Diary in 日高
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2004/05/04(火) みんな元気で
2日目も朝から雨。宿泊先の優駿ビレッジAERUで朝食を食べながら、降り続く雨を恨めしそうに眺めたものの、せっかく来た日高を、雨ならば雨なりの楽しみ方をしようとその日の計画を練り直した。

10時にナイスネイチャたちに会いに渡辺牧場さんにお邪魔するまで、雨でも見学させていただけるところをピックアップし、まずはハルルララのお父さんニッポーテイオー、ダイユウサクとヒシマサルに会わせてもらう事にした。3人とも今はAERUで悠悠自適の生活中。厩舎にお邪魔すると、雨で外にいけないのが辛いのか、ニッポーテイオーはずっと戸の外を眺めていた。本当なら今ごろは、娘と揃っての生活をしている頃だったのにね。早くウララちゃんが帰ってこれるといいね。ダイユウサクとヒシマサルはいたって落ち着いていて、訪問客にも「よくきたな」という雰囲気で接してくれた。こんな名馬さんたちが手が届くくらい側にいる幸せ。雨のおかげでこんないいこともあるな、と気持ちが明るくなった。

AERUのみなさんにお別れし、JRA日高育成牧場さんへ。雨でも若駒さん達の練習はいつもと変わりなく行われていた。覆馬場を見学させてもらい、次々と走ってくるお馬さん達に感動。これから入厩の日を目指して練習を重ねていくのだろう。時々ラチにぶつかってしまうのではと思うほどよれて走ってくる子もいて、若い子達の調教がいかに大変かを目の当たりにした。本当にみんな無事にデビューしてほしい。

ちょうど約束の時間になり渡辺牧場さんへ。ネイチャたちもお部屋の中だった。厩舎に伺うと、そこにはチビちゃんと一緒のお母さん達。馬房の中で寄り添うようにお母さんに甘えているとねっこちゃんは本当にかわいい。疲れてすやすやお休み中の子も、お母さんのおっぱいを飲んでいる子もどの子もいとおしくなってしまう。ネイチャと同じ日に生まれた甥っ子ちゃんは、ちょっとお怪我でお休み中だったが、覗き込むと「だれ?」と顔をあげてくれた。ミユキママもコユキちゃんもみんな元気。ミユキママは相変わらずの美人さんで優しく迎えてくれた。コユキちゃんは、なかなかの豪傑らしく、今では放牧されている女の子達の中では2番目の地位だとか。確かに以前よりも顔つきがきりっとして、手をペロペロとなめてくれていた頃とはちょっと違う。そんなコユキちゃんをみて、彼女の愛らしさにほれ込んでいた主人はちょっと寂しそう(笑)。でも、これからママになるのだから、そのくらいの強さは自然と身についてくるものなのだろう。ミサイル君にもニンジンをあげ、ツーショットの記念写真。いつ見てもカッコよく、惚れ惚れするくらいのミサイル君。夏に会った時は蹄の具合が悪くてちょっと元気なさげだったが、今は目にも力が漲って、さぞかし元気に走り回っているのだろうと容易に想像できるほどだった。最後にネイチャのお部屋へ。実は今まではいつでも放牧地でのご対面だったので、ネイチャの馬房を訪問するのは初めて。ファンから送られたお守りやプレートが飾られて、しかもお誕生日に届いたお花までがネイチャの馬房を明るくしていた。ニンジン大好きなネイチャは、あげている私の手まで食べそうな勢いで、バケツいっぱいのニンジンをあっという間に平らげてしまった(^^;)。これには奥さまも苦笑い。記念撮影のために少しニンジンの補充をして頂いて(笑)、ネイチャの功績を伝えるボードを片手にはいチーズ。こんな風にネイチャと触れ合えるのもいいなと思った。

いつまでもお邪魔していたいくらい、温かく迎えてくださる渡辺牧場さん。ミユキママも、ミサイル君もネイチャもコユキちゃんも、たくさんのママたち&チビちゃんも、ずっと一緒にいたいくらいとても優しい。ご迷惑を承知でまた帰って来よう。秋にお邪魔する頃には、きっとコユキちゃんのお腹にも、可愛い赤ちゃんがいるのだろうな。今からもう楽しみである。

次は大好きなステイちゃんに会いにビッグレッドファームさんへ。さすがラフィアンと感じさせるような素晴らしい施設の中、ステイちゃんは悠々と過ごしていた。今でも走りそうなくらい、ピカピカの馬体で、かっこよすぎるくらいに凛として。少し訪問者に興味を持ったのか、近くまで寄ってきてくれて、じっとこちらを眺めていた。すかさず昨日鎌田スタッドさんで出会ったお子さん達のことを必死で伝えた。これからも元気で、どうかお父さんに似た根性のある子達に出会わせて下さい。そう願いながら、ビッグレッドファームさんを後にした。

この日の最後は、いつも外乗をさせていただくGrasshopperさんへ。この頃には青空が空一杯に広がっていた。念願が叶って、大好きなオセロ君とのデートができることになりワクワクだった。ただ、オセロ君、ハミを嫌うらしくハミのない頭勒をしている。「下りになると走りたがるので気をつけてくださいね。」というAさんのアドバイスにちょっと体が固くなる。それでもオセロ君はとてもよい子で、落ち着いて私を乗せてくれた。小さい頃は大病もしたオセロ君が、こんなに元気で大きくなって、小高い山まで私を乗せてくれたことだけで感動でいっぱいだった。もう一つの感動は、生まれて2週間目くらいのミニチュアホースの赤ちゃんとのご対面。もう、かわいいことこの上なし。本当に抱っこできるくらい小さくて、お母さんの後をぴょこぴょこついて歩く姿を見ただけで可愛さのあまりに涙が出そうなほど。何故だか私よりも主人の方が良いらしく、私が側に行くと逃げるのに(T_T)、主人のそばではじっとしている。さすがは女の子(爆)。どうしてこんなに赤ちゃん達は可愛いのだろう。無垢な命に触れて、なんだか自分の気持ちもクリーンになっていくような、そんな感じがする一日だった。


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