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2004/04/26(月)
定期健診嫌い
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◆私は、定期健診嫌いである。別に理由があってのことではない。自分の健康を過信している訳でもなく、歳相応に身体の各所にガタも来ている。ただズボラなだけである。居住地の自治体が行う毎年の無料ないし一部低負担の定期健診も、かって一度も受けたことがない。
◆あるとき自治体から「なぜ受けないのか」と問い合わせがあったが、格別な理由もないから答えようがない。もっともらしい事由を付けるのも煩わしいから、正直にただ「面倒臭いから」と答えておいた。日夜真面目に市民の健康増進に腐心されている当局の皆さんには、甚だ申し訳なく思っている。
◆自分は定期健診不要論者ではない。むしろその必要性は是認している。人間は加齢と共に精神的、肉体的機能は衰えてくる。身体各所に、多少の病変的兆候を感じることも皆無ではない。別に肩肘を張って定期健診嫌いを看板にしているわけではないから、その気になればいつでも受けようとは思っている。ただ実行しないだけである。「困った人種だ」と自分でも思っている。
◆そんな私でも、不思議と歯科医院へは毎年のように歯の検診に定期的に通っている。虫歯の治療ではない。プラーク(歯垢)の除去のためである。普通は逆で、毎年身体の定期健診を真面目に受診する人でも、虫歯や歯周炎等の現実の病気に罹患しない限り、歯痛もないのに毎年定期的に歯科を受診する人は稀だろう。将に自分と他人とは逆である。
◆何故そうなるのであろうか。ただのヘソ曲がりか?とも自省してみたが、実はそうでもない。それなりの事由はあったのである。それは偏に「自覚症状」の有無である。
◆毎年歯科の定期検診に通っているからといって、私の歯が他人よりも良い健康状態にあるわけではない。総入れ歯ではないが、年齢並みに部分義歯も多く、歯肉も痩せてしまっている。このままでは、やがて総義歯の時代が遠からず訪れるだろう。この危機感がどうやら私を歯科医院へ駆り立てているようだ。
◆それに引き換え身体の健康状態の方は、これといった自覚症状がまだ余りない。自覚症状がなければ危機感も生まれない。どうもそれが定期健診をサボタージュさせる真の原因のようである。我ながら困ったものだ。(自戒)
◆あ、そうだ、自治体が主催する市民の定期健診には、どうして歯科が含まれていないのだろうか?歯の病気は「死に至る病」ではないと見ている所為か、それとも医師会の勢力関係の影響か。はてさてこれも不思議な事柄である。(^^)
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