ロバの耳
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2004年10月
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2004/10/18(月) 『まぬけ泥』 五代目柳家小さん
 ラジオ名人寄席は故人しかやらないので、現役で見た方というのはほとんどいなかったのですが、小さん、志ん朝辺りがぼつぼつと出てくるようになりました。嬉しいような、悲しいような。

 『まぬけ泥』は『花色木綿』とか『出来心』という噺の前半部分のみをやる場合につけられる題名のようです。筋は全く同じですから。

 なにをやってもうまくいかないので、「泥棒でもやるか」、というでも泥≠ェ、それでもうまくいかずに親分に破門されかかります。「もう一度、誠心誠意を込めて泥棒をする」というので、空き巣狙いを教わりますが、本番ではやっぱりドジなことばかりしてしまいます。

 大好きな噺です。こういうまぬけな噺を小さんや小三治がやると最高です。

 一度、小三治で『まぬけ泥』を見て、「ああ、最後までやってるのが見たい……」と恋い焦がれていたら、数ヶ月もしないうちに見に行った「第二回えびす寄席」できっちり『出来心』としてやってもらえたときは感激しました。

 「えびす寄席」は柳家花禄、柳家喬太郎、林家たい平という、私が今の落語界で最も好きな若手三人が出演するという夢のような会でして、第一回のゲストが小さん、第二回のゲストが小三治だったのでした。

 はたして今も続いているのでしょうか。


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