Diary in 日高
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2007/11/05(月) 旅の締めくくりに
ずっとずっと待ち焦がれて、指折り数えていた日高の旅も今日が最終日。今回はいつもと皆様のところにお邪魔する順番が違っていて、最終日に社台SSを訪問することになっている。インフルエンザのこともあって見学は無理かなと思っていたけれど、快く許可をしていただいて、また偉大なる皆さんに会えることになった(^^)。

ホテルヒルズさんでの温かいもてなしと美味しいお料理に感動し、「また5月に来ますので」と挨拶をしていざ安平町へ向けて出発。左右に広がる放牧地で草を食んでいる親子に手を振りながら、なんとなく寂しい気分になった。この風景とも半年お別れ。次に来る時には、また新しい命が元気に駈け回っていることだろう。1年の時の流れをここで見たいという夢が心に浮かんでくる。いつか必ず☆と一緒にここに来たいと強く思った。

約1時間で社台SSに到着。平日だと言うのに(そういう私もだけれど)、見学の人たちは結構いる。まずは一般公開されている皆さんにご挨拶。テイオーパパは相変わらずお気に入りの場所に立って、ずっと草を食べていらっしゃる。そのお姿までも美しいパパ。御用を足す場所もきちんと決まっていて、そのあとしばらく柵からお顔を出しているのもいつものこと。社台SSの最高齢になったパパ。いつまでもお元気でいらしてくださいね。ディープはずっと遠くで食べていたのに、見学者にサービスで近くまで寄ってきてくれた(^^)。今でも充分勝てそうなほどの筋肉とピカピカの馬体。見学の人たちがやっぱり1番集まるのは彼の前。はるか向こうに見えるクロフネやタキオンも、時々何かの音に気を取られるのか顔を上げてくれるものの、ほとんどは草とご対面状態(^^;)。なかなか写真は撮れなかったけれど、皆元気なのが1番。もうすぐ食べられなくなる青草を一杯食べてくださいね。

それから上の厩舎に移動し、そうそうたるメンバーにご対面。まずは今年もお仕事は...だったウォーエンブレムに面会。産駒が走っているだけに、お仕事をもう少し頑張ってくれたらと思ってしまう。次々とお邪魔する放牧地でのんびり過ごすのは、GI戦線で活躍した皆様ばかり。ネオユニヴァースはものすごく近くのところで草を食べていてくれて、思わず彼の匂いが伝わってくるほど。私もできる限り顔を近づけて、「ああ、これがネオネオの匂いなんだぁ」と感激。あれ、でもなんだか雰囲気が違うなぁと思っていたら、そうだ、無口をしていない!こんな姿の種牡馬さんたちを見れるなんてなかなかないこと。どうやら彼は「これじゃま!」と自分で取ってしまったらしい(笑)。

それから産駒が大活躍のダンスインザダーク、パパそっくりのマンハッタンカフェ、子供達が長距離戦で安定した成績を上げているホワイトマズリのところへ。この3名はいつも同じ場所で過ごしている。秋の日差しを浴びて、その姿のきれいなこと。本当にため息が出る。私が会いたい彼も、白い馬体に更に美しさが増して元気でいてくれた。アドマイヤコジーンは本当にファンサービスの精神が旺盛。ずっと草を食んでいても、訪問者がカメラを向けると必ずどこかでいいポーズを決めてくれる。今回も外を眺めるバッチリの写真をゲット♪お子さん達を応援してるからね〜。そしてハーツクライのところへ。彼もまたとっても近い場所まできてくれて、匂いを確認できるほど。う〜ん、ハーツの匂いってこんな感じなんだと感動。ずっと下を見ていたのに、ふいに柵から顔を出してくれて、いい表情を収めることができた。彼に会いに来る見学者もたくさんとのことだから、すっかりお仕事に馴染んでサービスポイントも心得たのかも(笑)。

スペシャルウィークのところはやはり係の方から「あまり近づかずにお願いします」(爆)。相変わらずの気の強さらしい。見るとものすごく短く刈られた鬣。お聞きすると、夏の間、鬣が長いとあせもをかくということで思い切りモヒカン刈りにされたらしい。これも現役時代には見られなかったウィークの姿。結構いけてますよ、ウィークさん♪その後リンカーンのところへ着いた時に、「うちで唯一GI勝ちのない種牡馬です」とのご紹介。言われてみれば、確かにGIでは勝ってない。でもね、リンカーンが戦って勝った相手は、今みんな同じところにいるんだもん。強い相手に頑張ったよね。今度は子供達の活躍で、ライバル達に差をつけようね。

最後にお邪魔したのはデュランダルの放牧地。こちらもまだ現役と言ってもいいくらいの素晴らしい馬体。あの切れ味はすごかったもんね。ゾクッとするような末脚で、どのくらいの人が興奮&感動したことか。放牧地の側にいた時にはなかなか顔を上げてくれなかったのに、そこを後にして、彼が見える坂を登って帰ろうとしたら、じーっとこちらを見てかっこいい立ち姿をご披露。思わず連写で撮りまくり。そして今回の見学も終了となった。南半球でお仕事中の皆さんには会えなかったけれど、今回も色んなお話をお聞きしながらあっという間の一時間。春にまたお仕事中の皆さまに会えるのを楽しみにしています!

そして旅の最後はノーザンホースパークへ。時間がないのにどうしても騎乗したくて、15分の体験レッスンに駆け込み。運良くすぐに乗ることができて、しかもお相手はバーズ君!!やっぱり乗りやすくて、下手な扶助でもすぐに反応してくれる優秀な彼。駈歩をしてもOKと言って下さったので、左右で駈歩を3周ずつ。少しスランプを脱出できたかな。最近また映画に出演したというバーズ君。吉永小百合さんも、年に一度は彼に会いにいらっしゃるほどバーズ君が大好きなんだそう。私もまた5月、今度はレッスンを受けに来るから、その時はまたお相手してね!

さてそろそろ空港へ。今回もたくさんの皆さんに会わせていただき、楽しい思い出がたくさんできた。ずっとここにいたいけれど、☆にお土産話をしに帰らなくっちゃ♪また☆と一緒に頑張って、仕事も何とか乗り切って5月に戻って来ま〜す!本当にありがとうございました!

2007/11/03(土) 大好きな2つの場所で
いよいよ日高巡りスタートの日。昨日早めに寝付いたせいか、それとも嬉しさのせいか、4時には目が覚めた。早速天気予報をチェックすると雨か雪のマーク。お天気には勝てないなぁと思いながら、はやる気持ちで車に乗り込んで一路平取へ。

空は少し晴れ間は見えるものの、雲が広がっている。途中、いつもお花屋さんに黄色のお花をお願いして、ニンジンを買ってスズちゃんのもとへ。そして目に入ってきたのは、沢山の沢山のお花に囲まれた場所。雨が降ったからか、その場所を護るようにかけられたテントの中に、みんなの思いに包まれてスズちゃんが笑顔でいてくれたように思え、やっぱり涙が出た。見上げると空は青一色。さっきまでの雲が嘘のようだった。お花の中には永井氏らのものも。それから私が間に合うようにお送りしたお花とリンゴを見つけ、よかった届いていたんだとホッとした。置き場がないほどのお花を邪魔しないように持参したお花とリンゴをなんとか置いて、それからどのくらいスズちゃんと話しただろう。☆のこと、スズちゃんのおかげで出会えた方達のこと。そして誰よりもスズちゃんに出会えたこと。その間、ずっと包むように吹いていた優しい風。

ありがとうスズちゃん。青い空ときれいな紅葉の中でスズちゃんに会えて本当に嬉しかった。いつもいつも、気持ちがいいくらいの青空で待っていてくれて。こうしてスズちゃんに会いに来れること。それがどれだけ力になっているか。どうかこの場所で思い切り走っていてね。みんなを見守っていてね。そうそう、天皇賞は武さんの応援に行ったでしょ?早く3000勝できるといいね。

いつまでもそこにスズちゃんといたい気持ちを抑えて、最後にもう一度、スズちゃんにありがとうを告げた。そして車の中で、ちょっとスズちゃんと話している間に、武さんが偉業を成し遂げたことを知った。スズちゃんはきっとまた応援に行っていたんだろう。この大記録を達成した瞬間、スズちゃんと一緒だったことは一生忘れない。スズちゃん、本当にありがとう!

お昼をお気に入りのいずみ食堂さんでお腹いっぱい食べ、静内ウインズでショウナンタキオン君の馬券を買って、☆とタキオン君の故郷へ。奥様の優しい笑顔と離乳して一人立ちしたとねっこちゃん達が、元気に私たちを迎えてくれた。半年前より大きくなったかわいい子達。放牧地に入ると、興味津々で近づいて来てくれたフックラインママの子。顔中をぺろんされて幸せいっぱい。息をふっとかけるときゅ〜んと首を伸ばす仕草はまるで誰かさんそっくり(笑)。そう思っていたら奥様が「☆に似てませんか?」とおっしゃった。☆も当歳の頃、ご主人がタバコをふ〜っとすると同じようにしたらしい。それは今も同じ。☆のとねっこ時代に似ているというこの子と一杯遊んでもらって、なんだか離れがたくなってしまった。その中にはテイエムドラゴン君の弟君と、マーベラスブレイド君の妹さんも一緒。何でもこの妹さん、男の子の中にあっても結構なきつめレディーらしい(笑)。でもお兄ちゃんに似てきりっとした体つき。もしかしてあなたもユニオンから募集になったら、もちろん出資ね(^^)。

次にお邪魔したところでは、『続・コイウタ』を目指すレッツビギンママの子が。この子も5月に比べるとぐっと大きくなっている。奥様と「どんな名前に」と話しながらツーショット撮影。もしかしたら馬主さんより先かな?などと考えて、あの勝負服で走る時には絶対応援するからねと約束してきた。それにしてもどの子も可愛くってしょうがない。一人一人性格が違って、だま〜って見ている子。いたずらをしに来る子。ぴったりくっついて離れない子。み〜んな連れて帰りたくなる。最後の放牧地では、あのユウキャラットの子が待っていてくれた。2002年のオークスも、秋華賞も、エリ女も覚えている。ご縁があって☆のご実家にきたという彼女の子。この子がまためんこくって、だま〜ってくっついておでこにちゅ〜しても、お鼻を触っても全然平気。キングヘイローとの子だそうだから、名前は『ユウヘイロー』?う〜ん、でももっとかっこいい名前が似合いそう。男の子だからお母さんと同じオークスは走れないけれど、クラシック戦に出てきたら横断幕を持って応援に行かなくちゃね。一番目のファンを忘れないでね。そう言ってもう一度お鼻に挨拶をしてお別れした。

今回はとねっこちゃん達とたくさん遊ばせて頂いて心がポカポカ。帰る時、いつものお土産で☆の写真を差し上げた。下手な写真を嬉しそうに見て下さりながら、奥様がこうおっしゃった。「生まれてすぐダメだと思った子だけれど、こうしていてくれてとても嬉しい。」そして、この子が助かる大きな要因になったのが、『ホシウラナイ』という名前を決めてくださった2番目のお嬢さんだということをお聞きした。動物が苦手なお嬢さんが、一生懸命ミルクをあげてお世話をしてくれたのが☆。このお嬢さんの姿が、『☆の手術』という決断を導き出してくれたのだと。たくさんの皆様の思いを受けて助けられた命。それが☆なのだと改めて思った。誰一人の存在がなくても、私は☆に出会えていない。つまり今の私はいなかったのだ。

大好きな2つの場所で、また感謝の言葉が胸一杯になった。今の私を作ってくれた大切な存在。同じ日に、その存在を感じられる場所に来る事ができたのもきっと何かの運。この想いを忘れずに生きていきたい。

2007/11/02(金) 晩秋の日高へ
札幌には初雪が降ったという今日。飛行機から降りて、さすがに寒いなと感じる気温だけれど、心は晴れ晴れ。明日から3日間の日高の旅がスタートする。転勤で今年は無理かと思ったけれど、予定通りまたここに来ることが出来た。

いつもは最終日に会いに行くスズちゃん。1日でも早く行きたくて、一番始めの訪問に決めた。予報では雨マークもあるけれど、たとえ雨でもスズちゃんに会えたら幸せ。

今回も大好きな皆さんと大切な時間を思い切り楽しんで来たい。いざ、晩秋の日高へ!


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