Diary in 日高
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2007/11/03(土) 大好きな2つの場所で
いよいよ日高巡りスタートの日。昨日早めに寝付いたせいか、それとも嬉しさのせいか、4時には目が覚めた。早速天気予報をチェックすると雨か雪のマーク。お天気には勝てないなぁと思いながら、はやる気持ちで車に乗り込んで一路平取へ。

空は少し晴れ間は見えるものの、雲が広がっている。途中、いつもお花屋さんに黄色のお花をお願いして、ニンジンを買ってスズちゃんのもとへ。そして目に入ってきたのは、沢山の沢山のお花に囲まれた場所。雨が降ったからか、その場所を護るようにかけられたテントの中に、みんなの思いに包まれてスズちゃんが笑顔でいてくれたように思え、やっぱり涙が出た。見上げると空は青一色。さっきまでの雲が嘘のようだった。お花の中には永井氏らのものも。それから私が間に合うようにお送りしたお花とリンゴを見つけ、よかった届いていたんだとホッとした。置き場がないほどのお花を邪魔しないように持参したお花とリンゴをなんとか置いて、それからどのくらいスズちゃんと話しただろう。☆のこと、スズちゃんのおかげで出会えた方達のこと。そして誰よりもスズちゃんに出会えたこと。その間、ずっと包むように吹いていた優しい風。

ありがとうスズちゃん。青い空ときれいな紅葉の中でスズちゃんに会えて本当に嬉しかった。いつもいつも、気持ちがいいくらいの青空で待っていてくれて。こうしてスズちゃんに会いに来れること。それがどれだけ力になっているか。どうかこの場所で思い切り走っていてね。みんなを見守っていてね。そうそう、天皇賞は武さんの応援に行ったでしょ?早く3000勝できるといいね。

いつまでもそこにスズちゃんといたい気持ちを抑えて、最後にもう一度、スズちゃんにありがとうを告げた。そして車の中で、ちょっとスズちゃんと話している間に、武さんが偉業を成し遂げたことを知った。スズちゃんはきっとまた応援に行っていたんだろう。この大記録を達成した瞬間、スズちゃんと一緒だったことは一生忘れない。スズちゃん、本当にありがとう!

お昼をお気に入りのいずみ食堂さんでお腹いっぱい食べ、静内ウインズでショウナンタキオン君の馬券を買って、☆とタキオン君の故郷へ。奥様の優しい笑顔と離乳して一人立ちしたとねっこちゃん達が、元気に私たちを迎えてくれた。半年前より大きくなったかわいい子達。放牧地に入ると、興味津々で近づいて来てくれたフックラインママの子。顔中をぺろんされて幸せいっぱい。息をふっとかけるときゅ〜んと首を伸ばす仕草はまるで誰かさんそっくり(笑)。そう思っていたら奥様が「☆に似てませんか?」とおっしゃった。☆も当歳の頃、ご主人がタバコをふ〜っとすると同じようにしたらしい。それは今も同じ。☆のとねっこ時代に似ているというこの子と一杯遊んでもらって、なんだか離れがたくなってしまった。その中にはテイエムドラゴン君の弟君と、マーベラスブレイド君の妹さんも一緒。何でもこの妹さん、男の子の中にあっても結構なきつめレディーらしい(笑)。でもお兄ちゃんに似てきりっとした体つき。もしかしてあなたもユニオンから募集になったら、もちろん出資ね(^^)。

次にお邪魔したところでは、『続・コイウタ』を目指すレッツビギンママの子が。この子も5月に比べるとぐっと大きくなっている。奥様と「どんな名前に」と話しながらツーショット撮影。もしかしたら馬主さんより先かな?などと考えて、あの勝負服で走る時には絶対応援するからねと約束してきた。それにしてもどの子も可愛くってしょうがない。一人一人性格が違って、だま〜って見ている子。いたずらをしに来る子。ぴったりくっついて離れない子。み〜んな連れて帰りたくなる。最後の放牧地では、あのユウキャラットの子が待っていてくれた。2002年のオークスも、秋華賞も、エリ女も覚えている。ご縁があって☆のご実家にきたという彼女の子。この子がまためんこくって、だま〜ってくっついておでこにちゅ〜しても、お鼻を触っても全然平気。キングヘイローとの子だそうだから、名前は『ユウヘイロー』?う〜ん、でももっとかっこいい名前が似合いそう。男の子だからお母さんと同じオークスは走れないけれど、クラシック戦に出てきたら横断幕を持って応援に行かなくちゃね。一番目のファンを忘れないでね。そう言ってもう一度お鼻に挨拶をしてお別れした。

今回はとねっこちゃん達とたくさん遊ばせて頂いて心がポカポカ。帰る時、いつものお土産で☆の写真を差し上げた。下手な写真を嬉しそうに見て下さりながら、奥様がこうおっしゃった。「生まれてすぐダメだと思った子だけれど、こうしていてくれてとても嬉しい。」そして、この子が助かる大きな要因になったのが、『ホシウラナイ』という名前を決めてくださった2番目のお嬢さんだということをお聞きした。動物が苦手なお嬢さんが、一生懸命ミルクをあげてお世話をしてくれたのが☆。このお嬢さんの姿が、『☆の手術』という決断を導き出してくれたのだと。たくさんの皆様の思いを受けて助けられた命。それが☆なのだと改めて思った。誰一人の存在がなくても、私は☆に出会えていない。つまり今の私はいなかったのだ。

大好きな2つの場所で、また感謝の言葉が胸一杯になった。今の私を作ってくれた大切な存在。同じ日に、その存在を感じられる場所に来る事ができたのもきっと何かの運。この想いを忘れずに生きていきたい。


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