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2004/05/15(土)
コンピュータもミスします。(囲碁の例)
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◆下図は、あるインターネット碁会所での某アマ対局の終局図です。この計算結果の異常さは、誰の眼にも明らかでしょう。この対局当事者は、こんな判定結果でお互いに真に納得しているのでしょうか?この対局の実際の勝利者は白であるにもかかわらず、逆に黒が大差で勝利した計算結果(勝敗判定)になっています。将に勝敗逆転の《行司差違え!》もいいところですね。(^^)
◆一般人は、「コンピュータ判定」と聞くと無条件で有り難がり信を置きますが、その計算プログラムを作成するのは、不完全な人間であるということを忘れてはいけません。コンピュータに計算させるプログラムソフトが不完全であれば、コンピュータも正確!に「不完全な答え」を出してくれるという典型的な事例(証左)の一つが、これでしょう。皆さん、コンピュータに騙されてはいけません。ご用心、ご用心。(^^)
◆(蛇足)この種囲碁ソフトの原作者の名誉のために、一言付け加えておきます。数ある各種囲碁ソフトの開発は大変難しく、未だ開発途上の初期段階にあります。いずれのソフトでも、その自動計算結果は似たような不正確さを包含していますから、最終的には人間の手による修正作業と検証が必要です。現状では、最後まで手を抜かずに正確に終局手順を進めなかった「当事者の責任」でもあります。徒に、ソフトの不出来を非難するものではありませんので、誤解のなきようにお願いいたします。各種囲碁ソフトの今後一層の改良発展を願って止みません。(多謝)
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