ロバの耳
最新月全表示|携帯へURLを送る(i-modevodafoneEZweb

2004年10月
前の月 次の月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
最新の絵日記ダイジェスト
2006/08/15 夏休みV
2006/08/14 お盆
2006/08/09 おとぎばなし
2006/07/30 殺しの儀式
2006/07/28 大雨と長靴

直接移動: 20068 7 6 5 4 3 2 1 月  200512 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 月  200412 11 10 9 8 7 6 月 

2004/10/31(日) 漫画三点
 おれはキャプテン!(5) コージィ城倉

 第9ブロック優勝候補筆頭の強豪・千船中を観戦したカズマサは、千船中の二つの弱点を指摘して、それに対応した特訓を始めます。
 弱点の一つはエース蝦名の極端な立ち上がりの悪さ。序盤により多くの得点をするため、カズマサは部員たちにこれまでの三倍の打撃練習を要求します。
 もう一つは、千船の打線がアンダースローの投手に弱いこと。そこでカズマサはこれまでオーバースローだった二人の投手にアンダースローへの転向を命じます。
 決勝までの3試合で実戦練習をしつつ、決勝に勝ち上がり、ついに千船中と対決することになった狛駒中。果たして作戦はうまくいくのでしょうか。

 KATU(14) あだち充

 インターハイでの直接対決が叶わなかった活樹と岬。しかも香月と岬は急接近!? なんと岬が香月の父親のジムに入会しちゃった! 三人の関係が微妙に変化…青春!! ボンクシング・ストーリー!!

 ベテラン・あだち充は作品をどういう方向に持っていこうとしているのでしょうか。読者の想像の裏をかこうとしているのか、行き当たりばったりで話を考えているのか。主人公の活樹はライバル岬とのスパーリングに勝ってしまうし、ヒロイン香月は活樹への想いを口にしてしまうし、当初出ていたライバルはまったく出てこなくなってしまうし。
 すでに14巻目、これで今後どうやって話を盛り上げていくつもりなのか、非常に不安です。

 ギャラリー・フェイク(31) 細野不二彦

 社会問題・実際の事件をネタにするのが多いこの漫画、今回も9.11テロやドメスティクバイオレンス、少女売春、アボリジニー差別などを扱っています。
 それらに絡めて扱う美術品は、火打ち石式ピストル、ドガ、トンボ玉、フラコン・ド・セルなどです。よくもまぁ、これだけいろいろよく話を考えつくものですね。感心します。
 気に入った話は『端皿』という端皿コレクターのプロ野球コーチと最下位球団の話。そのコーチはセットで買えば高値のする品の、一枚かけたり破損したりしているものを集める端皿コレクター。そのやり方を選手獲得法にも行うという筋です。

 足は速いが守備がザルという外野手。肩が弱くて盗塁を刺せない捕手。集中力を高めるのが下手で花が咲かない打者。三人とも球団の端皿として放出された選手たち。それをいかにコーチは有効活用していくのでしょうか?

2004/10/30(土) Y子さんと貴子さん
 昨日お伝えした新潟のY子さんですが、身内ならではの貴子さんのお話を聞かせていただきました。

 貴子さんはY子さんの五才上。母親同士がご姉妹で、小さな頃から交友関係の広い貴子さんにはあちこち遊びに連れて行ったもらったそうです。
 今回被災されて連絡がつかなくなった時も、Y子さんは「彼女のことだから、帰宅途中にきっとあちこち寄ってるんだろう」と軽く考えていたそうです。探されていたご家族の方は各避難所に所在確認をしつつも、「ひょっとしたらあの土砂の下に・・・」と早くから考えたりもしていたとのことでした。

 奇蹟的に助かった優太くんに関してですが、彼が車外にいたのはとても不思議ですよね。Y子さんの話によると、貴子さんは普段からチャイルドシートは使用せず、後部座席に毛布を敷いて子供たちを自由に遊ばせていたのだそうです。どういう具合で外に出たのかは謎ですが、今回はそれが幸いしたのではないか、ということでした。

 貴子さんの実家では、発見から死亡確認まではやはりお母さんが相当な憔悴ぶりだったらしいです。でも、お通夜の席では「これからは一児の母になるんだから」と気丈な発言をしていたそうでした。

 貴子さんと真優ちゃんは親子で「冬ソナ」のファンだったそうで、Y子さんが遊びに行くと、真優ちゃんから役者さんの名前を列挙されたりしたそうです。それに対してY子さんは、「おばさん、ちょっとわかんないなー」と応えていたそうです。私にも幼い甥がいるので、なんだかとっても身近でリアルなお話です。
 貴子さんは「冬ソナ」のファンの方々ともネットでの交流があり、その関係でヨン様の事務所にも話が伝わり、お通夜にはお悔やみが寄せられていたそうです。

 お通夜の席には報道陣が詰めかけていたそうで、異様な感じだったそうです。あとで家に戻ってテレビに写されている風景を、Y子さんはとっても不思議な感覚で眺めたとか。
 貴子さんを失った悲しみは、遺影と遺骸とを見た時はどっと押し寄せてきたのだそうですが、今は実感も湧かず、信じられないというところ。

 現在、大学時代の友人として関係者各位に連絡を回しているところですが、彼女への支援を快諾してくださっている方々にとても感謝しております。災害はまだ現在進行形ですので、これからまだどういう展開になるかもわかりませんが、ぜひご協力お願いします。

2004/10/29(金) M(旧姓I)Y子さんの安否
 新潟県堀之内町に住む、Y子さんですが、本日連絡が取れました。
 旦那さん、お子さん、またご実家の皆さん、無事だったそうです。ただ、現在は家の壁の方に多少ひびの入っている状態で、車庫のほうに寝泊まりしているそうです。そこに被災した親族の方が二、三家族同居しているとのこと、大変ですね。

 驚いたのは、ずっとニュースでやっていた行方不明の親子3人、奇蹟の生還を果たした男の子と死亡が確認された母子ですが、亡くなった皆川貴子さんは彼女の従姉妹なのだそうです。私に連絡をくれた時も、通夜に出席した直後とのことでした。
 Y子さんは貴子さんと幼い頃よりずいぶんと親しくしていたそうで、今も彼女より借りているビデオがあるほど。子供も同じくらいの年だったので、良く一緒に遊ばせていたそうです。

 電話口でのご本人は、天性の明るさかとっても元気でしたが、まだ実感が湧いていないだけなのかもしれません。

 とりあえず、あちらが大変な状態であるのは間違いないことで、微量ながら力になりたいと考えています。

2004/10/28(木) NHKアニメ『サヴァイブ』最終回
 毎週楽しみにして、欠かさずに見ていた唯一のアニメーション『サヴァイブ』が最終回を迎えました。
 SF版「十五少年漂流記」という感じの物語。ご都合主義な点、ある種のワンパターンさなど、うるさがたにはつっこみどころの多々ある稚拙な話ということになるのかもしれませんが、逆に言えばエンターテイメントの王道というか、ツボを押さえた良い作品だったと思います。
 また楽しみが一つ減りました。

2004/10/27(水) 中国国宝展・・・見たい
 東京国立博物館で開催中の中国国宝展。
 中でもその目玉である玉衣のことが、今朝の朝日新聞に紹介されていました。

 玉衣というのは玉で作られた装飾具のこと。玉とは一種の宝石で、古代中国人にとっては黄金以上の価値がある物もありました。完璧≠フ語源となった「和氏の璧」などは、秦王が十五の城と交換して欲しいとねだったほどのものだったそうです。それが全身を覆うほどに金の糸でつながれているというのですから、その価値は想像を絶するほどのものがあります。
 また、玉は持ち主の行いや心持ちによって色を変えるとも言われているそうで、神的パワーを秘めたお守り的な意味合いもありました。ですから、死者への装飾品として玉衣などが作られたのですね。

 今回の展示の玉衣は、前漢の初代皇帝劉邦の甥か、その子が身にまとったものと言われているものです。
 劉邦の甥というのは、劉邦が楚の項羽を滅ぼした後、代わりに楚国を治めさせた弟・劉交の子・劉郢のこと。
 その劉郢の子・劉戊は、有名な「呉楚七国の乱」の起こした時の楚王で、最期は自殺してしまったので、ふさわしくないと見なす学者もいるようです。
 ただ、玉衣を纏っていた遺骨を調べると、三十代前半と若死になんだそうですね。だとすると、却って自殺をした劉戊の方が有力になったりして。

 最近の中国は遺跡発掘ブームで、世紀の発見が次々となされています。最近は、夏王朝の遺跡が見つかった?なんてニュースも飛びこんできていますね。きっと、これからもびっくりするような発見があることでしょう。実に楽しみです。

2004/10/26(火) 『道具屋』三代目 桂三木助
 名人と言われた三代目三木助の『道具屋』です。

 『道具屋』は落語のスタンダードナンバー。小咄がたくさん集まって作られた前座噺で、短くしたり長くしたりが自由に利き、時間調整にもってこいということで、重宝されているようです。

 何事も最初というのは肝心ですよね。
 自分の意志で行った最初の寄席、落語家の名前も知らずに入った上野鈴本のとりが、たまたま柳家花禄だったのは私にとっては大変な幸運でした。そこから落語にはまっていったのですから。
 逆に、この『道具屋』を初めて生で聴いたのが入船亭扇橋だったのは不幸だったかもしれません。
 扇橋の語りは私にはちょっとテンポが遅く、聴いていると眠くなってしまいます。そのせいで私はどうも『道具屋』というと、つまらない噺というイメージを持ってしまっているんですね。実際はくすぐりの多い楽しい噺なのですが。(同じ理由で『初天神』もどうもイメージが良くない。でも扇橋って、三木助の弟子だったはずなんですけれど)
 もっとも、『道具屋』のイメージが悪いのは、扇橋のせいばかりではないかもしれません。基本的には前座噺ですから、やっぱり前座や二つ目がやることが多い。それでつまらなく感じてしまう機会が多かったのかもしれません。(先日の小三治と歌丸の二人会でも前座で三三がやってましたし。これは割と聴けましたが)
 でも、さすが名人がやると違うんですね。しみじみ落語は噺家次第だと思いました。実に楽しませてもらいました。

 時に、この三代目の桂三木助の跡を継いだ四代目三木助は、三代目の長男でした。
 この方、数年前に自殺されてしまったんですよね。まだお若かったのに。死の直前は高座を無断で休むことがあったり、深酒や睡眠薬の使用もあったとか。先代名人にくらべられることがプレッシャーだったとも、同年代の成長に焦りを感じていたという話もあります。残されていた「私の力の無さを痛感する」というメモが、それを裏付けているのかもしれません。
 生前の高座を一度だけ見たことがあります。『湯屋番』でした。私は面白かったですけれどね。
 十代目鈴々舎馬風が『会長への道』で、三木助を成田離婚のネタにしていました。今はあの部分はカットしているのでしょうか。

2004/10/25(月) 『三人旅』五代目 柳家小さん
 お伊勢詣りに行くことになった三人の道中記です。昔は五十三次各宿場ごとの噺があったそうですが、今は箱根越えから小田原、そしていきなり京都の三つしか残っていません。

 本日の『三人旅』は三人の一人が足を痛めてぶつくさ言って、馬子に頼んで馬に乗せてもらい、小田原の宿に辿り着くという所まで。

 『三人旅』って、細かいくすぐりが多いですけれど、地味な話なんですよね。昔ののんびりした旅の風情を楽しむくらいの気持ちで聞くくらいがちょうど良いです。小さんはまさにそののんぴり風情にぴったり。下手すると、クスクス笑っているうちに寝ちゃいますけれどね。

 続きとなる小田原の宿では、夜伽をする飯盛り女≠めぐってのどたばたとなります。それは来週の月曜に放送するとのこと。以前にも小さんので一度聞きましたが、面白かったので楽しみです。

 ちなみに志ん生の『祇園祭』も東海道を仲間同士で旅をして、途中相方がなんだかんだとぶつくさ言って、辿り着いた京都で当地の人を相手に京都自慢対江戸自慢の口げんかをするという内容の噺。
 これは小さんののどかさとはある意味対照的に、全編笑いっぱなしの噺でして、特に志ん生の祭り囃子の口真似は絶品です。

 などと紹介してると聴きたくなりました。久しぶりに聴こうかな。

2004/10/24(日) 旅行計画
 十年以上かけて、友人Sとともに日本全県を巡る旅行をしてきましたが、次回の行く先が決まりました。
 九州の鹿児島、宮崎、熊本。来年の1月5日から5泊6日の予定です。
 この三県を回ると、残すは沖縄のみ。でもこれからSはなかなか時間がとれなくなりそうとのことで、二人の旅はこれが最期になるかもしれません。
 現地までの移動は飛行機、現地ではレンタカーを使うことにしました。
 鹿児島は市内、桜島、佐多岬、知覧、指宿、霧島。
 宮崎は高千穂、熊本は市内と、ひょっとしたら島原に渡るかもしれません。
 これに宿泊費を入れて、一人八万円ほど。
 Sの方はぽんと全額一括できるようですが、恥ずかしながら私の方はこれから作ります。

 

2004/10/23(土) 蔓工芸

 地震、凄かったですね。
 宮城もぐらぐら揺れました。
 小千谷といえば旧姓Iさん。
 彼女は無事でしょうか・・・。

 父に名刺を作ってくれと頼まれました。
 肩書きは「蔓工芸職人」だそうです。
 蔓工芸がどんなものか、名刺に入れるつもりで撮った画像をお見せします。
 欲しい方はお安くしておきますよ。(笑)

2004/10/22(金) 誘導員・危機一髪
 今朝、片側交互通行の現場に向かうため、国道を歩いていた時のことです。

 背後で突然、もの凄い激突音がして、仕事仲間が「危ない!」と叫びました。慌てて前方に逃げてから後ろを振り返ると、信じられないことに、ユニック車についているアームが、私の目の前を通過していったのです。
 音の正体はなんだったのかと確認すると、なんと「落石注意」の道路標識が根本からなぎたおされいるではありませんか。しかも上部の標識部分は柱の部分から外れて、五メートルほどはじきとばされています。
 ユニック車は、そのままアームをぐるぐると回転させながら私の横を通り過ぎ、スピードを落として停まりました。アームはまだユラユラと左右に揺れていて、対向車がその下を通過していきます。 

 どうやらそのユニック車、走行中にアームを固定していた部分が壊れて、S字カーブに入ったところで遠心力で振られ、アームが回転してしまったらしいのでした。
 アームの高さはちょうど生コン車の運転席くらい。この時もし大型車が通りかかっていたら、アームはフロントガラスを突き破り、大惨事になっていたでしょう。
 また、私がもう数秒遅れて歩いていたら。アームに釣られたクレーンが頭にぶつかるか、なぎ倒された標識に挟み込まれていたかもしれません。
 まさに、危機一髪というところでした。

 

10月絵日記の続き


 Copyright ©2003 FC2 Inc. All Rights Reserved.