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2004/10/31(日)
漫画三点
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おれはキャプテン!(5) コージィ城倉
第9ブロック優勝候補筆頭の強豪・千船中を観戦したカズマサは、千船中の二つの弱点を指摘して、それに対応した特訓を始めます。 弱点の一つはエース蝦名の極端な立ち上がりの悪さ。序盤により多くの得点をするため、カズマサは部員たちにこれまでの三倍の打撃練習を要求します。 もう一つは、千船の打線がアンダースローの投手に弱いこと。そこでカズマサはこれまでオーバースローだった二人の投手にアンダースローへの転向を命じます。 決勝までの3試合で実戦練習をしつつ、決勝に勝ち上がり、ついに千船中と対決することになった狛駒中。果たして作戦はうまくいくのでしょうか。
KATU(14) あだち充
インターハイでの直接対決が叶わなかった活樹と岬。しかも香月と岬は急接近!? なんと岬が香月の父親のジムに入会しちゃった! 三人の関係が微妙に変化…青春!! ボンクシング・ストーリー!!
ベテラン・あだち充は作品をどういう方向に持っていこうとしているのでしょうか。読者の想像の裏をかこうとしているのか、行き当たりばったりで話を考えているのか。主人公の活樹はライバル岬とのスパーリングに勝ってしまうし、ヒロイン香月は活樹への想いを口にしてしまうし、当初出ていたライバルはまったく出てこなくなってしまうし。 すでに14巻目、これで今後どうやって話を盛り上げていくつもりなのか、非常に不安です。
ギャラリー・フェイク(31) 細野不二彦
社会問題・実際の事件をネタにするのが多いこの漫画、今回も9.11テロやドメスティクバイオレンス、少女売春、アボリジニー差別などを扱っています。 それらに絡めて扱う美術品は、火打ち石式ピストル、ドガ、トンボ玉、フラコン・ド・セルなどです。よくもまぁ、これだけいろいろよく話を考えつくものですね。感心します。 気に入った話は『端皿』という端皿コレクターのプロ野球コーチと最下位球団の話。そのコーチはセットで買えば高値のする品の、一枚かけたり破損したりしているものを集める端皿コレクター。そのやり方を選手獲得法にも行うという筋です。
足は速いが守備がザルという外野手。肩が弱くて盗塁を刺せない捕手。集中力を高めるのが下手で花が咲かない打者。三人とも球団の端皿として放出された選手たち。それをいかにコーチは有効活用していくのでしょうか?
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