|
2004/10/13(水)
猫のみゅん逝く
|
|
|
ついにこの日が来ました。 昔から、私を祟ってもいいから、しっぽが二股に割れるまで生きてくれと頼んでいたのですが、割れる前に逝ってしまいました。
一瞬間ほど前から極度に食が細くなり、卵の黄身くらいしか食べられなくなっていました。
一昨日までは、風呂に入ろうとする私の後をくっついてくる元気がありました。風呂の板に載せてやると、バスクリン入りの風呂のお湯をしきりに飲んだりしました。 深夜に私がキッチンに水を飲みに行くと、いつもそうなのですが、無理しなくてもいいのによろよろと猫ベッドから起き出してきたので、一通り櫛でとかしたり腹を撫でたりしてやりました。
昨日の朝は、もうずっと家の中から外には出ていなかったのですが、しきりと外に出たがったというので、早くから父親と一時間ほど畑の方に散歩に出かけてしまっていて会えませんでした。 夜に仕事から帰って猫ベッドを覗くと、もう瞼が閉じなくなっていて、私が声をかけても腹を撫でてもにゃんとも言わず、うっすらと膜の浮いた瞳はどこか遠くを見ていました。 夕方やはり母と散歩にでかけたそうなのですが、途中で倒れてしまったそうです。 まだ息はしておりましたが、もう私のことはわからないようでした。便で汚れた尻を母と拭いてやりました。
深夜、私は微かな期待とともにキッチンに水を飲みに行ったのですが、さすがにもうベッドからは出てきませんでした。寝ているのを櫛でとかしてやると、微かに顎をあげたりする反応が見られました。
今朝は最後に父がもう一度畑に連れて行ってやったそうです。畑につくと下に降りたがったので、降ろしてやるとよたよたと2メートルほど歩いたそうです。そして、家に帰ってきてから息をひきとりました。
私は精神的、体力的に疲れると、よくみゅんに甘えさせてもらいました。彼女を撫でていると、心が安まったのです。それでずいぶんと助けてもらいました。
彼女は今、ベッドの中で菊の花に飾られて、静かに眠っています。とても可愛い寝顔です。 18年間、ご苦労様でした。ありがとう。また会おうね。
|
|
|