋められているということがわかる他のミステリと、『青いゼラニウム』とを勘違いしていたのです。
 『青いゼラニウム』の方は、本物のゼラニウムが色を変えるのではなく、壁紙に描かれている花の色が変わるお話でした。大変失礼いたしました。

 次回はポアロもので『エンドハウス怪事件』。これが三話かけて放映されます。

 実は私はこの作品、読んだことがありません。というか、ポアロものは読んでない作品のほうが多いのです。『オリエント急行』『アクロイド殺し』『カーテン』など、メジャーどころには目を通したのですが。

 ちなみにこの作品、創元推理文庫と新潮では『エンドハウスの怪事件』、ハヤカワ・ミステリ文庫では『邪悪の家』となっています。もっぱらハヤカワでクリスティをチェックしていた私には、二重に聞いたことのない作品名でした。

 この『エンドハウス』では、声優に中山忍が初挑戦するそうです。
 『八墓村』の時もこの方を話題にしましたが、とりたててファンというわけではありません。ただ、平成版『ガメラ』にご出演されていたのを見て以来、名前が出るとひっかかる役者さんではあります。

 しかし……私としては、この『エンドハウス』よりも、その次に予定されている作品の方が楽しみでなりません。というのは、なんとマープルものの長編『パディントン発4時50分』を、数回にわけてやってくれるそうなのです。
 かつて私は、マープルものの長編中ではこの『パディントン』をなぜか最高傑作だと思いこんでいた時期があって、特に何度も読み返したりしていたのでした。今思うと、どうしてそんなにこだわったのか不思議なのですが。

 併走した汽車のコンパートメントで行われている殺人を目撃する夫人。しかし、その通報を聞いた車掌は頭から信じようとしません。そこで夫人は友人のミス・マープルに相談します──。

 見られるのは三週間も先です。
 でも、長編はポアロの方が良いという評判ですし、ネタも知らないので、『エンドハウス』にも期待したいと思います。


 


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