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2004/10/11(月)
『孝行糖(1)』 三代目三遊亭金馬
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いつ聞いてもわかりやすく面白い師匠ですね。
親孝行でお上よりお金がくだされた与太郎に、長屋のものがそれを元手にして何か商売をさせようと考えます。「璃寛糖(りかんとう)に芝翫糖(しかんとう)、璃寛糖の本来は…」という囃子言葉で売れたという飴屋をヒントに、親孝行でお金をもらったのだから、飴に「孝行糖」という名前をつけて売らせようということになります。
『孝行糖』は飴売りのお囃子が命。これが下手だととても聞くに堪えないものになります。
「孝行糖、孝行糖、孝行糖の本来は、うる(粳)の小米に寒ざらし、カヤー(榧)にギンナン(銀杏)、ニッキ(肉桂)にチョウジ(丁子)、昔、昔、唐土の、二十四孝のその中で、老莱子といえる人、親を大事にしようとて、こしらえ上げたる孝行糖。食べてごらん、おいしいよ、また売れた、うれしいね、チャンチキチン、スケテンテン…」
金馬の囃子は実に陽気で、聞いていて楽しくなります。短い話なのですが、トリでやる場合は物売りの声色々というネタで長くします。
ちなみに、こぶ平(このところ彼の話題が多いですが)が受けた真打ち試験の時、やった落語が孝行糖だったそうで。彼の孝行糖、寄席で聞いたような記憶もあります。
西武ライオンズ・リーグ優勝!
こんな面白いゲームを流さない民放の愚かさです。 シーソー・ゲーム、はらはらさせられましたが、めでたくリーグ優勝を決めました。 U先輩、ライオンズファン同士、ともに喜び合いましょう。
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