Diary in 日高
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2003/05/05(月) やっぱりお天気
最終日。いつも日高の最後の日は、決まって同じ場所へ行く。私の大好きな彼がいる場所。今まで何度も行っているけれど、この日は決まっていいお天気。今回も本当に優しい青空が広がっていた。新冠を出て、途中ニンジンとバナナを購入。平取に入ってから、いつものお花屋さんで黄色の花束をお願いした。

彼はたくさんのお花に囲まれていた。お誕生日と、奇しくも祥月命日になった1日に贈られたものだろう。今もこんなに彼を愛している人がいる。私も持っていったお花を渡して、それから10分くらい色々な話をした。
今回の旅行で会えた皆さんのこと、最近ちょっと乗馬でスランプ気味なこと、スズカドリーム君の青葉賞のこと。その間、ずっと優しい風が吹いていた。ああ、スズちゃんがいてくれるんだな、とそんな気がした。
ふと横を見ると、元気な若駒さんたちが放牧されていた。時々お互いにじゃれあいながら、それでもカメラを見つけると一人ずつ近寄って、しっかりとカメラ目線をくれた。
特に意識したつもりはなかったのに、その中の栗毛君を私は一番多く写していた。スズちゃんのすぐ傍で出会った栗毛君だから...。
ずっとずっとお話をしていたかったけれど、ご迷惑にならないように帰ることに。『また来るから...』と何度も言った。そしてできたらダービーはスズカドリーム君と一緒に走ってね、とお願いした。次に来る時にはスズカドリーム君の勝ったダービーの話をしたいな。

平取の次は、テイオーパパに会うため社台SSへ。相変わらずとてもかっこいい。放牧も終わりの時間帯だったためか、テイオーパパは同じ場所を行ったり来たりしながら『まだ帰れないの〜』とでも言っているようだった。
☆に見せるため、少しでもいい写真をと思ったが、この日はハンサムなお顔を上げてはくれるものの、すぐに別の方向を向いたりで、あまりかっこいい写真を撮ることができなかった。できることなら、下手な写真なんかでなく、本当にかっこいいパパに会わせてあげたいと思うほど、テイオーは素敵だった。
今回初めて会ったトップロードは、さすがに現役を引退したばかりで、今にも思い切り走り出しそうなほどピカピカしていた。ラッキーなことにトップロードの「ゴロン」を目撃。とっても気持ちよさそうだった。
3日にお邪魔したCさんのグレシャスママのお腹には、今トップロードの子がいる。来年の今頃は、Cさんご期待の栗毛のハンサム君(美人さん?)が生まれているんだろうな。

最後の最後は、ノーザンホースパークで乗馬レッスン。ここのお馬さん達はとても賢くて、私のようにスランプ気味の初心者には本当にありがたい練習相手である。今回はブラウン君という、NHPの中でも一番お利口さんだというトロッターのお馬さんだった。25分の練習時間が本当に短く感じ、少し自信を取り戻せたような気がした。
練習が終わって、帰りがけに厩舎をのぞくと、そこには「えっっ??」という名前があった。

『アドマイヤカイザー』

スズちゃんを担当していらした加茂さんがお世話なさっていたことから、ずっと応援してきた彼である。最近レースで彼を見ることはできなかったが、もう一度出走を目指して調整中だと聞いていただけに、いきなりの引退にはびっくりだった。
あまりの衝撃に乗馬の受付をしてくれたお兄さんのところに飛んで行き、いつ入厩したのかを教えて頂いた。4月7日に北海道に来たとのことだった。これからは障害馬を目指し、練習に励むことになるらしい。
レースでもう彼の姿を見ることができないのは残念だけれど、これからはここに寄る度に会うことができる。今回は立ち入り禁止区域での放牧中だったため会うことができなかったが、次に来た時には加茂さんや橋田厩舎のことを聞いてみたいと思う。

たくさんの出会いと思い出を胸に、『帰りたくな〜い!』と繰り返しながら飛行機へ。今度は8月。とねっこちゃんたちが少し大きくなり、お母さん達のお腹の中のちびちゃん達も元気に成長している頃にまた戻ってこよう。
それまで、私も☆と仲良く、大会デビューを目指して頑張らなくてはね。

2003/05/04(日) やっと会えました(^^)
今回の旅行を計画した時から、どうしても訪問したい牧場さんがあった。そしてそこに暮らすどうしても会いたいお馬さん。その夢がようやく叶うとあって、前の日から興奮で眠れなかった。
どうしてもお邪魔したかったホシウラナイが生まれたK牧場さん。そして、☆を産んでくれたユメウラナイママ。緊張で、ドキドキしていた私を優しい笑顔で迎えてくださったのは、☆を大切に育ててくださったお母さんだった。
ユメウラナイママがいる厩舎までの道、お母さんは☆が生まれたときから牧場さんを出るまでのお話をしてくださった。ママのおっぱいが足りなくて、お母さんがミルクをボールに入れて飲ませてくださったこと。自分で飲めるようになるまで『今日できるかな、明日はできるかな』と思いながらずっとお世話をしてくださったこと。ニコニコ笑うクセや、お母さんや担当してくれたお兄さんが来ると、すぐに寄ってきて甘えたこと。その光景が本当に目に浮かぶようだった。
どれだけ牧場の皆さんが、☆を大切に愛してくださっていたのかが痛いほどわかって、お話を聞きながら泣かないようにするので精一杯だった。

そしてユメウラナイママとのご対面。会った瞬間に出た言葉は『そっくり!』だった。
それまで私は☆はテイオーパパに似ていると思っていた。でも、ママは☆に瓜二つ。いや、☆がママに瓜二つ。おでこのちょこんとした星も、可愛らしい目も、このママから譲り受けたものだったのだ。
ママの傍には☆の妹にあたるかわいいとねっこちゃんが。きっと☆もこんな風にしてママと過ごしていたのだろうな、と想像した。
せっかく会いに来たのだからと、わざわざママととねっこちゃんを馬房から出して写真を撮らせてくださった。その時、ママが私の方に顔を向けてくれたが、その仕草までが☆にそっくりだった。
『☆も同じようにお顔を寄せてくれるのよ。』そう話しかけると、ママはふっと息を吹きかけてくれた。とても優しい風が私の耳に届いた。

本当に会えて嬉しかった。ここで命をもらい、ホシウラナイという名前をもらい、皆さんからたくさんの愛情をもらって育った☆。
私はひたすら「ありがとうございました」ということしかできなかった。こんなに大切な命を私に預けてくださって、本当にありがとうございましたと。
その分私は本当に頑張って☆を幸せにしなければと改めて思った。

2003/05/03(土) ファミリー大集合
一日目は、千歳から浦河を目指す。ナビ以上に道路に詳しくなった主人の運転で、第一の目的地ジョイフルステージのいるD牧場さんへ。初めて一口出資をした可愛い娘が、骨折引退をしてからお母さんになるためにこの牧場さんへ来たと知った時から、会いたくてたまらなかった。
牧場の方に案内されて行った放牧地には、すでにお腹に赤ちゃんがいるというお母さん達が5頭ほど放牧されていた。その中に、懐かしい鼻の先がサンデーパパ譲りの彼女が。
『ああ、やっと会えた』というなんともいえない安堵感が広がった。担当の方に伺うと、今年はジャングルポケットの仔がお腹にいるという。
来年の今ごろ、娘がとねっこちゃんと一緒にいる姿を想像するとにた〜っとなってしまう。娘は栗東に入る前、目名トレーニングセンターで出会ったときとは見違えるほど、瞳が大人っぽく、そしてたくましくなっていた。未勝利とはいえ13戦を必死に戦ったその経験と、これから母になるという事実が彼女を強くしているように思えた。
引退してからずっと会いたかった娘。いつまでも傍にいたかったけれど『また来るね』とだけ告げてお別れをした。あなたが元気にそして幸せそうに暮らしていてくれて本当によかった。

次に向かったのは、このHPでもお世話になっているCさんの大切な娘さんと、ステイちゃんとの間に生まれたとねっこちゃんに会える牧場さん。
初めてお会いするCさんは、本当に気さくで温かい方で、色々なことを教えていただきながら、1歳になる男の子達にも会わせていただき、周りを囲まれるという貴重な体験もさせていただいた。
ステイちゃんの栗毛の女の子は、生まれてまだ半月とは思えないほど堂々として、楽しそうにピョンピョン跳ねていた。どんな競走馬さんになるのだろうか。
お父さんに似て負けん気の強い子だろうか。それともお母さんのように美しくそして強い子だろうか。とにかく無事に大きくなってほしい。
夏にお邪魔できたら、きっともっとたくましくなっているのだろうね。

最後は渡辺牧場さん。
ミユキママ、ナイスネイチャ、セントミサイルを始めとして、今回はファミリーが大集合であった。それぞれのお仕事を終えて、生まれ故郷に戻ってきたお馬さん達。そこに安住の地を得たお馬さん達。そう思って見るからかもしれないが、みんな幸せそうな表情をしていた。
イグレットさんのHPで知ってはいたが、ネイチャの尻尾はカラスの攻撃にあって(笑)、しっかりと薄くなっていた。そのお尻を拝見して、笑っては失礼と思いながらもやっぱり吹き出してしてしまった。
いつもクールなミサイル君は、この日隣の放牧地に女の子がいたせいか、どうしてもそちらが気になる様子で、ちょっと入れ込み加減。ご主人が近くまで連れて来てくれたものの、気もそぞろで『早く行かせてくれよ〜』という声が聞こえてきそうだった。
ミユキママは相変わらず上品で優しいまま。でも、ニンジンを求めてずっと後をついてくる姿に、奥様が「ミユキのイメージが崩れるわよ」とおっしゃる場面も。
一頭一頭のいろいろなお話を伺いながら、時間のたつのも忘れて、温かい時間を過ごさせていただいた。去年の夏に出会ったとねっこちゃんも元気に大きくなっていた。もう少しで誰かの仔になって、デビューを目指すのかな。このままいつまでも元気でいてね。
それからご近所にホームステイ中のコユキちゃんにも会うことができた。TVで見るコユキちゃんは、そのレース振りから結構負けん気の強い子かな、と思っていた。
ところが実際に出会った彼女は、うちの☆も負けそうなくらい「のほほん」としていた。きっと、厳しいレースを終えてふるさとに戻った安堵感と、大切にして下さる皆さんに囲まれているからであろう。
ネイチャたちにニンジンをあげた手が美味しいのか、ずっとペロンとなめていた。あまりにその仕草が可愛くて、私もずっとなめられるままだった。馬房の前から離れるのが辛くなるくらい、可愛くておとなしい女の子だった。
ゆっくりと体を休めて、ミユキママに継ぐ素晴らしいお母さんになる準備をしてほしい。元気でね、コユキちゃん。

ずっとその空間にいたかったけれど、「またね」と言ってこの日の訪問を終えた。

(コユキちゃん by Suzu)

2003/05/02(金) いざ出発
仕事からまっすぐ空港へ。いよいよ日高へ行ける。そう思うと、仕事をしてもほとんど上の空だった。会いたいお馬さんたちはみな元気だろうか。生まれたばかりのとねっこちゃんたちは、元気に駈け回っているだろうか。とにかく一瞬でも早く、日高の大地を踏みしめたい。とりあえず、霧が出ると運休続出のあの空港が、晴れてくれることだけを祈っていた。帰ったら、今回の旅行について、じっくりとUPしたいと考えている。色々な出会いを楽しみに、いざ日高へ!


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