Diary in 日高
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2003/05/03(土) ファミリー大集合
一日目は、千歳から浦河を目指す。ナビ以上に道路に詳しくなった主人の運転で、第一の目的地ジョイフルステージのいるD牧場さんへ。初めて一口出資をした可愛い娘が、骨折引退をしてからお母さんになるためにこの牧場さんへ来たと知った時から、会いたくてたまらなかった。
牧場の方に案内されて行った放牧地には、すでにお腹に赤ちゃんがいるというお母さん達が5頭ほど放牧されていた。その中に、懐かしい鼻の先がサンデーパパ譲りの彼女が。
『ああ、やっと会えた』というなんともいえない安堵感が広がった。担当の方に伺うと、今年はジャングルポケットの仔がお腹にいるという。
来年の今ごろ、娘がとねっこちゃんと一緒にいる姿を想像するとにた〜っとなってしまう。娘は栗東に入る前、目名トレーニングセンターで出会ったときとは見違えるほど、瞳が大人っぽく、そしてたくましくなっていた。未勝利とはいえ13戦を必死に戦ったその経験と、これから母になるという事実が彼女を強くしているように思えた。
引退してからずっと会いたかった娘。いつまでも傍にいたかったけれど『また来るね』とだけ告げてお別れをした。あなたが元気にそして幸せそうに暮らしていてくれて本当によかった。

次に向かったのは、このHPでもお世話になっているCさんの大切な娘さんと、ステイちゃんとの間に生まれたとねっこちゃんに会える牧場さん。
初めてお会いするCさんは、本当に気さくで温かい方で、色々なことを教えていただきながら、1歳になる男の子達にも会わせていただき、周りを囲まれるという貴重な体験もさせていただいた。
ステイちゃんの栗毛の女の子は、生まれてまだ半月とは思えないほど堂々として、楽しそうにピョンピョン跳ねていた。どんな競走馬さんになるのだろうか。
お父さんに似て負けん気の強い子だろうか。それともお母さんのように美しくそして強い子だろうか。とにかく無事に大きくなってほしい。
夏にお邪魔できたら、きっともっとたくましくなっているのだろうね。

最後は渡辺牧場さん。
ミユキママ、ナイスネイチャ、セントミサイルを始めとして、今回はファミリーが大集合であった。それぞれのお仕事を終えて、生まれ故郷に戻ってきたお馬さん達。そこに安住の地を得たお馬さん達。そう思って見るからかもしれないが、みんな幸せそうな表情をしていた。
イグレットさんのHPで知ってはいたが、ネイチャの尻尾はカラスの攻撃にあって(笑)、しっかりと薄くなっていた。そのお尻を拝見して、笑っては失礼と思いながらもやっぱり吹き出してしてしまった。
いつもクールなミサイル君は、この日隣の放牧地に女の子がいたせいか、どうしてもそちらが気になる様子で、ちょっと入れ込み加減。ご主人が近くまで連れて来てくれたものの、気もそぞろで『早く行かせてくれよ〜』という声が聞こえてきそうだった。
ミユキママは相変わらず上品で優しいまま。でも、ニンジンを求めてずっと後をついてくる姿に、奥様が「ミユキのイメージが崩れるわよ」とおっしゃる場面も。
一頭一頭のいろいろなお話を伺いながら、時間のたつのも忘れて、温かい時間を過ごさせていただいた。去年の夏に出会ったとねっこちゃんも元気に大きくなっていた。もう少しで誰かの仔になって、デビューを目指すのかな。このままいつまでも元気でいてね。
それからご近所にホームステイ中のコユキちゃんにも会うことができた。TVで見るコユキちゃんは、そのレース振りから結構負けん気の強い子かな、と思っていた。
ところが実際に出会った彼女は、うちの☆も負けそうなくらい「のほほん」としていた。きっと、厳しいレースを終えてふるさとに戻った安堵感と、大切にして下さる皆さんに囲まれているからであろう。
ネイチャたちにニンジンをあげた手が美味しいのか、ずっとペロンとなめていた。あまりにその仕草が可愛くて、私もずっとなめられるままだった。馬房の前から離れるのが辛くなるくらい、可愛くておとなしい女の子だった。
ゆっくりと体を休めて、ミユキママに継ぐ素晴らしいお母さんになる準備をしてほしい。元気でね、コユキちゃん。

ずっとその空間にいたかったけれど、「またね」と言ってこの日の訪問を終えた。

(コユキちゃん by Suzu)


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