Diary in 日高
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2006/05/06(土) 青い空と温かな風
昨日は一日、ちょっとぐずぐずしたお天気だったけれど、今日はとってもいいお天気。天気予報なんか見なくてもわかる。彼に会いに行く日はいつもお天気。真っ青な空が「早くおいで」と言ってくれているようだった。お気に入りの宿泊地、ホテルヒルズを後にして一路平取へ。途中、いつものお花屋さんで黄色と緑の花束をお願いした。年二回登場する客を覚えていてくれるのか、最近は花束をお願いすると「カードをおつけしますか?」と聞いて下さる。可愛らしいカードを頂いて、車の中で「12回目のお誕生日おめでとう」とメッセージを書いた。

もう何度も通った道。義経神社を通り過ぎて、見えてくる緑の放牧地。その中でも一番きれいな緑の中に、今日も彼が立っていてくれたような気がした。地元から持っていったおリンゴと、花束・ニンジン・バナナのお土産をあげて、しばらく黙って目を閉じた。「スズちゃん、また会いに来たよ。いつもいつも☆や私のこと、お馬さん達みんなを見守ってくれてありがとう。たくさんの大切な出会いをありがとう。」そんなことを話しているうちになぜだか涙が流れてきた。悲しいからではなく、本当にそこにスズちゃんがいてくれるような優しい風。それを感じているだけで、心が温かくなって涙になったような気がする。目を開けると、きれいな一筋の光が見えて、そこににっこり笑っているスズちゃんが見えたような気がした。その光を見つめながらもう一つのお願いをした。「今日の東京9R、同じお家出身のスズカフェニックス君と私のスプスプが走るから、二人とも無事にお家に帰れるように見守っていてね。できたら二人で1・2着だったらいいな。」と。優しく吹いた風が「わかったよ」と言ってくれたように思えた。なぜかはわからないけれど、いつでもここは温かくて優しい。そしていつでもここに来ればスズちゃんに会えるような気がする。きっとここは、彼がずっと帰ってきたかった場所。そう思えてならない。12年前、ここで『サイレンススズカ』というお馬さんが生まれてきてくれたことを心から感謝した。そしてスズちゃんが巡り合わせてくれたお馬さん達と皆さんのことを心から感謝した。ずっとずっといたい場所。青い空と優しい風を全身に記憶させて、『ありがとう』をいっぱい伝えて大好きな場所にお別れを言った。またすぐに戻ってくるからね。今度はきっと秋。それまで待っててね、大好きなスズちゃん。

それからすぐ傍の義経神社に寄って、☆やお馬さん達皆さんの安全を願った。色々な調教師さんや騎手の方達、生産牧場さんから寄贈された安全祈願の旗が立てられていて、それぞれの皆さんのお気持ちが伝わってきた。愛馬の無事を祈る気持ちは皆同じ。馬協の皆さんへ『愛馬安全』のお守りを購入。どうか全馬、毎日無事に過ごせますように。

ここまで来ると、日高の旅も残りわずか(T_T)。来るまでは首を長〜くして待っているのに、日高で過ごす日々は本当にあっという間もないくらい。「もう帰る日なんて早すぎ!」と主人と二人、すでに次の旅行の日程の話し合い(笑)。こんなことなら、いっそ日高に☆と一緒にお引っ越し!と思ってしまう。そんな話をしながら、車は社台SSへ。4日にじっくり会えなかった皆さんにご挨拶。下の放牧地のテイオーパパ(何度お会いしてもお美しい…)、ゼンノロブロイ、ゴールドアリュール、アドマイヤドン、キングカメハメハ、タニノギムレットは、多くのファンに見守られて悠々とお過ごし。さすが連休とあって、訪問している人たちの多いこと。写真を撮りながら、何と豪華メンバーなのと溜息が出てしまった。このお父さん達から生まれた子達はどんな活躍を見せてくれるのか。お忙しい時期だけに、身体に気を付けて過ごして下さいねと祈りながらスタリオンを後にした。

最後の訪問地はノーザンホースパーク。今回は、体験乗馬ではなく45分のレッスンを予約。体験乗馬も引き馬さんもお客さんが列をなしていて、お馬さん達のことを思うと何だか申し訳なくなってしまった。レッスンのお相手はイグサン君。栗毛の男の子で確かトロッター種。大人しい子だと聞いて安心して背中に乗せて頂いた。見て下さったインストラクターの方が本当に優しくわかりやすいご指導をして下さって、軽速歩の取り方や姿勢など、今まで何か違和感を覚えていた部分がすっきりできたように思えた。それから様子を見て「駈歩してみようか」という気持ちに。イグサン君を信じて、脚と鞭で「駈歩してね!」の指示。それにすかさず反応をしてくれて、すっと駈歩を出してくれた(^^)。ただ気を抜くとすぐ速歩に。インストラクターさんから「速歩になりそうな感じをとらえて、すぐに指示を出せる用意をして下さいね」とアドバイスを頂き、何度か挑戦。私の最大の欠点は手足が一緒に動くことと判明(^^;)。駈歩を保つために脚を入れると、同時に手綱が上がってしまってそれがブレーキになっているとのこと。そっか、だから☆に乗っているときも同じ事が起こるんだと納得。残り5分はそこを重点的に気を付けて自分なりに頑張れた。「最後は気合いも充分で良かったですよ」と言って頂いて、気がつけば汗がどっぷり(笑)。久しぶりにいい汗をかいて、自分でも収穫の多い練習だった。イグサン君にいっぱいお礼を言ってレッスン終了。そうそうこのレッスン中、ちょうどスプスプのレースがあって、クラブハウスで待っていた主人がTVで観戦。ちょうど駈歩の最中に、窓から主人の一本指が見えて大興奮。大好きな栗毛さんにお願いをして、栗毛さんでレッスン中に、私の栗毛君が優勝ってすごい偶然。そういう意味でも充実の45分間だった。

心地よい疲労を感じながら、いよいよ帰る準備(涙)。「もっといた〜い!」と叫びながら車を返却。本当に3泊4日が2時間くらいに思えるほど、楽しくて幸せな時間を過ごせた。さあ、後は次の旅行を楽しみに現実世界で頑張らなくちゃ(笑)。☆が笑顔で待っていてくれるのを信じて、うちへ帰ろう。日高の皆さま、今回も大変お世話になりました!


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