Diary in 日高
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2008/05/05(月) 大好きな場所へ
あっという間に日高巡りも最終日。本当にここで過ごす一日は、日常の3倍くらいの速さで過ぎていく。今朝もおいしい朝食をホテルヒルズさんで頂いて(なんと同じレストランで梅沢富美○氏に遭遇!) 、従業員の皆さんに「またお待ちしています!」と見送られて、いつもいつも行きたくてしょうがない場所へ向かって出発。そこまでの道、この3日間で何度も通って見ていたお馬さん達に「秋にね!」と声をかけながら、少しでも早く大好きな彼に会いたい気持ちを抑えていた。

今日は今にも雨が降り出しそうなお天気。厚い雲に覆われて、青空は期待できなそうな感じがした。それでも平取が近付くに連れ、少しずつ太陽の光が差し込んで、青空がちらほら覗くようになった。いつものお花屋さんで黄色と緑の花束をお願いし、途中のお店でニンジンをゲット。緑の放牧地が目に入ると、この半年ずっと来たかった場所はすぐそこ。厚い雲がうそのようにその場所だけは光が差し込んで、「おかえり」と彼が待っていてくれたような気がした。お誕生日に合わせて送られたお花に囲まれて、大好きなスズちゃんはそこにいてくれた。今年は桜の花も一緒。緑とピンク、そして私からプレゼントの黄色のお花に見守られながら、スズちゃんに「ただいま!」の挨拶をした。

スズちゃんのそばに座って、どれくらいの間話していたんだろう。やっと☆と過ごせる時間が元に戻ったこと、☆と頑張っていること、スズちゃんが出会わせてくれた皆さんのこと、話したいことがいっぱいあふれてきた。話し終わって目をあけるとさーっと風が吹いて、桜の花びらがスズちゃんの所に舞ってきた。なんだかいろんなことに「よかったね」と言ってくれているような気がした。少しのぞく青空の下で、いつまでもそこにいたくて何度も同じことを繰り返していた。隣の放牧地では、大きくなった一歳っ子たちが元気に走っている。その中に一頭の栗毛さん…。スズちゃんがこうして走っている姿を見たかった。去年の秋に送っていただいたニシパの恋人のジュースを大切に飲みながら、ここに来られる日を待った。今度は11月1日。何があっても今年はその日に会いに来るからね。大好きな大好きなスズちゃん。何度もそう言って自然に流れる涙を止められずに、思いっきり手を振った。

それからNHPへ。ここで昼食と騎乗レッスンをすることに。残念なのは、時間がない時にお願いしていた体験乗馬がなくなっていたこと。今回のレッスンのお相手は初の「ベンティン」君。ちょっとマイペースで、でも安心して乗れるお馬さん。45分なんて、普段のレッスンの2倍(いつもいかに短期騎乗していないか…)だから、フラットワークだけでぜーぜー。インストラクターの方が集中的に脚の位置を見て下さって、いつもバタバタしてしまう脚を安定させるための練習方法を教えてくださった。鐙に立ってグラグラしない位置がベストな脚の場所と言われ、軽速歩の途中で一度立ってみるようにと指示された。確かにそれでお尻がドスンと落ちない位置にすると楽に乗れるし、脚もあまり動かない(^^)。その感覚をつかみながら、後半は駈歩の練習。すっと出してはくれるけれど、なかなか続かない(T_T)。こうしてみると、☆の駈歩が一番すんなりくる感じがする。☆は速くなることもあるけれど、最近はしっかり続けてくれるし、それに軽い。以前はそれが怖かったのに、今はベンティン君ののんびり駈歩が物足りないような…。でもこうして安定した駈歩で練習できることをさせてもらえるのはとてもありがたい。疲れはしたけれど、あっという間の45分。思い切りいい汗をかいてさっぱり。

NHPでしばらく遊んで、最後は社台SSへ。今回、最後にしたのはお仕事が終わってのんびり厩舎で過ごす皆さんにお会いしたかったから。電話をした時には「種付けの見学だけになるかもしれません」と言われていたけれど、しっかりおくつろぎ中の皆様にお会いすることができた。前日に息子さんが天皇賞を勝ったフレンチデピュティは堂々としたもの。愛嬌のある顔が「どうだい」と言っているよう(^^)。お隣のジャングルポケットも元気そうで、こちらに顔を出して挨拶をしてくれた。それからフジキセキ、アグネスタキオン、スペシャルウィーク、マンハッタンカフェなど錚々たるSS産駒の皆さんが過ごす厩舎へ。もう見ているだけで溜息。みんなピカピカで今でも現役のような輝き。すぐそばにいる皆さんに思わず触れたくなるのをぐっとこらえてじ~~っと見学(笑)。ゴールドアリュールには鼻水のプレゼントを頂いて、まるで汗のついたタオルをアイドルからもらったような気分に。ふと見ると馬房前でハーツクライがお手入れ中!なんと掃除機で全身をなでてもらってとっても気持ちよさそう。イメージではこんな音には思い切り反応しそうなのに、何とだま〜てお手入れされている。それでも時々、ちょっと悪さをするのか「こら!」という係の方の声が聞こえてなんとも微笑ましい限り。それから驚いたのが、ダイワメジャーの寝姿(・・)。なんでもこちらに来てからのメジャーは、「あの」現役時代が嘘のように優等生なのだとか。その寝姿は暴れん坊のイメージからは程遠い、お坊ちゃまのお寝むという感じだった。

大好きな☆のパパは、相変わらず本当にハンサム。ご飯中にお邪魔したけれど、そのお食事姿も気品にあふれていてカッコイイ。今でもものすごい人気だというのも頷ける。厩舎が暗めであまりいい写真は撮れなかったけれど、☆にも絶対見せてあげなくちゃ。それから私のアイドル、アドマイヤコジーンも白さが際立つ美しさ。女性ファンが多いのも納得。コジーンは食事の合間にちょっとだけ訪問者の相手をしてくれて、ますますファン度が↑。
最後はディープインパクト。ほんの30cm位のところでご飯を食べているディープに感激!でもこの体で、どこからあのパワーを出していたのか…。「ディープ」と声をかけるとほんの少し顔を上げてくれた♪

約一時間の見学をさせて頂き、心がいっぱいになって今回の旅行日程をすべて終了。また秋に、会いに来ます!

2008/05/04(日) 命の奇跡
今日は午前中Grasshopperさんにお邪魔して、のんびり外乗をさせていただく予定。久しぶりに山や川をお馬さんと行けるのはとっても楽しみ。もちろんいつものレッスンも楽しいけれど、お馬さんの背に揺られて常歩やちょっぴり速歩を入れながら、山を登り川を渡るのは日高ならでは。たいてい私のお相手はオセロ君が務めてくれるのだけれど(私が彼が大好きなのを知っていて、そうしてくださっているんだと思うなぁ^^)、Grasshopperさんに到着すると、上級組の皆さんが軽快に駈歩で外乗中。A先生がオセロ君に騎乗して先頭を走っていらして、待機しているお馬さんが二人。ということは、今回のお相手はこのお二人のうちのどちらか。

騎乗の準備をしていると、私のお相手を紹介してくださった。今回のパートナーは「キセキノサイクロン」ちゃん。そう、あの日高を襲った台風で、川に流されながら奇跡的に助かった子。道営競馬でデビューをして、引退後にここに来て去年お母さんになった彼女。その時は「近いうちに皆さんを乗せられるようになりますよ」と言われていたのに、その期待通りしっかり外乗デビューも果たしていた。

外乗前に少し馬場で肩慣らし。常歩でしっかり歩いて、それから速歩。さすがにまだ若く、しかも引退競走馬さんだけに速歩も軽快(^^;)。思わず腰が引けて、なんとか彼女について行きながらペースをつかむ。ちょっと不安になっている私に、案内をして下さるMさんが、「外に行くと本当に頼もしい、安定したパートナーですよ」と声をかけて下さった。その言葉を信じていざ出発。のんびり歩きながら、Grasshopper特製の外乗コースをまず山へ。初めて来た時には「こ・ここ行くの!?」と思ってしまったほどの急な登りや下りも、最近では「今度はどのコース?」と期待してしまうほど(笑)。そしてキセキちゃんは、Mさんの言葉通りに本当に真面目に私に付き合ってくれた。他の子たちが思いきり道草をしているのにも全く動じず、一生懸命に前に進む。かといって勝手に速くなることもなく、騎乗者の腕を知って、そのペースに合わせてくれているような感じ。急な下りもしっかり脚を踏ん張って、上手に降りてくれる。上りの時に勢いで速歩になるのもまた楽しくて、すっかりキセキちゃんに頼りながら山道を堪能した。それからMさんが川へ行くとおっしゃるので、みんなで道路を渡って新冠川へ。ふと「キセキちゃん、怖かったことを思い出したりしないのかな…」と心配になったけれど、それも全く無用のこと。キセキちゃんは、自ら川に入って、上手に流れをつかんで渡り切ってくれた。途中、川の水をおいしそうに飲んでいるのを見て、あの時の恐怖がもうキセキちゃんにないことを実感した。本当に奇跡的に助かった命。その命の温かさを川から流れる風と共に感じた瞬間は、なんとも言えない感動だった。

帰り際、ちょうどキセキちゃんの1歳になる女の子「キセキノヒカリ」ちゃんがいる放牧地の前を通過。お母さんの姿を見つけたヒカリちゃんは「おかあさ〜〜ん!」と呼んで近づいてきて、それに気づいたキセキちゃんも「ひかり〜!」と声を返す。それでもちゃんとお仕事中なのをわかっていて、その一声でヒカリちゃんの方に行こうとするでもなく、最後まで真面目なお仕事ぶりだった。正直、若い子に乗せていただくときは「大丈夫かなぁ」と思うことがある。キセキちゃんも速いだろうなという気持ちがあって、最初は緊張したけれど、今まで乗せていただいたどの子よりも安心できるパートナーだったような気がする。助かった命をここで大切にしていただいていることを彼女は知っているのかもしれない。だからこそ結構ハードな外乗コースを誰よりも真面目に乗せてくれるのではないのだろうか。ありがとう、キセキちゃん。今度もあなたとパートナーを組めたらいいな。

外乗が終わって、もう少し乗りたかった私はオセロ君に乗せていただくことに。広い草原をオセロと気持ちよく速歩。結構スピードはあったと思うけれど、こんな風にして走れるのはやっぱり気持ちいい(^^)。それにしてもあの小さかったオセロ君がこんなにたくましくなって私を乗せてくれるなんて…。毎回思うことだけれど、彼も生まれたときに大病をした子。キセキちゃんもオセロ君も助けられた命をここで一生懸命生きている。命の温かさを感じて、本当に自分もホットな気分になることができた時間。帰る前にキセキちゃんとオセロ君に思いっきりくっついて「秋にまたね!」と約束した。次に会うときはまた二人ともたくましく、そして大人になっているんだろうな。私も次はみんなと駈歩できるくらいになってなくちゃね!
Grasshopperさんを失礼して、午後は静内ウインズへ。その途中、反対方向はお花見に向かう車で長蛇の列。よりたかった馬具屋さんもあったのだけれど、とても入っていける状態ではないので断念。それにしても、これだけばっちり桜の時期に当たるとこんなに込んでいるんだと実感。桜の中に立つお馬さん達を見ることができてラッキーな旅になった。予定時間より20分は多くかかってようやくウインズに到着。早速、天皇賞の予想に入るも、隣近所から聞こえる声に耳がダンボ状態(笑)。さすがに馬産地のウインズはいろんな情報が入ってきて面白いけれど、決断が難しくなってしまう。とはいえ、この雰囲気を楽しみながらなんとか馬券は取りたいと、普段よりずっと頭を使った約1時間。ようやく買い目を決めて、大画面で地元民気分で観戦。やはりメインレース、場内の雰囲気もグッとボルテージが上がって気合いの入った声があちこちから。結果は…まあまあだけれど、楽しい時間を過ごすことができて幸せ(^^)。

今日の宿泊は大好きなホテルヒルズさん。毎回素敵な滞在をさせていただいている。今回は特に日程を決めるときにSさんにお世話になり、おかげで希望通りの日程を組むことができた。何と、夕食ではシェフ自らデザートを運んできて下さるサービス(・・)!いつもおいしいお料理を出して下さるシェフにお会いしてみたいと話していたところだったので、大感激の一日の終わりだった♪

2008/05/02(金) 待ちに待った
今年は4月の転勤でバタバタして、予約も何もまさにギリギリ間に合わせた感じの日高巡り。それでも出発が近づくに従って、仕事をしていても「早く行きたい!」という気持ちが心を占め(笑)、今日はほとんど日高モードだった私。

☆のお世話をしながら「お留守番させてごめんね」とベッタリしつつ、行ってきますをしてそのまま空港へ。予定通り機上の人となり無事千歳到着(^^)。

北海道は今までにない暑さ(^_^;)。明日からも好天に恵まれそうだし、またいろんな出会いを楽しみに旅行をスタートしよう!


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